京都記念 共同通信杯 クイーンC 予想

113回 京都記念 G2

日曜 京都11R 2200(芝)

思い出の地でクロノジェネシスと北村友一のコンビが舞う!

◎クロノジェネシス:北村友一に今年の初勝利をプレゼント

○ステイフーリッシュ:昨年の2着馬。先行抜けだしで。

▲クラージュゲリエ:川田騎手が3週連続で調教に駆けつける。

△カレンブーケドール:ジャパンカップ2着。53キロは有利。

×プリンスオブペスカ:前走大外枠から5着と好走。

3歳牝馬ながらジャパンカップで2着になったカレンブーケドールが参戦。その同馬を秋華賞で下したクロノジェネシスが迎え撃つ。一方牡馬からは、皐月賞5着・ダービー6着だったクラージュゲリエが9ヶ月ぶりにターフに復帰。昨年このレースで2着になったステイフーリッシュも4歳3騎に立ちはだかる。
データからはステイフーリッシュ・クラージュゲリエ。

本命は秋華賞馬のクロノジェネシス。鞍上の北村友一騎手はいまだに今年未勝利。さすがに日曜のメインレースまでには初勝利をあげてくれているものと信じているが、そうならなかった場合にはクロノジェネシスの能力にすがるしかない。エリザベス女王杯では5着と初めて馬券圏を外したが、直線でラブズオンリーユーに前に入られる不利もあった。パゴ産駒でタイムのかかるいまの京都の馬場は合いそう。調教を見た限りは秋華賞とほぼ同じ水準で仕上がっている。

ステイフーリッシュはAJCCでブラストワンピースの2着だった。ほぼ勝ったかという完璧な騎乗だったが、目標を切り替えられて差しきられた。京都記念は昨年も2着に入ったレース。過去にはリピーターも多い。ここも早め早めに仕掛けるはずで、有力馬が後方で牽制しあえば出し抜けをくらわせる可能性がある。

クラージュゲリエは皐月賞5着・ダービー6着とクラシックで善戦した。なにより共同通信杯での3着が光る。1着のダノンキングリーは皐月賞3着・ダービー2着・毎日王冠を勝利。2着だったアドマイヤマーズはその後NHKマイルC・香港マイルとG1を2勝。能力では十分足りる。問題は9ヶ月ぶりの実戦だが、川田騎手が3週連続で駆けつけるなどかなり熱心に行われた。まだ8分程度の仕上がりだろうが、実績が実績だけに無視はできない。

カレンブーケドールは、オークス2着・秋華賞2着・ジャパンカップ2着。常にG1で善戦してきた。重賞未勝利のため今回はクロノジェネシスより1キロ軽い53キロで出走できる。目標はこの先のドバイだろうが、ここも無様なレースはできない。問題はディープインパクト産駒の牝馬が人気を背負って飛んでいるデータか。

その他、日経新春杯で大外枠から5着に好走したプリンスオブペスをあげる。

馬券はクロノジェネシスの単勝にしました。北村友一騎手の意地に期待します。

54回 共同通信杯 G3

日曜 東京11R 1800(芝)

クラシックの足音が近づく、共同通信杯!

◎フィリオアレグロ:良馬場勝負ならディープインパクト産駒の切れ味が物を言う!

○マイラプソディ:クラシック有力候補も完成は4歳秋か。

▲:ビターエンダー:ミナリク騎手に乗り代わりで注意。

△ココロノトウダイ:福島きんもくせい特別を勝利。絞れればさらに前進。

×ダーリントンホール:2000メートルの持ちタイムは最速。

マイラプソディはここまで3戦3勝。他に中央で2勝をあげているのはココロノトウダイしかいない。新馬戦を勝ち上がったばかりのフィリオアレグロが能力だけでどこまで迫れるかが見どころ。
データからはマイラプソディ・フィリオアレグロ。

本命はデビュー戦を勝ち上がったばかりのフィリオアレグロ。そのデビュー戦では不利な外枠から先に抜け出すと2着馬の猛追をしのぎきった。3着馬につけた着差は6馬身。2着馬は未勝利戦できっちり勝ち上がったことを考えると内容はかなり濃かった。昨年のダノンキングリーと似たような雰囲気があり、ディープインパクト産駒の能力を発揮できる良馬場ならば切れ味勝負で強敵相手に勝てる。

マイラプソディはコントレイル・サリオスに続く3歳牡馬の大物。ここまで3戦3勝と完璧な戦績。前走の京都2歳Sでは2着馬にきっちりと2馬身差をつけたように将来性では抜けている。ただし、ハーツクライ産駒の多くは3歳春に一旦成績を下げる傾向があるのと、目標はあくまでダービーであることを考えるとここは割引が妥当だろう。4歳秋になればG1で好勝負できる逸材であることは変わりない。

