高松宮記念 過去10年

優勝馬

日付馬名S性齢騎手斤量馬番馬場状態通過順人気
220327ナランフレグ牡6丸田恭介 57 2   15-148
210328ダノンスマッシュ牡6川田将雅 57 14   10-092
200329モズスーパーフレア牝5松若風馬 55 16   01-019
190324ミスターメロディ牡4福永祐一 57 3   04-053
180325ファインニードル牡5川田将雅 57 9   06-062
170326セイウンコウセイ牡4幸英明 57 6   04-045
160327ビッグアーサー牡5福永祐一 57 4   04-041
150329エアロヴェロシティセ7パートン 57 4   02-034
140330コパノリチャード牡4M.デム 57 5   02-023
130324ロードカナロア牡5岩田康誠 57 11   09-071

春のスプリントチャンピオンの決定戦。
春のGⅠシリーズ開幕戦で、中央場所(東京・中山・京都・阪神)以外の競馬場で開催される唯一のGⅠレースでもある。
過去には夏の中京競馬場で『高野松宮杯』としてGⅡ・2000mの条件で施工されていた。
1996年にGⅠに昇格するととも名称を変更、1200m戦に生まれ変わった。

10年のうち良馬場が4回だけと少ない。
そのため年間26あるGⅠレースの中で2番目に荒れやすいレースになっている。

人気別集計

人気 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
1番人気 2- 1- 2- 5/ 1020.0%30.0%50.0%5270
2番人気 2- 4- 0- 4/ 1020.0%60.0%60.0%115119
3番人気 2- 1- 3- 4/ 1020.0%30.0%60.0%155139
4番人気 1- 0- 1- 8/ 1010.0%10.0%20.0%6555
5番人気 1- 1- 0- 8/ 1010.0%20.0%20.0%8765
6番人気 0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%10.0%049
7番人気 0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%0.0%00
8番人気 1- 1- 0- 8/ 1010.0%20.0%20.0%278101
9番人気 1- 0- 0- 9/ 1010.0%10.0%10.0%32381
10~人気 0- 1- 4- 84/ 890.0%1.1%5.6%0169

1番人気は2勝2着1回と低調。これは年間26レース(障害競走を含む)あるGⅠレースの中でエリザベス女王杯・桜花賞に次いで勝ち星が少なく、連対率の30%はエリザベス女王杯と並んで一番低くなっている。ちなみに秋のスプリンターズSでは1番人気が5勝をあげている。
理由としては、過去10年のうち良馬場で行われたのが4回と少なく、スピードタイプの本命馬が苦戦しているのが考えられる。1番人気が勝利した2回は良馬場だった。

2番人気は2勝2着4回で連対率は60%と1番人気を超える数値。3人気も同じく複勝率は60%と高い。
勝ち馬の8頭は5人気以内で、連対馬の16頭が6人気以内になっている。

二桁人気の馬が5回馬券になっており、三連系を当てるのは至難の業。3着は総流しするぐらいの覚悟が必要。
12年には2着馬に12番人気、3着馬に17番人気の馬が突っ込んで3連単は449万円の大波乱になった。

人気馬(想定)・・・ナムラクレア、アグリ、メイケイエール、ウインマーベル、ピクシーナイト

年齢別集計

年齢 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
4歳 3- 2- 3- 30/ 387.9%13.2%21.1%6373
5歳 4- 3- 3- 36/ 468.7%15.2%21.7%9370
6歳 2- 5- 3- 33/ 434.7%16.3%23.3%78258
7歳 1- 0- 1- 29/ 313.2%3.2%6.5%20153
8歳 0- 0- 0- 16/ 160.0%0.0%0.0%00

5歳馬が4勝とトップの数値。連対率でいえば4~6歳で差はない。
複勝回収値を見てわかるように高配当を狙う場合には6歳馬がいい。
7歳以上で勝利したのは15@エアロヴェロシティ(香港)と、昨年のキルロードなので、基本的には減点対象となる。

牝馬は【1-5-3-48】。上位人気に支持されているようなら馬券率は高い。

7歳以上・・・キルロード、トゥラヴェスーラ、ナランフレグ、ファストフォース

前走レース名別集計

前走レース名 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
シルクロHG3 4- 2- 1-23/3013.3%20.0%23.3%168132
阪急杯G3 3- 2- 3-38/466.5%10.9%17.4%3636
オーシャG3 1- 2- 5-54/621.6%4.8%12.9%44234
香港SG1 1- 0- 1- 1/ 333.3%33.3%66.7%200123
チェアG1 1- 0- 0- 0/ 1100.0%100.0%100.0%650260
京都牝馬G3 0- 2- 0- 4/ 60.0%33.3%33.3%0100
阪神カッG2 0- 1- 0- 7/ 80.0%12.5%12.5%026
フェブラG1 0- 1- 0- 5/ 60.0%16.7%16.7%036
京阪杯G3 0- 0- 0- 4/ 40.0%0.0%0.0%00
北九州短 0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%0.0%00
京都金杯HG3 0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%0.0%00
センテG1 0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%0.0%00
香港MG1 0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%0.0%00
香スプG1 0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%0.0%00

