有馬記念(Hペース)
リスグラシュー・・・468キロは過去最高馬体重。道中はインで徹底的に足を溜めて直線だけ外に持ち出すと後続を5馬身突き放した。これで文句なしの年度代表馬。D・レーン騎手の肝っ玉が据わった騎乗が恐ろしいぐらいハマった。JRAの特例措置も好判断だった。
サートゥルナーリア・・・輪乗りで一頭だけ離れた場所にいるなど、陣営の対策が実りレース直前のテンションが平常心だった。一旦は勝つかという手応え。勝ち馬にはあっという間に抜かれたが来年は期待できる。(やはり東京コースが不得意?)
ワールドプレミア・・・最後方でじっくりと脚を溜める競馬。ワンテンポ仕掛けを遅らせて大外を回ると2着馬を差す勢いで伸びてくる。流れが向いた。
フィエールマン・・・3コーナーからアーモンドアイを標的に勝ちに行く競馬をした。最後は脚が上がった辺りが休み明けの影響か。
キセキ・・・スタートで痛恨の出遅れ。腹を決めて追い込みに回った。
シュヴァルグラン・・・後方3番手でレースを進める。昨年の同馬なら突き抜けていただろう。
レイデオロ・・・スタートで3馬身ほど出遅れる。3着馬の外を終始回るなど安全運転が目立った。
ヴェロックス・・・スタートを決めて先行集団を見る中団につける。騎乗・体調に問題はなかったと思うが、見せ場はとくになかった。
アーモンドアイ・・・敗因はタフな流れになりスタミナ不足が露呈したこと。Hペースで外を回るなど、前を追いかけようとする同馬の真面目すぎる性格が裏目に出てしまった。それにしても負けすぎでは、という気がしないではないが、一旦は先頭に立とうとするなど体調面に問題はなかったと思われる。
スワーヴリチャード・・・+10は調整ミスか。水曜の調教でもタイムがかかっていたようにあきらかに調子が落ちていた。
アエロリット・・・1000メートル58.5の玉砕ハイペース。おかげで締まったレースにはなったが、あれでは残れるわけがない。
スカーレットカラー・・・-12は予定通り。馬が行きたがりいきなり手綱を引っ張るシーンがあった。
クロコスミア・・・今日のペースではどうしようもない。
◎2着は絶対に外さないだろうと思っていたアーモンドアイがまさかの9着。おかげで馬券は盛大にハズレました。勝ったリスグラシューは強かったの一言です。ただ例年の有馬記念ならリスグラシューのポジションは馬群に囲まれてどうしようもできない最悪の位置なんですよね。Hペースのおかげで馬群がバラけて抜け出せてこれました。同じ事がワールドプレミアにも言えます。
反省点としては逃げたい馬が外に固まって早くなりそうだなと思っていたのに、ここまで早くなるとは予想できなかったことです。あんな縦長になるとは思っていませんでした。
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