36回 マイルチャンピオンシップ G1 回顧
京都11R 1600(芝)
ペルシアンナイトがマイル王復権に挑む。
◎ペルシアンナイト:O・マーフィー騎乗。過去1着・2着の実績を買う。
○ダイアトニック:京都・芝5戦5勝の鬼。距離延長を克服で勝機。
▲ダノンプレミアム:先週のラッキーラーラックにあやかって2歳以来のG1勲章へ。
△インディチャンプ:春のマイル王。一叩きされて確実に上昇。
×ダノンキングリー:毎日王冠で古馬を手玉に取る。切れ味はG1級。
×モズアスコット:昨年の安田記念勝ち。いまの京都の馬場は向くはず。
×クリノガウディー:前走は直線で前が壁になる不利があって着差はわずか。
京都・芝は今週からCコースを使用。普通ならば内が有利になるところだが土曜は意外と外差しが決まっていた。枠の有利不利はそれほど気にしなくていい。
本命は一昨年の勝ち馬のペルシアンナイト。去年のレースでは内を突いて2着に入った。マイルは【3-3-1-3】。安田記念は大きな不利がありまったくレースになっていなかった。適度に荒れて上がりのかかるこの時期の京都が向いている印象で、今回はO・マーフィー騎手に乗り変わる。調教ではパワフルな動きを披露しており、インにこだわらなければ直線で突き抜ける可能性が高い。
対抗はスミヨン騎手が手綱を取るダイアトニック。京都は5戦5勝と鬼。1600は【1-1-1-2】と新馬戦以来勝てていないのが気がかりだが、いまの馬場なら後方で足を溜めても届きそう。ロードカナロア産駒は去年ステルヴィオがこのレースを勝っている。安田隆行調教師が調子は良いと断言しているように初のG1でも前進が見込める。
天皇賞・秋でアーモンドアイの2着に敗れたダノンプレミアムは、ここを勝って是が非でも2つめのG1をゲットしたいところ。マイルは4戦3勝。唯一敗れた安田記念はスタート直後での不利があってのもので度外視できる。14番枠と外枠に入ったが、京都1600はスタート後に直線が長く、先行タイプであれば不利にはならない。スタートがうまい馬で大崩れは考えにくく、今回は2~3番手につけて直線早めに抜け出す戦法のはず。気がかりがあるとすれば、ダノン・川田騎手がG1でことごとく負けていることぐらい。
インディチャンプは、現実に安田記念でアーモンドアイ・ダノンプレミアムに土をつけた。休み明けだった毎日王冠は+6キロとやや余裕のある作りだった。今回はその時の勝ち馬と4キロあった斤量差が1キロに詰まる。乗り代わりは微妙だが計算上は逆転が可能。秋はここが目標で叩いた上積みは確実にある。
ダノンキングリーは毎日王冠で出遅れながらも古馬陣を楽々と差し切った。今回は56キロに増量される上、横山典弘騎手に乗り変わる。1枠1番と絶好枠を引いたが前走のように出遅れると包まれて身動きが取れなくなる恐れもある。それと微妙に人気をしすぎか。
その他、昨年の安田記念の勝ち馬モズアスコット、富士Sで直線で前が壁になる不利があったクリノガウディー。とくにモズアスコットはダイアトニックとの斤量差がなくなるので要注意が必要。
馬券はペルシアンナイト・ダイアトニック・ダノンプレミアムの3連複にしました。
その他モズアスコットを絡めた馬券を買う予定です。
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