天皇賞(春) 過去10年

優勝馬

日付馬名S性齢騎手斤量馬番馬場状態通過順人気
220501タイトルホルダー牡4横山和生 58 16 01-01-012
210502ワールドプレミア牡5福永祐一 58 1 07-07-043
200503フィエールマン牡5ルメール 58 14 08-07-071
190428フィエールマン牡4ルメール 58 10 05-04-011
180429レインボーライン牡5岩田康誠 58 12 10-11-112
170430キタサンブラック牡5武豊 58 3 02-02-011
160501キタサンブラック牡4武豊 58 1 01-01-012
150503ゴールドシップ牡6横山典弘 58 1 14-03-042
140504フェノーメノ牡5蛯名正義 58 7 08-07-054
130428フェノーメノ牡4蛯名正義 58 6 07-03-022

伝統の長距離G1レース。1939年から一貫して京都(芝・外)3200mのコースで行われてきた。
近年は長距離が敬遠されレースの地位が低下しつつあるが、過去には多くの名馬が春の最大目標にしていた。

改修工事が終わって3年ぶりに京都競馬場で行われる。

人気別集計

人気 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
1番人気 3- 3- 0- 4/ 1030.0%60.0%60.0%7080
2番人気 5- 0- 1- 4/ 1050.0%50.0%60.0%262121
3番人気 1- 2- 1- 6/ 1010.0%30.0%40.0%52127
4番人気 1- 1- 4- 4/ 1010.0%20.0%60.0%115146
5番人気 0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%0.0%00
6番人気 0- 1- 1- 8/ 100.0%10.0%20.0%0186
7番人気 0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%10.0%063
8番人気 0- 0- 1- 9/ 100.0%0.0%10.0%063
9番人気 0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%0.0%00
10~人気 0- 2- 2- 73/ 770.0%2.6%5.2%055

1番人気は3勝2着3回で連対率は60%。古馬の長距離G1レースであることを考えるとイマイチ。
1番人気で勝利したのは20・19@フィエールマンと17@キタサンブラックで、どちらも菊花賞馬だった。

2番人気は5勝と勝ち星では1番人気を上回る。
勝ち馬は4番人気以内。連対馬の20頭中16頭が4番人気以内になっている一方で、二桁人気馬が4頭馬券になっており、およそ2年に1回は紐荒れになっている。

三連単の平均は9万円。16年には2着に13人気のカレンミロティックが入って24万円と荒れた。
最近は馬場の高速化が進んであまり荒れなくなった。

上位人気(想定)・・・タイトルホルダー、ジャスティンパレス、ボルドグフーシュ、アスクビクターモア

年齢別集計

年齢 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
4歳 4- 2- 4- 28/ 3810.5%15.8%26.3%4855
5歳 5- 4- 1- 41/ 519.8%17.6%19.6%5252
6歳 1- 3- 2- 33/ 392.6%10.3%15.4%1182
7歳 0- 0- 3- 17/ 200.0%0.0%15.0%0139
8歳 0- 1- 0- 12/ 130.0%7.7%7.7%0106

4歳と5歳が互角の成績。
4歳で勝利したのは、21@タイトルホルダー、19@フィエールマン、16@キタサンブラック、13@フェノーメノの4頭で3頭が菊花賞馬だった。
7歳以上は割引となるが、複勝回収値を見てわかるように穴候補として狙うのはあり。

牝馬は【0-0-1-9】。21@カレンブーケドールが3着に入った。基本的には消しでいい。

4・5歳・・・タイトルホルダー、ジャスティンパレス、ボルドグフーシュ、アスクビクターモア、マテンロウレオ、他

7歳以上・・・シルヴァーソニック、アフリカンゴールド、サンレイポケット、トーセンカンビーナ、ヒュミドール、メロディーレーン

牝馬・・・メロディーレーン

前走レース名別集計

前走レース名 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
日経賞G2 4- 2- 3-43/527.7%11.5%17.3%5376
阪神大賞G2 2- 4- 4-47/573.5%10.5%17.5%1860
大阪杯G1 1- 1- 0- 2/ 425.0%50.0%50.0%5562
産経大阪G2 1- 0- 0- 4/ 520.0%20.0%20.0%9034
アメリカG2 1- 0- 0- 1/ 250.0%50.0%50.0%14075
有馬記念G1 1- 0- 0- 0/ 1100.0%100.0%100.0%200130
ダイヤモHG3 0- 1- 1-16/180.0%5.6%11.1%049
京都記念G2 0- 1- 1- 5/ 70.0%14.3%28.6%0182
日経新春HG2 0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%100.0%0320
DWCG1 0- 0- 1- 1/ 20.0%0.0%50.0%0770
大阪―ハH 0- 0- 0- 4/ 40.0%0.0%0.0%00
中日新聞HG3 0- 0- 0- 3/ 30.0%0.0%0.0%00