馬券になった馬の多くがシルクロードS・阪急杯・オーシャンSのいずれかか、もしくは年末の香港スプリントを使われていた。
それ以外のレースは割引が必要。

別路線・・・ピクシーナイト、ロータスランド、ウォーターナビレラ、トゥラヴェスーラ、ボンボヤージ

前入線順位別集計

前入線順位 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
前走1着 4- 6- 1- 23/ 3411.8%29.4%32.4%6066
前走2着 3- 2- 3- 20/ 2810.7%17.9%28.6%153116
前走3着 0- 0- 0- 17/ 170.0%0.0%0.0%00
前走4着 1- 0- 1- 10/ 128.3%8.3%16.7%26983
前走5着 1- 1- 2- 10/ 147.1%14.3%28.6%27496
前走6~9着 1- 0- 2- 31/ 342.9%2.9%8.8%22177
前走10着~ 0- 1- 1- 38/ 400.0%2.5%5.0%059

4着以下から巻き返した馬もいるが、理想は前走で1・2着に入った馬。
面白いデータとしては、前走オーシャンSで1着だった馬は9頭出走して9頭とも馬券外に沈んでいる。

前走1・2着・・・アグリ、ナムラクレア、ダディーズビビッド、ファストフォース、ディヴィナシオン

オーシャンS1着・・・ヴェントヴォーチェ

前走人気別集計

前走人気 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
前走1人気 3- 5- 2- 16/ 2611.5%30.8%38.5%5085
前走2人気 2- 1- 2- 19/ 248.3%12.5%20.8%16690
前走3人気 0- 0- 2- 12/ 140.0%0.0%14.3%0101
前走4人気 3- 0- 1- 11/ 1520.0%20.0%26.7%28090
前走5人気 0- 2- 0- 16/ 180.0%11.1%11.1%0146
前走6~9人 0- 0- 1- 41/ 420.0%0.0%2.4%0107
前走10人~ 0- 2- 1- 28/ 310.0%6.5%9.7%0225

勝ち馬の8頭は前走で4番人気以内に推されていた。昨年のナランフレグもクリアしていた。
例外は前走が海外レースだった2頭のみ。
中でも前走1番人気だった馬の好走率が高い。

前走1番人気・・・グレナディアガーズ

馬体重別集計

馬体重 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
440~459kg 0- 0- 1- 18/ 190.0%0.0%5.3%07
460~479kg 1- 2- 4- 36/ 432.3%7.0%16.3%1369
480~499kg 6- 3- 2- 38/ 4912.2%18.4%22.4%168195
500~519kg 1- 5- 2- 37/ 452.2%13.3%17.8%19177
520~539kg 2- 0- 1- 15/ 1811.1%11.1%16.7%5764
540~ 0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%0.0%00

勝ち馬の6頭が480~499キロに集中。
480キロ以下で勝利したのは21@ダノンスマッシュのみ。

480キロ以下・・・ナムラクレア、トウシンマカオ、グレナディアガーズ、ディヴィナシオン、ウォーターナビレラ、オパールシャルム、ボンボヤージ、ウインマーベル

前年のスプリンターズS・阪神C成績

1着2着
22
21スプリS・2着
20スプリS・2着阪神C・1着
19阪神C・2着スプリS・12着
18スプリS・12着スプリS・2着
17スプリS・9着
16阪神C・3着スプリS・4着
15香港スプリS・13着
阪神C・18着
14阪神C・10着
13スプリS・1着スプリS・3着

昨年はともに不出走組で決着したが、例年1・2着馬の多くが前年のスプリンターズSか12月の阪神Cに出走していた。年間に2つしかないスプリントGⅠとスーパーGⅡといわれるレースだけに着順にかかわらず出走経験を重視したい。

該当馬・・・ウインマーベル、ナランフレグ、ナムラクレア、トゥラヴェスーラ、ファストフォース、ヴェントヴォーチェ、メイケイエール、グレナディアガーズ、ロータスランド、オパールシャルム

生産者別集計

生産者 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
ケイアイファーム 2- 0- 0- 2/ 450.0%50.0%50.0%18280
桜井牧場 1- 1- 0- 3/ 520.0%40.0%40.0%174488
ダーレー・ジャパン 1- 0- 0- 9/1010.0%10.0%10.0%5524
ヤナガワ牧場 1- 0- 0- 3/ 425.0%25.0%25.0%19265
Alpha Delta 1- 0- 0- 2/ 333.3%33.3%33.3%1076270
坂戸節子 1- 0- 0- 1/ 250.0%50.0%50.0%1390330
バンブー牧場 1- 0- 0- 0/ 1100.0%100.0%100.0%390150
N E Schick 1- 0- 0- 0/ 1100.0%100.0%100.0%650260
Bell Tower 1- 0- 0- 0/ 1100.0%100.0%100.0%780320
ノーザンファーム 0- 3- 2-24/290.0%10.3%17.2%031
清水牧場 0- 2- 0- 2/ 40.0%50.0%50.0%0100
白井牧場 0- 1- 1- 2/ 40.0%25.0%50.0%0430
イワミ牧場 0- 1- 0- 4/ 50.0%20.0%20.0%070
ビッグレッド 0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%100.0%0200
Dr. Aaron Sones 0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%100.0%0420
社台ファーム 0- 0- 2-13/150.0%0.0%13.3%060

