今週の重賞レースのデータ

京都記念 過去10年

1番人気が2勝2着2回、2番人気が0勝2着1回と信頼度はかなり低い。
ただし、大穴が来ているかというとそうではなく、1~3着の馬は上位6番人気までの馬に限られている。

年齢別では4~5歳が中心。次いで6歳。7歳以上になると成績がガクンと落ちる。
牝馬は【1-3-0-14/18】。ハープスターやジェンティルドンナといったG1馬が馬券圏外に沈んでいるように人気に押されて飛ぶケースが多い。

表には含まれていないが、前走海外レース組が【2-1-1-0/4】とすべて馬券圏内に入っている。
海外レースを含めて前走重賞組で馬券圏内をほぼ占めている。
逆に前走3勝クラスやOP特別組は苦戦の傾向。

近年は長期休み明けでも走る馬が多いため難しいが、基本的には前走からの間隔が半年以内の馬。
半年以上間隔が空いていて3着に入った2頭はともにG1で3着以内の経験があり2番人気に押されていた。
今回ダービー以来となるクラージュゲリエには厳しいデータ。

この時期の京都は馬場が荒れるためかパワータイプの種牡馬が並んでいる。
ディープインパクト産駒は20頭出走して1勝のみ。ハープスターやジェンティルドンナが1番人気で飛んだように疑ってかかったほうが良い。

京都記念 まとめ

人気になりそうなカレンブーケドールには嫌なデータが並んでいる。前出のハープスターやジェンティルドンナもジャパンカップで好走してからの臨戦だった。
それよりはパゴ産駒でパワーのありそうなクロノジェネシスが馬券的には良さそう。
過去にはトーセンラーやサトノクラウンのように前年で馬券圏内だった馬が好走した例がある。前走AJCCに目をつむればステイフーリッシュがデータからは最有力となる。

○・・・ステイフーリッシュ
△・・・クラージュゲリエ・クロノジェネシス・カレンブーケドール

共同通信杯 過去10年

1番人気が1勝のみと頼りない。
2番人気も2勝。3番人気が4勝2着2回と優秀。
連対馬20頭がすべて6馬人気以内だった。

過去10年で馬券になった30頭すべてが前走1600~2000の馬だった。
1400以下からの参戦はサンプルが少ないが軽視が妥当だろう。

前走重賞・OP組が優秀。とくに前走1600以上のOP特別で3着以内に入っていた馬がいたら注目したほうが良いだろう。
前走新馬戦組で連対した2頭はともに距離が1800・芝だった。
前走1勝クラスの馬は最低でも2着以内が必要。

前走で0.6以上つけて勝っている馬がいれば信頼できる。
前走重賞組だと1秒以上の大敗から巻き返した例がある。

ディープインパクトの3勝を筆頭にサンデーサイレンス系の種牡馬が並ぶ。
例年直線での瞬発力勝負になることが多く、スピードタイプの種牡馬が有利。

共同通信杯 まとめ

今年は前走1600以上のOP特別で3着以内に入った馬はいない。
1番人気の信頼度が低いのが気がかりだが、ハーツクライ産駒ですべてのデータをクリアしたマイラプソディが最有力となる。
2000メートルの新馬戦を勝ち上がったフィリオアレグロには逆転の可能性がある。
京成杯で4着だったビターエンダーと福島のきんもくせい特別を勝ったココロノトウダは2~3着候補として狙える。

○・・・マイラプソディ・フィリオアレグロ
△・・・ビターエンダー・ココロノトウダイ

デイリー杯クイーンカップ 過去10年

1番人気の勝率は50%・連対率60%と高い。
勝ち馬の10頭中8頭までは1・2番人気の馬で占められていて、3歳牝馬の重賞にしては堅い決着が多い。
6番人気以下の馬で連対したのは2頭のみ。

阪神JF・フェアリーS組で過半数を占める。
それ以外だとひいらぎ賞・百日草特別など中央場所での1勝クラスレースが続いている。
牝馬限定の新馬組は勝ち馬こそ出ていないものの、複勝率は42%と高い。

前走1600メートル組が圧倒的。
前走2000組を含めると馬券圏内の30頭中29頭にもなる。
前走1600か2000が必須条件。

前走は負けていても0.5差まで。
それ以上離されていると馬券圏内は厳しい。
ちなみに前走で1秒以上離されて3着になった2頭はいずれも阪神JFだった。

ディープインパクト産駒が19頭出走しているが、勝ったのは12年のヴィルシーナのみ。
同馬はその後桜花賞2着・ヴィクトリアMを2勝とG1級の馬だった。

クイーンカップ まとめ

今年は阪神JF組がいない。唯一のフェアリーS組のセイウンヴィーナスは1.4秒差でデータにひっかる。
マジックキャッスルは前走1400が減点。

○・・・ホウオウピースフル・ミヤマザクラ・アールクインダム・シャンドフルーフ
△・・・マジックキャッスル

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