ビターエンダーは京成杯の直線でバランスを大きく崩す不利もあり4着と敗れた。あれがなければ間違いなく3着に入ったはず。今回はこれまで手綱を取っていた津村騎手を下ろしてミナリク騎手を配してきた。クラシックを目指すためにもここは是が非でも賞金を加算したいはず。その意気込みを買いたい。

ココロノトウダイは、福島のきんもくせい特別を内にもたれながら勝利した。2着馬には半馬身、3着馬には5馬身差、4着馬は4馬身差と能力の片鱗を見せた。2着だったエヴァーガーデンが次走葉牡丹賞で2着に入った比較から考えるとダーリントンホールよりは上の評価ができる。エイシンフラッシュ産駒は東京で走る産駒が多いのも注意。

その他、札幌2歳S3着でルメール騎手に乗り変わるダーリントンホールをあげる。

馬券はフィリオアレグロの単勝です。前日段階で10倍ほどついています。あとは当日の雨がどうか、、、。

55回 デイリー杯クイーンカップ G3

土曜 東京11R 1600(芝)

 良血ルナシオンが桜花賞へ勝ち名乗り!

◎ルナシオン:デビュー戦は残り1ハロンで突き抜ける。

○ミヤマザクラ:ゴム鞠のような馬体。京都2歳Sで一旦は完全に抜け出した。

▲シャンドフルール:武豊の逃げ馬で警戒が必要。

△ホウオウピースフル:2戦2勝の無敗馬。いまだ底は見せていない。

×マジックキャッスル:前走レシステンシアの2着も距離がどうか。

×アミークス:ハイレベルのデビュー戦で3着。

牝馬クラシック路線は阪神JFを制したレシステンシアが一歩抜け出した勢力図。そのレシステンシアにファンタジーSで2着と迫ったマジックキャッスル。オルフェーヴル産駒のホウオウピースフルは2戦2勝とまだ底を見せていない。その他、京都2歳Sで2着となったミヤマザクラ、東京新馬戦で勝ち上がったルナシオンが続く。
データからはホウオウピースフル・ミヤマザクラ・アールクインダム・シャンドフルール。

本命は東京1800の新馬戦を勝ったばかりのルナシオン。ノーザンファーム生産・ディープインパクト産駒・ルメール・藤沢厩舎の黄金カルテット。さらに兄には昨年のジャパンカップを勝ったスワーヴリチャードがいる。デビュー戦のタイムはたいしたことないが、直線では一旦ポジションを下げながら残り1ハロンで差し切った瞬発力が秀逸。レースの最後の1ハロンが11.7なので、そこから差し切った同馬は10秒台を出していた可能性がある。問題は気性面で、前半は行きたがるうえ馬群に揉まれるとひるむ傾向がある。デビュー戦ではそのせいか直線ではモタモタしていた。

対抗は同じくディープインパクト産駒のミヤマザクラ。2戦目の未勝利戦を5馬身差で圧勝すると、続く京都2歳Sでは牡馬クラシックの有力候補で共同通信杯にも出走するマイラプソディ相手に一旦は完全に抜け出した。最後は地力の差で突き放されたが、あれが1600なら勝っていたのでは? という内容。追い切りでラスト11.8を計測したように抜群。スタートさえ決まればまず連は外さないだろう。

シャンドフルールはキズナ産駒。2戦目の紫菊賞では大敗したものの、阪神マイルの千両賞では2馬身差をつけて逃げ切った。当時の阪神は先行有利の馬場でいまの東京と傾向が似ていた。武豊騎手に戻ってマイペースの逃げを警戒。

ホウオウピースフルは兄にブラストワンピースがいる血統。札幌の新馬戦を勝ち上がると、2戦目の百日草特別では後続に2馬身差をつけて快勝した。ちなみに新馬戦の4着馬がミヤマザクラ。1800→2000と使われてきて、今回は1600。2戦連続で上がり1位を記録しているように距離短縮がマイナスになるとは思えない。調教もいかにもパワーのありそうな走りを披露していた。問題は外枠とムラタイプといわれるオルフェーヴルの血統か。

その他、ファンタジーSでレシステンシアの2着だったマジックキャッスル、ハイレベルの新馬戦で3着だったアミークスをあげる。

馬券はルナシオンとミヤマザクラの馬連にしました。お金があったら1万円ぐらい賭けたい。おそらくどちらかが勝つはず。

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