【11R】 第65回有馬記念
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2500m 16頭立
着 | 印 | 馬 名 | 通過順位 | 結果コメント |
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1 | ○ | クロノジェネシス | 12-12-03-03 | +10キロも太くはなかった。中団後方でピタッと折り合う。向正面でポジションを徐々に上げると4コーナーでは先行勢を射程圏に入れて、3着馬を競り落とした。まるでG1を5勝ぐらいしているかのような横綱相撲。 |
2 | × | サラキア | 13-13-13-12 | スタート後、スッとポジションを下げる。勝負所で前の馬を避けるように外に振られる。あれがなければゴール前はもっときわどかったはず。 |
3 | ▲ | フィエールマン | 02-04-02-02 | ペースが遅くなると、じわっと先行ポジションへ。最終コーナーでは早くも先頭に立った。コース取りは完璧だが、クロノジェネシスの目標にされて競り落とされる。最後は勝ちに行った分、2着馬に差された。 |
4 | △ | ラッキーライラック | 09-09-07-05 | スタート直後は力んでいたがすぐにリラックスして走れていた。追い出されても前走ほど伸びなかったのは距離か。 |
5 | ワールドプレミア | 05-05-10-12 | 内でじっくり脚を溜める。3コーナーで競走中止をしたブラストワンピースを避けるためにポジションを下げたのが痛かった。 | |
5 | ◎ | カレンブーケドール | 08-05-03-03 | 内に入り込めず外々を走ってスタミナ不足が露呈。中山だと東京ほど走れない。 |
7 | ペルシアンナイト | 09-09-10-09 | 手綱を引っ張って後ろに下げる。最後はジリジリと伸びており距離は問題なかった。 | |
8 | クレッシェンドラヴ | 05-05-07-09 | 積極的にポジションを取って勝ちに行った。 | |
9 | 消 | オセアグレイト | 05-05-07-08 | 横山典弘騎手らしくない正攻法の競馬で古馬陣に食らいついた。 |
10 | × | ラヴズオンリーユー | 09-09-10-09 | 距離に不安があったのかスタート後にポジションを下げすぎた。 |
11 | 消 | ユーキャンスマイル | 15-14-16-15 | 後方をついて回っただけ。春の頃とは別の馬になっている。 |
12 | × | キセキ | 14-14-06-05 | 3馬身ほど出遅れる。3コーナーから強引にまくっていったが直線でガス欠。 |
13 | バビット | 01-01-01-01 | マイペースで逃げる。4コーナーで一杯になったが見せ場は作った。 | |
14 | オーソリティ | 02-02-03-05 | 逃げ馬を見るポジションで折り合っているように見えたが……。フィエールマンのルメール騎手は釣られた格好。 | |
15 | 消 | モズベッロ | 15-16-14-14 | スタートで大きく出遅れる。まだレースに出れるような状態ではなかった。 |
止 | × | ブラストワンピース | 02-02-14-16 | 2番手の絶好のポジションを取った時は「おお」と思ったが、ペースアップしたところでズルズルと後退した。鼻出血か? |
通過 30.8-43.3-55.8-68.6 上り 73.5-60.7-48.9-36.6 平均 1F:12.40 / 3F:37.20
単勝 9 \250
複勝 9 \130 / 14 \770 / 13 \160
枠連 5-7 \380 (1)
馬連 09-14 \10330 (26)
ワイド 09-14 \2320 (26)/ 09-13 \270 (1)/ 13-14 \2550 (31)
馬単 09-14 \11360 (38)
3連複 09-13-14 \7370 (25/560)
3連単 09-14-13 \50150 (157/3360)
逃げるのではと思われていたキセキがやっぱり出遅れ、最内のバビットがすんなりとハナを切った。一昨年の勝ち馬・ブラストワンピースが押して押して2番手に。有力馬では2~3番手につけると思われていたカレンブーケドールが思ったほど前に行けずに、オーソリティ・クレッシェンドラヴらの伏兵陣が先行集団を作った。
向かい正面にかけて動いたのがフィエールマンのルメール騎手で、自身が前走で乗ってアルゼンチン共和国杯を勝ったオーソリティ@川田騎手を意識してかじわっと先行集団に並びかける。この時、1番人気のクロノジェネシスは動かずに中団後方でじっとしていたのが勝敗を分けた。
3コーナーの入り口にかけてクロノジェネシスとキセキが外を通って先行集団を射程圏に入れると、一気にペースアップ。オーソリティがあっさりと後退。続いてバビット・クレッシェンドラヴらも馬群に飲まれていった。
直線では天皇賞(秋)でアーモンドアイを追い詰めていたフィエールマンとクロノジェネシスによる火の出るような叩き合い。先行勢を早めに潰して余力のなかったフィエールマンに対して、クロノジェネシスは一完歩一完歩確実に差を詰めて残り150メートルで逆転した。
直後に外からもの凄い勢いで松山騎手のサラキアが伸びてきたが、すでにゴールまで距離はほとんどなく、フィエールマンを抜いたところで勝敗は決した。
なお、内では絶好のポジションにつけていたブラストワンピースが故障発生をして後退(競走中止)し、内につけていたワールドプレミアらが被害を受けた。
本命のカレンブーケドールは4コーナーで一杯一杯になって5着に敗退。敗因はおそらく中山コース。荒れ馬場もあり東京ほどスイスイ進んで行かなかった。逆に枠順が決まるまで本命にするつもりだったサラキアが2着に入るなど、裏目のレースとなった。
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