連対馬の多くは年明けのG1orG2レースに出走していた。
例外は有馬記念から直行してきた20@フィエールマン。同馬は前年の勝ち馬で1番人気に支持されていた。

阪神大賞典・1着馬は【2-2-2-3】で連対率44%。
日経賞は、そこで1・2番人気だった馬が【4-1-2-9】。
大阪杯から勝利したのは16・17@キタサンブラックのみ。

阪神大賞典1着・・・ジャスティンパレス

日経賞で1・2人気・・・タイトルホルダー、アスクビクターモア

種牡馬別集計

種牡馬 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
ステイゴールド 4- 1- 1-11/1723.5%29.4%35.3%166148
ディープインパクト 3- 2- 2-20/2711.1%18.5%25.9%3763
ブラックタイド 2- 0- 0- 0/ 2100.0%100.0%100.0%335140
ドゥラメンテ 1- 0- 0- 0/ 1100.0%100.0%100.0%490180
ハーツクライ 0- 5- 2-16/230.0%21.7%30.4%0147
キズナ 0- 2- 0- 0/ 20.0%100.0%100.0%0135
ディープスカイ 0- 0- 1- 2/ 30.0%0.0%33.3%080
マーベラスサンデー 0- 0- 1- 1/ 20.0%0.0%50.0%0735
Cadeaux Genereux 0- 0- 1- 1/ 20.0%0.0%50.0%0770
リオンディーズ 0- 0- 1- 0/ 10.0%0.0%100.0%0260
トーセンホマレボシ 0- 0- 1- 0/ 10.0%0.0%100.0%0290
キングカメハメハ 0- 0- 0-16/160.0%0.0%0.0%00

ステイゴールド産駒が4勝。20@スティッフェリオが11人気で2着に入っているように人気薄でも侮れない。
産駒が少なくなってきたので、息子のオルフェーヴル産駒にも注目したい。
ハーツクライ産駒は2着止まりとなっているが、たびたび馬券になっているので一応警戒。

ステイゴールド産駒・・・アフリカンゴールド

オルフェーヴル産駒・・・シルヴァーソニック、ヒュミドール、アイアンバローズ、メロディーレーン

ハーツクライ産駒・・・マテンロウレオ

騎手別集計

騎手 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
ルメール 7- 2- 6- 9/2429.2%37.5%62.5%118110
武豊 4- 2- 4-23/3312.1%18.2%30.3%6186
横山典弘 4- 1- 2-18/2516.0%20.0%28.0%10698
和田竜二 3- 4- 1-25/339.1%21.2%24.2%105123
岩田望来 3- 0- 1-10/1421.4%21.4%28.6%12574
川田将雅 1- 3- 4-24/323.1%12.5%25.0%936
M.デム 1- 1- 1-17/205.0%10.0%15.0%2229
北村友一 1- 1- 1- 6/ 911.1%22.2%33.3%42182
横山武史 1- 1- 0- 7/ 911.1%22.2%22.2%8865
松山弘平 1- 0- 2-15/185.6%5.6%16.7%1140
横山和生 1- 0- 0- 9/1010.0%10.0%10.0%4918

過去10年、芝・3000m以上のレースでの騎手別成績。
(騎乗予定の騎手のみ抜粋)
長距離戦は仕掛けどころが難しく騎手の腕がモノを言う。
ルメール騎手が7勝をあげていて複勝率は62%と高い。

ルメール騎手・・・ジャスティンパレス

1・2着馬の長距離GⅠ実績

1着2着
22菊花賞1着天皇賞春2着・菊花賞4着
21菊花賞1着・有馬記念3着菊花賞4着
20菊花賞1着・天皇賞春1着菊花賞14着
19菊花賞1着菊花賞5着
18菊花賞2着JC1着・天皇賞春2着・有馬記念3着
17菊花賞1着・天皇賞春1着・他天皇賞春3着・JC3着
16菊花賞1着天皇賞春3着・宝塚記念2着
15菊花賞1着・有馬記念1着・他天皇賞春6着
14天皇賞春1着・ダービー2着菊花賞2着・天皇賞春3着・有馬記念2着
13ダービー2着・天皇賞(秋)2着菊花賞3着

過去10年の優勝馬で菊花賞に出走していなかったのは13・14と連覇したフェノーメノのみ。同馬は東京コースが得意という理由で菊花賞をパスして天皇賞(秋)に出走していた。

12年の勝ち馬で単勝159倍だったビートブラックも菊花賞3着だったのは有名な話。昨年も菊花賞馬のタイトルホルダーが勝利したように菊花賞馬がいるのなら黙って買っておいたほうがいい。

