【11R】 第80回桜花賞
3歳・オープン・G1(定量)(牝)(国際)(指定) 芝1600m・外 (B)
枠 | 番 | 印 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 替 騎手 | 予想コメント |
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1 | 1 | ナイントゥファイブ | 牝3 | 55 | 松田大作 | 苦戦必至。 | |
1 | 2 | チェーンオブラブ | 牝3 | 55 | 石橋脩 | 期待した前走が思いのほか伸びず。 | |
2 | 3 | ○ | スマイルカナ | 牝3 | 55 | *柴田大知 | 乗り慣れたコンビで逃げて本領発揮。 |
2 | 4 | × | サンクテュエール | 牝3 | 55 | ルメール | 前走は最後にグイッと伸びる。ルメールの桜花賞3連覇をかけて出走。 |
3 | 5 | × | マルターズディオサ | 牝3 | 55 | 田辺裕信 | 阪神JF2着・チューリップ賞1着。実績の割に軽く見られがち。 |
3 | 6 | ウーマンズハート | 牝3 | 55 | 藤岡康太 | 将来性だけならここでもナンバーワン。 | |
4 | 7 | ヒルノマリブ | 牝3 | 55 | *北村友一 | 失意の北村友一が意地を見せるか。 | |
4 | 8 | △ | リアアメリア | 牝3 | 55 | 川田将雅 | 期待馬が汚名をそそぐべく万全の仕上がり。 |
5 | 9 | ▲ | デアリングタクト | 牝3 | 55 | 松山弘平 | 末脚はアーモンドアイ級の破壊力。 |
5 | 10 | フィオリキアリ | 牝3 | 55 | 藤井勘一 | これまでと相手が2枚は違う。 | |
6 | 11 | × | クラヴァシュドール | 牝3 | 55 | M.デム | イレ込み気質もチューリップ賞2着は上々の内容。 |
6 | 12 | インターミッション | 牝3 | 55 | 石川裕紀 | 3戦2勝も輸送減りが心配。 | |
7 | 13 | × | マジックキャッスル | 牝3 | 55 | *浜中俊 | 連対率100%。末脚はここでも通用。 |
7 | 14 | ミヤマザクラ | 牝3 | 55 | 福永祐一 | 桜花賞よりもオークス向きのタイプで。 | |
7 | 15 | ヤマカツマーメイド | 牝3 | 55 | 池添謙一 | G1では一枚落ちる印象。 | |
8 | 16 | ケープコッド | 牝3 | 55 | *岩田望来 | 1200しか勝ち鞍がなく。 | |
8 | 17 | ◎ | レシステンシア | 牝3 | 55 | *武豊 | 最優秀2歳牝馬が坂路で破格の時計。好勝負必死! |
8 | 18 | エーポス | 牝3 | 55 | 岩田康誠 | 一瞬の切れ味は通用。試練の大外枠で。 |
牝馬クラシック第一冠・桜花賞。最優秀2歳牝馬のレシステンシアを筆頭に、チューリップ賞でレシステンシアの無敗街道をストップさせたマルターズディオサ・クラヴァシュドール、阪神JFで1番人気に推されながらも敗れたリアアメリア、驚異の末脚で2戦2勝といまだ底を見せていないデアリングタクトなど、好メンバーが揃った。
データからはレシステンシアとクラヴァシュドールが最有力となっている。
レシステンシアは阪神JF以来となったチューリップ賞でいつも通り逃げたものの目標にされて直線でマルターズディオサらにかわされてデビュー以来の連勝が3でストップした。今回は北村友一騎手から桜花賞5勝の武豊騎手に乗り変わる。調教では坂路で49秒台を計測するなど万全の仕上がり。ダイワメジャー産駒で距離に限界があるため桜花賞に全力投球だろう。問題は17番枠と外に入ってしまったこと。スタートが良ければ逃げるだろうが、もし失敗するようなら差しに回る可能性があることだけは気にしておきたい。
対抗は年明けのフェアリーSを逃げて勝ったスマイルカナ。ここまで5戦3勝。父ディープインパクト産駒は昨年のグランアレグリアをはじめ5勝をあげている。前走のチューリップ賞は丹内騎手に乗り代わり逃げることができずに口を割って追走して7着と敗れた。それでも着差は0.5差に走っている。今回は乗り慣れた柴田大知騎手に戻って、内枠を引いたこともあり逃げが濃厚だろう。馬体が416キロと小柄だが、勝負根性のあるタイプ。ロケットスタートを決めて前残りを期待。
新種牡馬エピファネイア産駒のデアリングタクトはここまで2戦2勝。デビュー戦では馬群に囲まれながらも外に持ち出すと残り100で一気に突き抜け、エルフィンSでは上がり2位の馬よりも0.9秒も早いあがりで外を駆け抜けた。2年前のアーモンドアイを彷彿とさせる末脚で、4着だったエーポスはその後フィリーズレビューを勝利した。能力だけならG1をいきなり勝ってもおかしくないが、桜花賞をキャリア2戦で制した馬はいまだおらず経験の浅さが心配。それと調教を見た限りあまり上昇しているようには見えなかった。
リアアメリアは2戦2勝で臨んだ阪神JFで1番人気に推されながらも6着と期待を裏切った。敗因は外枠と前残りの馬場。ここはぶっつけで臨むが、同馬はノーザンファーム生産馬で昨年のグランアレグリアと同じパターンで問題ないだろう。なにより中内田厩舎は休み明けの仕上げに定評がある。近年はキャリア3戦の馬が連勝している点も心強い。あとはアルテミスSで示した能力が本物かどうか。鞍上の川田騎手が下降気味なのが頭痛の種でもある。
その他、チューリップ賞で1・2着のマルターズディオサとクラヴァシュドール、桜花賞3連覇がかかるルメール騎手のサンクテュエール、ディープインパクト産駒でアーモンドアイと同じ7枠13番に入ったマジックキャッスルをあげる。
セオリー通りチューリップ賞で負けた組を狙ってみました。
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