毎日王冠 京都大賞典 予想

 70回 毎日王冠 G2 結果
 東京11R 1800(芝)

 天皇賞秋の前哨戦にG1馬・5頭が出走してきた。開幕週の絶好馬場で小頭数のため切れ味が要求される。

◎ダノンキングリー:皐月賞3着・ダービー2着。仕上がりの早いタイプで54キロの斤量は有利。

○アエロリット:昨年と同じく安田記念2着からの臨戦。開幕週の高速馬場は理想の条件。

▲インティチャンプ:安田記念制覇。春秋マイル王へ順調な仕上がり。

△ペルシアンナイト:前々走は大不利。前走は強敵相手に0.3差。適距離で巻き返し。

×ケイアイノーテック:NHKマイルCを制した思い出の舞台。好位で流れに乗れれば。

×モズアスコット:春よりも調整順調。乗り代わりで変わり身注意。

 ダノンキングリーは皐月賞3着・ダービー2着。ダービーは逃げた馬を射程圏に捕らえて完全に同馬の勝ちパターンだったが最後は同じ脚色になってしまった。2400は少し長かった印象。東京1800はアドマイヤマーズを差し切った条件。同馬の切れ味が活きる。古馬陣と比べても54キロはあきらかに有利。TVのインタビューでも戸崎騎手は自信がありそうな口ぶりだった。軽い切れ味が持ち味のディープインパクト産駒で直線半ばでは先頭に立つシーンが見られそう。

 アエロリットは去年のこのレースの勝ち馬。去年と同じく安田記念2着からの臨戦となる。モレイラ騎手だったのが津村騎手に変わるのは不安だが、開幕週の馬場は同馬にとっては絶好の条件。1800の距離も申し分ない。例年、毎日王冠は先行した馬が好走しているレースで、目標にされる不利を差し引いても同馬に流れが向く可能性が高い。

 安田記念を制覇したインディチャンプはここが秋始動戦となる。その安田記念では外枠の有力馬が軒並み大きな不利を受けていた。東京コースは2戦2勝。ステイゴールド産駒で気性が勝っていて休み明けを苦にしない。流れが速くなればしまいは確実に伸びてくるはず。距離については未知数だが、ここで好勝負をするようなら天皇賞・秋への参戦が見えてくる。

 ペルシアンナイトは皐月賞・大坂杯の2着はあるが、やはりベストは1600。それにくわえて前走の札幌記念は強敵が揃っていた。そこで0.3差の5着は好走の部類で評価を下げる必要はない。今回は短期免許のシュタルケ騎手が騎乗。最速の上がりを使うタイプではないため、ある程度ペースが流れてくれたほうが良い。

 他ではモズアスコットとケイアイノーテックのG1馬2頭。モズアスコットのマイラーズCは調整ミス、ケイアイノーテックはディープインパクト産駒で軽い馬場が得意なので一応注意。

 馬券はダノンキングリーの1着固定で2着にペルシアンナイトを選びました。

 54回 京都大賞典 G2 結果
 京都11R 2400(芝)

 ジャパンカップへと繋がる伝統のステップレース。こちらはG1馬がゼロのやや手薄なメンバー構成。天皇賞・春でフィエールマンとたたき合ったグローリーヴェイズが1番人気に推されている。

◎エタリオウ:父の生き写しのような勝ち味の遅さ。今週はヨコテンの大逃げ警報。

○エアウィンザー:距離微妙もG1でも通用の実力馬。京都1着2回2着3回で連対率100%。

▲ノーブルマーズ:待ち続けた念願の内枠。インで脚を溜めて。

△グローリーヴェイズ:G1で強敵相手に互角の追い比べ。この外枠がどうか。

×チェスナットコート:岩田騎手に乗り代わりで、このオッズは買える。

×アドマイヤジャスタ:ダービーはあきらかに調整ミス。G1でサートゥルナーリアの2着がある。

×ダンビュライト:大坂杯は外枠の不利がひびいた。休み明けでも。

 エタリオウは12戦していまだ1勝のみという勝ち味の遅さ。父のステイゴールドと似た戦績をたどっている。天皇賞春はデムーロが決め打ちして展開が不向き。宝塚記念は前残り馬場で追い込み不発と、ツキにも見放されてしまった。今回は引き続き横山典弘騎手が騎乗。こういう場合、ポツンか大逃げか奇策に打って出る可能性がある。スタミナには自信のある同馬だけに、もしかすると大逃げでは、と予測して本命。

 エアウィンザーは、金鯱賞3着・大坂杯5着と春は消化不良に終わった。金鯱賞で2着だったリスグラシューがその後、宝塚記念を勝利。大坂杯もインを通った馬が上位を占めていただけに内容は悪くない。キングカメハメハ産駒で2400は1ハロン距離が長く感じるが、折り合いに心配のないタイプなので直線は確実に伸びてくれそう。天皇賞・秋で待ちかまえているアーモンドアイ・サートゥルナーリアに挑戦状を叩きつけるためにも、ここで恥ずかしいレースはできない。

 ノーブルマーズは小倉記念で外を回りながらメールドグラースの3着。過去に宝塚記念で3着になったようにインでじっと我慢して直線にかけるレースが理想。今回は念願叶って1番枠を引く事ができた。デビュー以来、高倉騎手とのコンビはこれで36戦目。同馬の癖を知り尽くしている。確実にインで脚をためる競馬をしてくれるはず。

 グローリヴェイズは天皇賞・春でフィエールマンと直線叩きあった。休み明けは苦にしないタイプで、京都は日経新春杯勝ちがありベストの条件。脚をためて直線にかけるレースをするはず。問題はこの外枠。道中インに潜り込めないと脚を使わされて不発に終わるケースもありうる。

 他に岩田騎手に乗り変わるチェスナットコート、ダービーはあきらかに調整ミスだったアドマイヤジャスタ、京都記念勝ちのあるダンビュライト。
 とくにチェスナットコートはハーツクライ産駒で内枠を引いた上、単勝オッズが100倍を超えていて買っても損はないです。大穴で狙ってみても面白いかも。

 エタリオウ→アドマイヤジャスタの3連単です。他にエタリオウを2着、アドマイヤジャスタを3着の1着流しの3連単を買っています。

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