阪神大賞典 スプリングS 反省会

阪神大賞典(Sペース)

ユーキャンスマイル・・・+12はいかにも休み明けといった作り。岩田騎手らしいインにこだわった騎乗が素晴らしい。直線では間を割って伸びてきた。天皇賞・春でも有力馬の一角になるだろう。

トーセンカンビーナ・・・キセキのせいで目立たなかったがこの馬も3馬身ほど出遅れた。他の馬が動いても後方でじっと構えてあえて仕掛けを遅らせる。直線では馬群を割るようにグイッと伸びた。馬体的にも3200も大丈夫だろう。

メイショウテンゲン・・・道中ではいつもより前目で折り合う。2着馬との差は外を回った分。自在性が出てきたのはプラス。

ムイトオブリガード・・・+18も好仕上がり。3番手のインでピタリと折り合う。直線では後続勢に差し込まれたが正攻法で勝ちに行くレースをした点は評価できる。

メロディーレーン・・・中団のインでレースを進める。直線ではしぶとく伸びて掲示板を確保した。やはり距離が伸びれば伸びるほどプラス。逆にいえば距離が短いと下級条件でも厳しいだろう。

タイセイトレイル・・・2番手でレースを進める。序盤は良かったがキセキが上がってきて一気に苦しくなった。

キセキ・・・ゴールドシップもびっくりの大出遅れ。そういえば父・ルーラーシップも年々出遅れが酷くなっていった。しかも、道中も終始力んで走っていた。最後は一杯一杯。G1馬の片鱗は見せたがこれでは次走も買えない。

ボスジラ・・・ゲートで首を上下して暴れていた。気性面を考えて距離は2400までだろう。

◎キセキのスタートが悪くなっていたのは周知の事実でしたが、まさかあんな大出遅れをするとは思いませんでした。スタート直後に倒れたファンが全国に大勢いたはず。ルーラーシップやゴールドシップみたいにどんどん出遅れが酷くなっていってるので、次走以降も買わないほうが良いと思います。というか、レースに出走してはいけないレベルです。

スプリングステークス(Sペース)

ガロアクリーク・・・ファルコニアが上がって行くのも冷静に見送り、ヴェルトライゼンデを目標にレースを進めると、直線では外を豪快に伸びた。-10と馬体が絞れたのとフジキセキ産駒で距離が短くなったのも大きかった。1800までだろう。ヒューイットソン騎手は初重賞制覇となった。

ヴェルトライゼンデ・・・休み明けを考えれば及第点だが、1勝馬に外からねじ伏せられたのはいただけない。ほぼ仕上がっていただけに皐月賞は厳しそう。

サクセッション・・・距離を意識してか後方からレースを進める。最後にはよく差を詰めてはいるが前走ほどの末脚は見られなかった。やはり1600がベストか。

ファルコニア・・・Sペースと判断してポジションを上げたのはわかるが、中途半端に脚を使って後続の良い目標になるだけだった。スタート直後に下げているのを含めてかなり下手な騎乗だった。

アオイクレアトール・・・先手を奪うと1000メートル63秒の超スローペースに落とす。頭の高い走法でダートが向いていそう。

◎ガロアクリークはBS11で解説者が調教を絶賛していました。東幹久が本命にしてて、あーって感じでしたが、見事勝ちました。フジキセキ産駒で皐月賞は厳しそうです。それにしてもM・デムーロ騎手の騎乗が酷かった。あれなら最初からポジションを取りにいけよって感じです。ディープインパクト産駒で脚は長く続かないのは誰でも知ってるのに。

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