1月の中山開催が終了して、今週から東京競馬場でレースが開催されます。
例年2月はどのような馬が勝つのか芝コースの傾向を調べてみました。
JRA-VAN TARGET frontier JV 使用
過去3年(2017年1月~2019年2月) 東京競馬場・2月・芝コース。
なお、馬場状態は良・稍重に限定した。
全124レースが対象。(※データ集計に誤りがあったので修正)
人気
1番人気が勝率38%、連対率50%、複勝率63%と平均的な数字。
1~4番人気の複勝回収値がいずれも80円を超えているので、やや人気サイドの決着が多いと言える。
5番人気以下の勝率はガクンと下がっており、単勝・複勝回収値を見ても穴党には厳しい結果となっている。
騎手
騎手別成績では、ルメール騎手が23勝でトップ。勝率32%、複勝率は64%と信頼できる。じつに22勝は1・2番人気であげている。(1番人気18勝、2番人気4勝)
去年わずか2日間の騎乗だがO・マーフィー騎手の複勝率が驚異の100%! 勝率も55%と高い。
マーフィー騎手は今週までの騎乗なので、今年も要注目。
注意点としては、戸崎騎手が負傷中のため勝ち鞍がどの騎手に流れるか。デムーロ騎手が美浦に拠点を移したのでもしかしたら?
穴では大野騎手と吉田隼人騎手を推奨。人気馬にほとんど乗ることのない吉田隼人騎手だが、勝率は12%と横山典弘騎手と変わらない数値をあげている。
内田・石橋脩の2人は、単勝・複勝回収値ともに40円台と上位騎手にしては頼りない数値。柴田大知騎手は単勝回収値が7円。
厩舎
国枝厩舎が8勝でトップ。単勝回収値も200円とかなり高い。
関西だと音無厩舎が6戦4勝で単勝回収値が551円。
2位の堀厩舎は勝率18%と高いものの、単勝回収値は46円と低い。勝ち鞍は1・2番人気に限られているので、堀厩舎で3番人気以下の馬は疑ってかかったほうが良いだろう。
藤沢厩舎は勝ち鞍は5勝だが、複勝率48%と高い。ルメール騎手が乗っていると勝負気配。
穴だと4勝をあげている勢司厩舎に、萩原・高橋文・金成といった関東中堅厩舎が高い回収値を記録している。
馬番
東京・芝はイン有利が定説だが、その通りの結果が出ている。
おおむね1~9番が有利で、13番より外は勝率が低くなっている。
穴馬を探すなら内がベター。
ちなみに重賞で9番より外から勝った5頭はすべて1番人気だった。
脚質
逃げが勝率11%・単勝回収値138円と最も高い。
とくに2000メートルだと勝率30%と、距離が伸びるほど逃げが決まりやすくなる。
連対率では差のない先行だが、単勝回収値は41円と低い。
これは多くのファンが成績の安定している先行馬を選ぶためで、馬券を買うなら逃げか差し馬が良いというデータが出ている。
追い込みは決まりにくいので素直に敬遠したほうが良いだろう。
ちなみに重賞で逃げ切ったのは17年の東京新聞杯@ブラックスピネルのみになっている。
種牡馬
25勝でディープインパクト産駒がトップ。ただし単勝・複勝ともに回収値は70円台と高くはない。
4位のルーラーシップが勝率20%複勝率44%と高い数値を記録。単勝・複勝ともに回収値は100円を超えている。
狙い目は、ハーツクライ・ルーラーシップ・キングカメハメハ、ヴィクトワールピサの産駒。とくにヴィクトワールピサ産駒は単勝回収値が443円とずば抜けている。
逆に危険なのは、ステイゴールド産駒とキンシャサノキセキ産駒。ともに単勝回収値・複勝回収値と平均を大きく下回っている。
母父馬
瞬発力を要求されるコースということもあり、母父サンデーサイレンスがトップ。つづいてクロフネ。
なかでも母父フレンチデピュティが単勝・複勝回収値で好成績をあげている。6勝のうち4勝は牝馬なので、母父フレンチデピュティの牝馬を見つけたら買ってみると面白いかも。
キングカメハメハ・ダンスインザダーク・スペシャルウィークは成績が悪いので注意。
結論
馬券はやや人気サイド。
騎手ではO・マーフィー騎手に注目。
厩舎では国枝厩舎と音無厩舎。
おおむねイン有利。穴馬を探すのなら1~8番。
2000メートルの逃げ馬は勝率が30%と高い。
狙い目の種牡馬は、ハーツクライ・ルーラーシップ・キングカメハメハ・ヴィクトーワルピサ。
母父フレンチデピュティの牝馬を探す。
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