議長のいいわけ 札幌記念と北九州記念 2020

今週もはじまりました、議長のいいわけ部屋。

はあ……。

どうしたんですか、冒頭からため息をついたりして。

今週は見事に騙された。

もしかして高い壺を買わされたんですか?

壺の方がまだマシだった。
今日という今日は、札幌記念の石川騎手に言いたいことがある。

ああ、議長が本命にしてたブラックホールの騎手ですよね。

私は事前予想の段階でブラックホールは無印にする予定だった。
馬体も小さいし、瞬発力もないし、データ的にも実力的にも古馬との対戦は厳しいという見立てだったのだ。
毎週、枠順発表がされる金曜日にはブログにアップするところが、今週はたまたま忙しくて土曜日になってしまった。

土曜日になったのが、どんな関係があるんですか?

土曜日の競馬中継で、石川騎手がインタビューで自信満々に「状態はめちゃくちゃいい。かなり手応えがある」と答えているのを見て考えが変わってしまった。
あれを見せられたら、私のような心のキレイな人間は信じるなというのが無理な話だ。

微妙に引っかかる部分があるような。

なにを言っている。私の心は山奥でコンコンと湧き出ている伏流水よりもキレイだぞ。
そのままペットボトルに詰めて販売してもいいぐらいだ。

はいはい。とにかく今週もハズレたってことですね。

責任はすべて石川騎手にある。
私に反省するべき点があるとしたら、若手の言葉を鵜呑みにした愚かさだろうな。

勝ったのはノームコアでしたね。
議長の印は▲でした。

本来はノームコアが〇で、ラッキーライラックが◎の予定だった。
上位2頭はハービンジャー産駒で、札幌の洋芝が合っていたのだろう。
昨年の勝ち馬のブラストワンピースもハービンジャー産駒だ。

洋芝って初めて耳にしました。
普通の芝と何が違うんですか?

東京競馬場や京都競馬場の芝はいわゆる野芝という奴だな。日本の風土に合わせて品種改良された芝で、生育に手がかからないのと根付きが浅くて時計が出やすい特徴がある。
洋芝は欧州の競馬場などで使われている品種で根付きが深くて芝の密度が高い。見た目も青々としていて美しいが、欧州の涼しい気候に適応しているため日本の気候だと生育に手間ががかかる。
一般的に洋芝は、通常の野芝よりもタイムがかかってパワーがいるといわれている。
そのため非力なタイプだと瞬発力が削がれてしまう。

む、むずかしい……。とにかくパワーがいるってことですね。

だいたいそんなところだ。

1番人気のラッキーライラックが3着に負けたのも、その洋芝が関係してるってことですか?

ラッキーライラックの場合は目標にされたのが敗因だろうな。
人気を背負っていて、逃げ馬を捕まえに行かないといけない立場だったのも大きい。
まあ、目標は秋のエリザベス女王杯だから万全の仕上げという感じでもなかったのだろう。

へー、勉強になります。

地獄目にならなくて良かった。

地獄目?

馬連や馬単で2点に流していて、その相手同士で1・2着するという最悪のパターンだ。
札幌記念は9→6・1だったので、危うく1-6で決まるところだった。

前もありましたよね、そんなこと。

馬券を購入した後、冷静になって嫌な予感はしていた。

続いて、小倉競馬場であった北九州記念をお願いします。
議長の本命のアウィルアウェイは3着でした。

ハンデ戦の18頭立てで、本命馬が3着なら及第点だろう。
10番人気だったことを考慮したら褒めてほしいぐらいだ。

最後にすごい勢いで伸びていましたね。

もう少しペースが早くなると思っていたがな。

勝ったのはレッドアンシェルでした。

レッドアンシェルについては大失敗した。
今回からブリンカー着用だったのを見逃しってしまった。
レース後の福永騎手のコメントで知ったのだが、気づいていたら必ず印をつけていた。
この辺は、競馬新聞やスポーツ新聞などを購入していない弱点だな。

唯はモズスーパーフレアが逃げ切っちゃうのかと思いました。

内のラブカンプーが意地でもハナを切るかと思ったが、モズスーパーフレアの速力が2枚は上だったな。
さすがG1馬だけある。
目標は秋のスプリンターズステークスだから、ここは叩き台だろう。
+14キロと余裕残しの仕上げだったな。

ところで議長ってCBC賞でレッドアンシェルを本命にしてませんでしたか?

買うと来なくて、買わないと来る。
競馬のあるあるだな。

夏が終わるまでに当ててくださいよ、ほんと。

私は秋に本気を出すタイプだ。

クラスに1人はいた男子みたいないいわけですね。

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