【11R】 第164回天皇賞(秋)
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 芝2000m (B)
枠 | 番 | 印 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎 | 予想コメント |
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1 | 1 | ○ | コントレイル | 牡4 | 58 | 福永祐一 | 三冠馬が万全の仕上がり。ライバルはGアレグリア。 |
1 | 2 | 消 | カデナ | 牡7 | 58 | 田辺裕信 | この相手で追い込み一手では厳しい。 |
2 | 3 | 消 | モズベッロ | 牡5 | 58 | 池添謙一 | スタミナタイプで速い上がり勝負は不向き。 |
2 | 4 | ポタジェ | 牡4 | 58 | *川田将雅 | 毎日王冠ではG1馬に迫る3着も相手がさらに強化。 | |
3 | 5 | ▲ | エフフォーリア | 牡3 | 56 | 横山武史 | レベルの高い3歳世代の筆頭格。鞍上の勢いも魅力。 |
3 | 6 | △ | トーセンスーリヤ | 牡6 | 58 | 横山和生 | 先行力があり一角崩しの可能性。 |
4 | 7 | 消 | ワールドプレミア | 牡5 | 58 | *岩田康誠 | 一週前の併せ馬で遅れる。今回は見送りが妥当か。 |
4 | 8 | 消 | サンレイポケット | 牡6 | 58 | 鮫島克駿 | 6歳にしてG1初挑戦。 |
5 | 9 | ◎ | グランアレグリア | 牝5 | 56 | ルメール | G1・5勝のマイル女王が王道路線に参戦。距離問題なし。 |
B5 | 10 | × | カイザーミノル | 牡5 | 58 | 横山典弘 | ヨコノリがなにやら色気がある様子。 |
B6 | 11 | 消 | ムイトオブリガード | 牡7 | 58 | *柴田善臣 | 現状、頭打ちの状況で。 |
6 | 12 | × | ラストドラフト | 牡5 | 58 | 三浦皇成 | ないとは思うが二走目は走る傾向があり。 |
7 | 13 | ペルシアンナイト | 牡7 | 58 | *大野拓弥 | 東京はほとんど良績がなく不安が先走る。 | |
7 | 14 | × | カレンブーケドール | 牝5 | 56 | 戸崎圭太 | G1で通用の実力あるも、この外枠は不利。 |
8 | 15 | ヒシイグアス | 牡5 | 58 | 松山弘平 | 4連勝の勢いは認めるが、この相手だとやや見劣る。 | |
8 | 16 | 消 | ユーキャンスマイル | 牡6 | 58 | 藤岡佑介 | 万全だとしても大外枠では手が出ない。 |
G1・5勝のマイル女王グランアレグリアと昨年の三冠馬コントレイル、ハイレベルと噂の三歳馬の筆頭・エフフォーリアが激突。豪華メンバーによる最強馬決定戦! と言いたいところだが、実際は例年になく手薄なメンバー構成となった。現役最強馬のクロノジェネシスをはじめ、大阪杯で2頭を相手に勝利したレイパパレ、3歳のダービー馬シャフリヤール、安田記念を勝利したダノンキングリー、シュネルマイスターなど、故障もしていないのにここに出走してこなかった馬の方が豪華になっている。
グランアレグリアは1200と1600のG1を5勝。短距離では絶対的な能力を発揮している。初の2000メートルとなった大阪杯では4着に敗れたが、あれは不良馬場によるタフな馬場が響いた格好。超高速馬場の東京なら問題なくこなせる。安田記念は2着に敗れたが、初の中2週での連戦が敗因だろう。アーモンドアイもそうだったが、ノーザンファーム生産馬は外厩から戻った直後が一番勢いがあり、所属厩舎で調教をつけられていると能力が減退する不思議な現象が存在する。今回は外厩帰りであり体調については心配ない。喉の手術についても現場で見ている調教師が大丈夫といってるので大丈夫だろう。ルメール騎手は天皇賞・秋を3連覇中であり、近年とくに顕著な牝馬有利のデータからも、三強の中で唯一の牝馬である同馬がもっとも勝利に近い。
コントレイルは昨年、無敗での三冠制覇を達成。ジャパンカップではG1・9勝のアーモンドアイの後塵を拝した格好だが、2着を確保したところはさすがといえる。大阪杯の3着は不良馬場が敗因とはいえ、モズベッロに差されたのはいただけなかった。その後、宝塚記念を回避。ベストの条件であるここに照準を合わせてきた。調教では抜群の動きを披露。残り2戦、すべてを勝つつもりできている。1枠1番と最高の枠を引いた。スタートをきめれば連は外さないはず。
エフフォーリアは4戦4勝で皐月賞を制覇。日本ダービーは先に抜け出したところをシャフリヤールの強襲を受けてハナ差で涙を飲んだ。その後、三歳馬が古馬相手に続々と重賞を勝利。巷では今年の三歳世代はレベルが高いと評判になっている。皐月賞で2着だったタイトルホルダーが菊花賞を5馬身差で勝利するなど、その能力に疑いはない。メンバーを見たところ、これといった逃げ馬が見当たらず、スローペースが濃厚の組み合わせ。先行脚質の同馬にとっては展開の利がありそう。5番といい枠を引いた。
トーセンスーリヤは、G3を2勝。G1は昨年の宝塚記念・7着の一度切りだが、近走はレースぶりが安定している。とくに2走前の函館記念では56キロを背負って抜けだすと後続を3馬身突き放した。ここは相手が一気に強化されるが、ペースが予想以上に落ち着くことになれば状態の良さを生かして残り目があるかもしれない。新潟大賞典を勝利しており左回りも問題ない。
そのほか、重賞未勝利だがG1でも度々2着にないってるカレンブーケドール、横山典弘騎手がなにかと色気を持っているカイザーミノル、まずないとは思うが2走目は走る傾向のあるラストドラフトをあげる。
単勝 | 9 |
馬連 | 9-1・5・6・14 |
三連単 | 9→1・5・6・14→1・5・6・14・10・12 |
競馬の有名な格言で、『三強並び立たず』というのがある。昨年のJCでは思いっきり三強で決着したが、毎回ああはならない。競馬ファンのほとんどが上位三頭で決着すると思っているはずなので、グランアレグリアを1着固定で2着に変なのが突っ込んでくる馬券に賭けてみたい。
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