こういうデータを取り上げると途端にブレイクされるので嫌だが、ノーザンファームが勝ててない・・・。
この中にはレシステンシアやグレンアリグリア・ミッキーアイルなどが含まれる。おそらく平地のGⅠレースで唯一だと思われる。
ついでにいうと、社台ファームも勝ててない。

ノーザンファーム・・・グレナディアガーズ、アグリ、ピクシーナイト、メイケイエール

脚質上り別集計

脚質上り 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
平地・逃げ 1- 0- 1- 8/ 1010.0%10.0%20.0%323204
平地・先行 4- 3- 3- 28/ 3810.5%18.4%26.3%70230
平地・中団 4- 6- 6- 66/ 824.9%12.2%19.5%25122
平地・後方 1- 1- 0- 47/ 492.0%4.1%4.1%5620

逃げて勝利したのは20@モズスーパーフレアでクリノガウディ―の降着による繰り上がりだった。当時は重馬場だったので例外扱いしていいだろう。そうでなくても快速馬が揃ってハイペースになりやすく逃げ馬は苦しい。
昨年はナランフレグが直線で内を突いて勝ったが、重馬場で馬群がバラけていた。
良馬場だと先行・差しタイプが有利と見てまちがいない。

馬番別集計

馬番 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
1番 0- 0- 0-10/100.0%0.0%0.0%00
2番 1- 0- 0- 9/1010.0%10.0%10.0%27866
3番 1- 1- 1- 7/1010.0%20.0%30.0%7879
4番 2- 1- 0- 7/1020.0%30.0%30.0%104262
5番 1- 0- 0- 9/1010.0%10.0%10.0%7726
6番 1- 1- 0- 8/1010.0%20.0%20.0%8738
7番 0- 0- 3- 7/100.0%0.0%30.0%0732
8番 0- 2- 1- 7/100.0%20.0%30.0%060
9番 1- 1- 2- 6/1010.0%20.0%40.0%5599
10番 0- 0- 1- 9/100.0%0.0%10.0%0450
11番 1- 0- 0- 9/1010.0%10.0%10.0%1311
12番 0- 1- 0- 9/100.0%10.0%10.0%020
13番 0- 0- 1- 9/100.0%0.0%10.0%0123
14番 1- 0- 0- 9/1010.0%10.0%10.0%6021
15番 0- 1- 0- 9/100.0%10.0%10.0%049
16番 1- 1- 1- 7/1010.0%20.0%30.0%323118
17番 0- 1- 0- 9/100.0%10.0%10.0%035
18番 0- 0- 0- 9/ 90.0%0.0%0.0%00

16番から1着になったのは繰り上がりのモズスーパーフレアによるもの。14番は2番人気に支持されていたダノンスマッシュによるものなので、データからは2~11番のやや内よりの枠が有利といえる。

2~11番・・・ウォーターナビレラ、キルロード、ダディーズビビッド、メイケイエール、ナランフレグ、ヴェントヴォーチェ、ロータスランド、ディヴィナシオン、オパールシャルム、ピクシーナイト

まとめ

どの馬も減点材料があってかなり難解なレース。
さらに日曜日は雨予報で良馬場は望めそうもない。
もっとも減点がすくないのはメイケイエール・ヴェントヴォーチェ・アグリの3頭。
トウシンマカオ・ナムラクレア・ウインマーベルらは外枠が減点。道悪の場合、昨年同様に直線で馬群が横に広がって距離ロスが大きくなるはず。(良馬場だと馬場のいい内に馬群が寄るので外枠の距離ロスが減る)

過去10年で牝馬が勝利したのは20@モズスーパーフレアのみ。これはクリノガウディ―の降着による繰り上がりなので、実質的には牝馬は未勝利となる。よって諸々を含めて当日に2番人気になりそうなアグリが推奨馬に妥当か。

穴は、ヴェントヴォーチェにくわえて人気の盲点になりそうなダディーズビビッドが良さそう。
同馬は阪急杯2着で年齢・馬体重などデータをクリアしているうえ、非ノーザンファームとなっている。

一昨年のスプリンターズSの勝ち馬・ピクシーナイトは1年3か月ぶりというのがさすがに・・・。これまで手を広げているとお金がいくらあっても足りない。

推奨アグリ
減点ありメイケイエール
ヴェントヴォーチェ・ダディーズビビッド(※)

※表記がナランフレグになっていたのでダディーズビッドに修正しました。(3/26 14:23)

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