アルゼンチン共和国杯 みやこS 予想

 57回 アルゼンチン共和国杯 G2 結果
 東京11R 2500(芝)

 目指すは有馬記念・ジャパンカップへのステップアップ

◎ルックトゥワイス:55キロで目黒記念を勝利。2キロ増量もコース適性で乗り切る。

○アイスバブル:前走は小回り特有の流れに乗り切れずに負けた。東京の長い直線で差し足が活きる。

▲ムイトオブリガード:昨年のレースで2着。東京コースは3勝2着1回と得意。

△ノーブルマーズ:去年は休み明けで9着。使われている今年は状態が違う。

×アフリカンゴールド:3勝クラスで余裕のある勝ちっぷり。ルメールで勝負気配。

×タイセイトレイル:OP2600戦を連続3着。ハーツクライ産駒でスタミナには自信。

×パリンジェネシス:意表を突いた先制を一応警戒。

 最重量でルックトゥワイスの57キロ、最軽量がマコトガラハッドの51キロと6キロ差しかない。土曜の芝コースはどちらかといえば追い込みが利きにくく、前に行った馬が踏ん張っていた。逃げ馬不在でスローペース必至か。

 本命はルックトゥワイス。目黒記念はレーン騎手の後方待機策が見事にはまった。今回は福永騎手に乗り変わる。斤量は2キロ増量だが2着のアイスバブルにつけた着差は1馬身ちょっとなので足りる計算。休み明けも3勝と苦にしない。

 対抗はその目黒記念で2着になったアイスバブル。当時1キロ差だったルックトゥワイスとは2キロ差に広がる。前走の敗因は小回り特有のタフな流れ。東京2500はスローで流れて直線勝負になりやすく、ディープ産駒の切れ味が活きる。ノーザンファームの生産で仕上げには抜かりがない。

 ムイトオブリガードは東京コースで3勝。その中にはルックトゥワイスを直接下した昨年の六社Sもある。その後のアルゼンチンでは2着。日経新春杯ではルックトゥワイスに逆転を許したものの大外枠だったことを考えると内容的に互角。大坂杯ではG1馬が揃った強豪相手に0.6差と成長を見せつけた。今回はその時の横山典弘騎手が騎乗。ポツンや大逃げなど競馬ファンをたびたび驚かせる騎乗をするだけに軽視はできない。

 ノーブルマーズは前走は得意の京都で内枠を引きながらポジションを取れずに惜しいレースをした。小倉記念では先に抜け出すと連勝中のメールドグラースと0.1差の3着。あらためて昨年の宝塚記念3着が実力であることを示した。去年のこのレースでは9着と敗れたものの、その時は休み明けだった。今回は順調に使われている強みがある。

 その他、ルメール騎手に乗り変わるアフリカンゴールド、ハーツクライ産駒でスタミナ豊富なタイセイトレイル、もしかすると逃げるかもしれないパリンジェネシスを挙げる。
 オジュウチョウサンは上がり勝負になると厳しそう。ハッピーグリンは転厩初戦ということで様子見です。
 馬券は目黒記念組を中心に、印のついたところへ3連単で手広く流すのが良さそうです。

 9回 みやこステークス G3 結果
 京都11R 1800(ダート)

 浦和を回避して、いざ中京へ--

◎ウェスタールンド:休み明けもC・スミヨンの手綱捌きに期待。

○アナザトゥルース:好メンバーの平安Sで4着を評価。展開が向きそう。

▲アングライフェン:京都は2戦して1着1回・2着1回。相手なりのタイプで。

△インティ:実績は抜けた存在。59キロと大外枠がどうか。

×キングズガード:1ハロン短縮はプラス。捨て身の追い込み策で活路を開く。

×ヴェンジェンス:1800連対率100%。スタートが決まれば先行策か。

×リアンヴェリテ:Hペース必至の組み合わせも、ロケットスタートで牽制できれば。

 行きたい馬が何頭かいる組み合わせ。実績ではインティが抜けた存在。スタートが決まれば他が引く可能性はあるが、出足次第で一気に流れが速くなる可能性もある。そうなれば直線にかける差し追い込みが一気に台頭する。

 本命は鞍上にC・スミヨンを配してきたウェスタールンドを。昨年のチャンピオンSでは直線でインをついた好騎乗があったものの、ルヴァンスレーヴの2着と激走した。7ヶ月ぶりの実戦だが、フランストップジョッキーのスミヨンを呼んで中途半端な仕上げをするとは思えない。差しタイプだけに流れも向きそう。

 対抗はアイルハヴアナザー産駒のアナザートゥルース。好メンバーが揃った平安Sでは4着に食い込んだ。2走前ではウエスタ-ロンドらに勝利。半年ぶりの実戦だが休み明けは[1-1-0-1]と問題ない。自在性があり、流れによっては差しに回ることも可能なので馬券の相手には入れておきたい。

 アングライフェンは前走のシリウスSで57キロを背負って2着に入った。ここは1キロ減の56キロで出走できる。東海Sではインティに2秒近い大差をつけられたが、そのときはやや太目残りだった。中団につけて直線で外に持ち出すレースが理想。なにより現在リーディングを走る安田隆行厩舎の勢いを買いたい。

 インティは一昨年から7連勝でフェベラリーSを制した。実績では他馬を圧倒している。帝王賞は地方馬にハナを叩かれたのもあるが、ちょっと距離が長かった印象。今回は59キロを背負うが、問題は斤量よりもマイペースでいけるかどうか。ここは逃げ馬が揃った印象。大外枠も割引か。

 他に、追い込み一手のキングズガード、1800で連対率100%のヴェンジェンス、岩田騎手に乗り変わるリアンヴェリテを挙げる。とくにリアンヴェリテはインティの出方次第では行ききる可能性がある&まったく人気をしていないので狙ってみたい。
 スマハマは内枠でごちゃつく可能性があるので軽視しました。
 馬券はウェスタールンドを軸に3連単で手広く。自信はあんまりないです。

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