連対馬で菊花賞・天皇賞(春)の両方とも未出走だったのは上記のフェノーメノと、12@トーセンジョーダンの2頭だけ。最低でもどちらかの出走経験は欲しい。

菊花賞馬・・・タイトルホルダー、アスクビクターモア

脚質上り別集計

脚質上り 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
平地・逃げ 2- 0- 0- 9/ 1118.2%18.2%18.2%8531
平地・先行 4- 8- 6- 19/ 3710.8%32.4%48.6%44205
平地・中団 3- 2- 4- 66/ 754.0%6.7%12.0%2652
平地・後方 0- 0- 0- 40/ 400.0%0.0%0.0%00
平地・マクリ 1- 0- 0- 2/ 333.3%33.3%33.3%15386

逃げて勝利したのは22@タイトルホルダーと16@キタサンブラック。
前目でスムーズに折り合える先行タイプの馬が有利と見て間違いない。

先行タイプ・・・アスクビクターモア、ジャスティンパレス、ディープボンド、ブレークアップ、アフリカンゴールド、他

馬番別集計

馬番 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
1番 3- 1- 0- 6/1030.0%40.0%40.0%143124
2番 0- 0- 1- 9/100.0%0.0%10.0%061
3番 1- 1- 1- 7/1010.0%20.0%30.0%22170
4番 0- 0- 0-10/100.0%0.0%0.0%00
5番 0- 0- 1- 9/100.0%0.0%10.0%029
6番 1- 2- 1- 6/1010.0%30.0%40.0%62276
7番 1- 1- 1- 7/1010.0%20.0%30.0%11589
8番 0- 0- 3- 7/100.0%0.0%30.0%0111
9番 0- 0- 0-10/100.0%0.0%0.0%00
10番 1- 0- 0- 9/1010.0%10.0%10.0%2815
11番 0- 1- 0- 9/100.0%10.0%10.0%014
12番 1- 2- 0- 7/1010.0%30.0%30.0%6056
13番 0- 0- 1- 9/100.0%0.0%10.0%0154
14番 1- 1- 0- 7/ 911.1%22.2%22.2%2284
15番 0- 0- 1- 7/ 80.0%0.0%12.5%013
16番 1- 0- 0- 7/ 812.5%12.5%12.5%6122
17番 0- 0- 0- 8/ 80.0%0.0%0.0%00
18番 0- 1- 0- 3/ 40.0%25.0%25.0%030

阪神での代替開催を含む馬番別成績。
京都・外回りコースは最後の直線が長く、阪神よりも瞬発力が求められる。
基本的には内枠が有利だが、ダッシュ力のある先行タイプであれば外枠もそれほど不利ではない。
(他の馬が折り合いに専念するためポジションを取りやすい)

1~8番・・・発表待ち

まとめ

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今年は菊花賞馬が2頭出走。
過去に連覇を達成した馬は5頭(メジロマックイーン・テイエムオペラオー・フェノーメノ・キタサンブラック・フィエールマン)いて、順当に考えれば昨年の勝ち馬のタイトルホルダーが推奨馬になるのだが、今年は京都開催というのが若干の気がかり。同馬は菊花賞も阪神コースで、京都競馬場での出走経験がない。もし連覇を達成すれば阪神・京都で天皇賞(春)を制した史上初の馬ということになる。

逆転があるとすれば昨年の菊花賞馬・アスクビクターモアの可能性が高い。
最強ステイヤーといわれたメジロマックイーンの三連覇を阻んだのも、前年の菊花賞馬・ライスシャワーだった。
日経賞で9着と大敗したが、大雨の不良馬場によるものなのでノーカウントが可能。軽い芝での瞬発力が持ち味のディープインパクト産駒で、直線の長い京都競馬場に変わるのはプラスになるはず。

穴は阪神大賞典1着でルメール騎手が手綱を取るジャスティンパレス。
といっても同馬は当日2番人気になるだろう。
長距離G1での実績の項目を見てわかる通り、菊花賞で3着に敗れた馬が勝つのは稀。

もしどうしても大穴を狙いたいという場合には日経賞で3着に入ったディアスティマがワンチャンスあるかも。
前走日経賞3着で年齢も6歳、さらに昨年の天皇賞春に出走歴があり先行脚質。
今年の天皇賞春はタイトルホルダーvs4歳勢という部分にフォーカスされて、同馬は完全に盲点となるはず。
京都競馬場に変わって良馬場でおこなわれるのならタイトルホルダーとの差をつめてもおかしくない。

推奨タイトルホルダー
減点ありアスクビクターモア
ジャスティンパレス・ディアスティマ

追記:データは良馬場前提

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