24回 東京スポーツ杯2歳S G3 回顧
東京11R 1800(芝)
来年のクラシックを占う重要な2歳重賞。
◎コントレイル:阪神新馬戦を楽々とデビュー勝ち。世界トップジョッキーのR・ムーア騎手。
○マイネルデステリョ:前走の1.59.8は古馬1勝クラスの水準。
▲アルジャンナ:荒々しい気性も能力は通用。ディープインパクト産駒。
△オーロラフラッシュ:藤沢厩舎xルメールのコンビは高確率で好走。
×ラインベック:2戦2勝も前走の2着馬は未勝利馬で。ゴドルフィン主戦のビュイック騎手。
×リグージェ:33.0の上がりでデビュー勝ち。ディアドラに騎乗したO・マーフィー騎手。
今年のメンバーを見ると2勝馬が1頭のみと小粒な印象。データからは新馬戦を勝ち上がったばかりの馬でも通用している。勝ちっぷりを見て選びたい。
本命はムーア騎手騎乗のディープインパクト産駒・コントレイル。デビュー戦では好スタートを切ると3番手につけて楽に抜け出した。上がり33.5は2位を0.6秒上回っている。とくにラスト2F目の10.7は優秀。ゴール前では流す余裕もあったので、追えばもっと伸びたはず。栗東の坂路で51秒台を連発。輸送をこなせれば勝ち負け。
マイネルデステリョはエイシンフラッシュ産駒。東京2000の未勝利戦を1.59.8で勝利した。日曜日に行われた天皇賞・秋のアーモンドアイが1.56.2なので、それには大きく及ばないが、古馬1勝クラスの水準に達している。スローな流れになってヨーイドンだとどうかという不安はあるが、エイシンフラッシュ産駒は東京で走るのが多く、人気もしてないので狙ってみたい。
アルジャンナもコントレイルと同じくディープインパクト産駒。こちらは阪神・芝2000メートルの新馬戦をデビュー勝ちした。前半は行きたがるなど若さを見せていたが、1コーナーを曲がった所では落ち着いて走れていた。まだ1戦のみで荒削りな印象は否めないが、それだけに未知の魅力はある。今回は1800で流れが速くなる分追走も楽になるはず。
オーロラフラッシュはフランケル産駒。3戦目の未勝利を勝ち上がった。ルメール騎手x藤沢厩舎のコンビは、過去10年の2歳重賞で【4-1-2-1】の好成績。馬券にならなかった一頭は前走で敗れていた馬なので、同馬はそれなりに目算があっての参戦と考えられる。すでに東京コースを走っている点も強調材料。
ラインベックはノーザンファーム生産馬で6月のデビュー戦で新馬勝ちを収めた。2戦目の中京2歳オープンでは、あまり得意そうではない重馬場ながら後続を2馬身突き放した。ワグネリアンの全弟でいかにも走りそうな雰囲気がある。ただし、その2戦目の相手がいまだに未勝利馬とレースレベルは必ずしも高くなかった。今回は福永騎手が騎乗停止でビュイック騎手に乗り変わる。
その他、ブラックタイド産駒で新潟の新馬戦を33.0の上がりで勝ち上がったリグージェを念のためあげる。
馬券はコントレイルの1着固定です。
新馬戦でまだ余裕がありそうな勝ちっぷりだったので。負けたら見る目ないなーってことで。
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