日本競馬史に残る世紀の頂上決戦!
【12R】 第40回ジャパンカップ
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 芝2400m (C)
枠 | 番 | 印 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 替 騎手 | 予想コメント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | × | カレンブーケドール | 牝4 | 55 | 津村明秀 | 昨年の2着馬。55キロを克服できれば圏内。 |
2 | 2 | △ | アーモンドアイ | 牝5 | 55 | ルメール | G1・8勝も天皇賞(秋)は衰えを感じる内容。距離延長もマイナス。 |
2 | 3 | ワールドプレミア | 牡4 | 57 | 武豊 | ほぼ1年ぶりも9分の仕上がり。あとは展開が鍵になる。 | |
3 | 4 | × | キセキ | 牡6 | 57 | *浜中俊 | ゲートを出ればの条件付きで。 |
3 | 5 | ▲ | デアリングタクト | 牝3 | 53 | 松山弘平 | 決め手鋭く順調度でいえば一番。パドックでイレ込まなければ良いが。 |
4 | 6 | ◎ | コントレイル | 牡3 | 55 | 福永祐一 | 無敗の三冠馬。牡馬のプライドに賭けて好勝負。 |
4 | 7 | ミッキースワロー | 牡6 | 57 | *戸崎圭太 | 末脚を活かす競馬で大外を回されそう。 | |
5 | 8 | 消 | $ウェイトゥパリス | 牡7 | 57 | *M.デム | ただ一頭の外国馬。元気いっぱいも日本の馬場に対応未知数。 |
5 | 9 | × | トーラスジェミニ | 牡4 | 57 | *田辺裕信 | スロー競馬で前残りを警戒。 |
6 | 10 | パフォーマプロミス | 牡8 | 57 | *岩田望来 | 8歳も調教で若さ溢れる動きを披露。 | |
6 | 11 | クレッシェンドラヴ | 牡6 | 57 | 内田博幸 | 荒れ馬場は得意で、直線は内を突く可能性あり。 | |
7 | 12 | 消 | マカヒキ | 牡7 | 57 | *三浦皇成 | 良馬場ではスピード不足。 |
7 | 13 | ユーキャンスマイル | 牡5 | 57 | 岩田康誠 | 思ったほど上昇味を感じられず、展開厳しい。 | |
8 | 14 | 消 | ヨシオ | 牡7 | 57 | *勝浦正樹 | 森厩舎らしい出走手当狙い。 |
8 | 15 | ○ | グローリーヴェイズ | 牡5 | 57 | 川田将雅 | 調教でムチが入るも、稽古はあまり動かないタイプで。 |
アーモンドアイ・コントレイル・デアリングタクトの三冠馬・3頭が激突。12年にはオルフェーヴルvsジェンティルドンナの対決があったが、それを超えている。前走の天皇賞(秋)を勝ち、新記録のG1・8勝目をあげたアーモンドアイはいよいよ引退レース。パーフェクトな成績で三冠を達成したコントレイルは、将来の種牡馬入りを考えると負けたくないだろう。同じく無敗のデアリングタクトは秋華賞を使われてグンと調子をあげてきた。ここを勝った馬が年度代表馬に選出される可能性が高く、20年後にも語り継がれる頂上決戦になる。
データからは3歳牝馬で秋華賞を勝利したデアリングタクトが優位になっている。
本命は、7戦7勝で父ディープインパクト以来の無敗の三冠馬となったコントレイル。前走の菊花賞は、はじめて本気で走るなど想定外の苦戦を強いられたが、3000メートルが要因と断言できる。むしろ苦手なディスタンスで勝ちきった能力を褒めたい。一週前の調教では併せ馬で遅れるなど激戦の疲れが抜けきっていない様子だったが、今週はきっちり上昇してきた。一番強い競馬をした日本ダービーと同じコースに変わるのはプラスで、馬格がなく55キロで出走できるなど、同馬に追い風が吹いている。無敗の三冠馬の看板とプライドにかけて、1着固定で狙いたい。
グローリーヴェイズは、昨年末の香港ヴァーズを勝利してG1馬の仲間入りを果たした。今年はドバイ遠征が中止になり、宝塚記念では17着と大敗。立て直した京都大賞典では58キロを背負いながら外枠から先行して、キセキの追い込みを封じた。ディープインパクト産駒らしい軽い芝でスピードを活かすタイプで、宝塚記念のように湿った馬場は不得意。東京2400は京都以上にぴったりだろう。15番枠と大外枠に入ったが、いまの東京コースは内目が荒れており、むしろ良かった。外目からコントレイルを目標に先行するはず。
デアリングタクトは、オークスから5ヶ月ぶりとなった秋華賞を完勝して、無敗での牝馬三冠を達成した。レースでは早めにまくって勝ちにいく競馬をしており着差以上に強い内容だった。ジャパンカップは斤量の軽い3歳牝馬が好走するケースが多く、上昇度という点では出走馬の中でも一番だろう。雨が降っても大丈夫なタイプで、オークスでは進路を失いながら一瞬で抜け出してきたように直線の長い東京2400はベスト。心配なのは秋華賞のパドックでイレ込んでかなりテンションが高かったこと。レースでは落ち着いて走れていたが、輸送のある東京で同じようなことがあれば道中でスタミナを消耗する可能性がある。レース前のパドックで落ち着いて周回できているか様子をよく確認したい。
スーパーホース・アーモンドアイは、ここが引退レース。天皇賞(秋)で直線抜け出してG1・8勝の新記録を達成した。レースでは、終始スムーズだった同馬と違い、スタートで不利のあったクロノジェネシス・フィエールマンの2頭に急激に差をつめられていたのを見ると、ややピークを過ぎた印象がある。2400もベストとは思えず、東京は芝コースは内が荒れ気味と得意の超高速馬場も望めそうにない。さらに中3週のローテも微妙だが、2年前には2.20.6のスーパーレコードで勝利した底力と、絶好調のルメール騎手の手腕で年下三冠馬2頭を返り討ちにする可能性は十分ある。
その他、出遅れは癖があるもの天皇賞5着・2年前のジャパンカップではアーモンドアイの2着だったキセキ、昨年のジャパンカップ2着で再び1枠1番に入ったカレンブーケドール、逃げ馬で展開利が見込めるトーラスジェミニを挙げる。今年のジャパンカップは12Rなので注意。
展開は、ダート馬のヨシオが逃げ宣言しているが、ジャパンカップは出走するだけで250万円の出走手当がもらえる高額レースであり、森厩舎がよくやる記念出走パターン。2番手には本来の逃げ馬であるトーラスジェミニ。その後ろに、コントレイル・アーモンドアイ・グローリヴェイズ・カレンブーケドールの先行勢が並んで、デアリングタクトは中団から末脚を活かす競馬をするはず。キセキはスタートが決まれば先行。高額賞金レースで、どの馬も目標になるレースはしたくない。三冠馬3頭は相手の仕掛けを最後まで待って、スローペースが濃厚。追い込み馬はかなり外を回るか、荒れた内をつくかの選択を迫られる。
単勝 | 6 |
馬連 | 6-15・5・2・4・1 |
三連単 | 1着固定 6 →15・5・2・4・1・9 →15・5・2・4・1・9 (30点) |
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