2019年7月10日(水)
大井 2000(ダート)
◎デアフルーグ:前走は1番人気を裏切る。距離が伸びて活路
○クリソベリル:3戦3勝の圧倒的1番人気。調教がやや不満
▲ロードグラディオ:大井で活躍するキンカメ産駒
△デルマルーヴル:パイロ産駒で距離微妙も、ダートの戸崎ジョッキー
×ミューチャーリー:東京ダービー2着。地方馬で食い込めるとしたらこちらか
去年は1着がルヴァンスレーヴ、2着がオメガパフューム。この2頭は古馬に混じってもG1を複数勝つなど大活躍した。今年は7頭のJRA勢が出走。
デアフルーグは前走のユニコーンSで1番人気に押されながらも7着と期待を裏切った。足抜き良い馬場で1番枠のワイドファラオが逃げ切ったように思わぬスローペースが敗因。距離が伸びる今回はそんなことはないはず。人気が落ちる今回は積極的に狙ってみたい。
クリソベリルは兄のクリソライトが2013年このレースの勝ち馬。ここまで3戦3勝。前走の兵庫CSでも楽に抜け出すと2着馬(ヴァイトブリック)を5馬身突き放す圧勝ぶり。まだ底が知れない。ゴールドアリュール産駒でノーザンファーム生産、死角が少なくおそらく圧倒的1番人気におされる。ただ、今回はルメールがバカンスで不在(レースでは川田ジョッキー)の上、調教が坂路で合わせて一杯で遅れたので2番手に下げた。正直、この馬を買っても馬券的妙味は薄い。
ロードグラディオは、初ダート挑戦のレースで古馬に混じって2勝クラスを突破した。距離延長・初地方などハードルは楽ではないが、キングカメハメハ産駒で伸びしろは大きい。M・デムーロ騎手を確保したところにも陣営の意気込みを感じる。
デルマルーヴルは海外帰り。UAEダービーでは4着と好走した。全日本2歳優駿では、今回出走しているミューチャーリー・ヒカリオースの地方勢2騎に大きく先着している。今回は大井を知り尽くした戸崎ジョッキーが騎乗。パイロ産駒でスピードタイプだけに距離延長がややマイナスか。
上位中央勢の壁は厚いが、毎年1頭ほどは地方馬が食い込んでいる。今年中央勢に割って入るとすればミューチャーリーが最有力。東京ダービーでは超のつくスローペースでヒカリオーソの逃げ残りを許したが、テンの早い中央勢が多数出走してくる今回はミューチャーリーに流れが向くはず。唯一の気がかりはこの馬もパイロ産駒で基本的には1600ぐらいがベスト。
馬券はペースが早くなることを願ってデアフルーグを1着固定、2着にクリソベリルで勝負。相手にはロードグラディオ・デルマルーヴル・ミューチャーリー。
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