議長の競馬評議会

夏の小倉競馬が開幕。オリンピック開催（延期）の影響で、今年の小倉記念は開幕週に組まれた。人気の中心はディープインパクト産駒のランブリングアレーとサトノルークスの２頭。それに昨年の小倉記念で３着だったノーブルマーズと、前走マーメイドＳで重賞初勝利をあげたサマーセントが続く。

札幌１１レースの古馬ダート重賞。前走のマリーンステークスで差して勝利したタイムフライヤーが連勝を狙う。対するは１年ぶりにレースに復帰、初めてのダート挑戦で２着と好走し、主戦の武豊騎手に戻ったエアスピネル。他にも一昨年の勝ち馬で昨年の２着馬のハイランドピーク、前走のアンタレスＳで重賞を制覇したウェスタールンドが人気を形成。

ユニコーンＳを無敗で圧勝したカフェファラオが、ジャパンダートダービーで単勝１．１倍に推されながらまさかの大敗。３歳ダート路線は一転して有力馬乱立の戦乱ムードとなった。実績では抜けた存在のデュードヴァンも絶対視までとはいかない。ＪＤＤ・５着で鳳雛Ｓを勝ったミヤジコクオウを筆頭に、芝路線からダートに転向していきなり勝利したラインベック、阪神１８００の２勝クラスを好タイムで勝利したライトウォーリアなど逆転を狙っている。

夏の札幌に牝馬重賞の常連組が集結。ヴィクトリアマイル組ｖｓ重賞連勝中のフェアリーポルカの構図だが、３勝クラスを勝ち上がったばかりのサムシングジャストも差はない。