宝塚記念 過去10年

歴代優勝馬

日付馬名S性齢騎手斤量馬番馬場状態通過順人気
210627クロノジェネシス牝5ルメール 56 7 04-03-041
200628クロノジェネシス牝4北村友一 56 16 08-07-012
190623リスグラシュー牝5レーン 56 12 02-02-023
180624ミッキーロケット牡5和田竜二 58 4 05-03-027
170625サトノクラウン牡5M.デム 58 11 06-06-063
160626マリアライト牝5蛯名正義 56 16 11-10-068
150628ラブリーデイ牡5川田将雅 58 16 02-02-026
140629ゴールドシップ牡5横山典弘 58 11 03-04-041
130623ゴールドシップ牡4内田博幸 58 10 04-03-042
120624オルフェーヴル牡4池添謙一 58 11 11-12-121

年末の有馬記念に対抗すべく夏のグランプリとして創設された。

春のGⅠシリーズの最終戦。6月の終わりという暑い時期を嫌って回避する陣営も多く、年によっては手薄なメンバー構成になることもある。

昨年、先行集団につけたクロノジェネシスが直線で抜け出して連覇を達成した。

人気別集計

人気 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
1番人気 3- 2- 1- 4/ 1030.0%50.0%60.0%7783
2番人気 2- 1- 2- 5/ 1020.0%30.0%50.0%7078
3番人気 2- 0- 0- 8/ 1020.0%20.0%20.0%14466
4番人気 0- 0- 1- 9/ 100.0%0.0%10.0%045
5番人気 0- 2- 0- 8/ 100.0%20.0%20.0%092
6番人気 1- 1- 2- 6/ 1010.0%20.0%40.0%142133
7番人気 1- 1- 0- 8/ 1010.0%20.0%20.0%13174
8番人気 1- 0- 1- 8/ 1010.0%10.0%20.0%251117
9番人気 0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%10.0%081
10~人気 0- 2- 3- 47/ 520.0%3.8%9.6%094

1番人気は3勝2着2回。前半戦の総決算でGⅠを何勝もするような名馬が参戦してくるわりには意外と低い。@17キタサンブラックや@15ゴールドシップのように単勝1倍台に支持されながら掲示板を外した馬もいる。

1番人気で勝利した3頭は、21@クロノジェネシス・14@ゴールドシップ・12@オルフェーヴルで、2000メートル以上かつ関西圏でのGⅠ勝利があった。

2・3人気は2勝ずつ。勝ち馬の7頭は1~3人気から出ている。

宝塚記念が初GⅠ勝利だったという馬も多く、実績では劣る中位人気の馬も十分通用する。

二桁人気で馬券になった5頭のうち3頭は馬場がやや重だった。良馬場だと人気馬の信頼度が高くなり、馬場が悪化すると人気薄の出番が出てくる。

上位人気(想定)・・・タイトルホルダー、エフフォーリア、ディープボンド、デアリングタクト、ポタジェ

  年齢別集計

年齢 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
3歳 0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%0.0%00
4歳 3- 1- 6- 29/ 397.7%10.3%25.6%26106
5歳 7- 5- 4- 36/ 5213.5%23.1%30.8%137118
6歳 0- 3- 0- 24/ 270.0%11.1%11.1%064
7歳 0- 1- 0- 13/ 140.0%7.1%7.1%039
8歳 0- 0- 0- 8/ 80.0%0.0%0.0%00

過去には3歳のGⅠ馬が挑戦してきたことがあったが、いまはほぼない。

基本的には4歳vs5歳の構図で、最近は5歳が優勢になっている。

6歳以上は2着止まりで苦戦の傾向がある。

牝馬は【4-1-5-14】と大活躍している。牝馬で勝利した4頭は前年のエリザベス女王杯か有馬記念に出走して掲示板に載っていた。

5歳馬・・・オーソリティ、ディープボンド、デアリングタクト、パンサラッサ、ポタジェ、ウインマリリン、アイアンバローズ

牝馬・・・デアリングタクト、ウインマリリン、メロディーレーン

7歳以上・・・アフリカンゴールド、ギベオン、マイネルファンロン

前走レース名別集計

前走レース名 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
天皇賞春G1 4- 3- 2-30/3910.3%17.9%23.1%5699
大阪杯G1 2- 1- 1-10/1414.3%21.4%28.6%9367
鳴尾記念G3 1- 3- 1-15/205.0%20.0%25.0%71111
DSCG1 1- 1- 2- 6/1010.0%20.0%40.0%1860
QE2G1 1- 1- 0- 4/ 616.7%33.3%33.3%9058
目黒記念HG2 1- 0- 1-13/156.7%6.7%13.3%16776
ライオG3 0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%100.0%0550
ヴィクトG1 0- 0- 3- 5/ 80.0%0.0%37.5%0362
金鯱賞G2 0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%0.0%00
菊花賞G1 0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%0.0%00
DTFG1 0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%0.0%00
白百合S 0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%0.0%00
安田記念G1 0- 0- 0- 5/ 50.0%0.0%0.0%00

天皇賞春からの臨戦が4勝とトップになっている。前述した17@キタサンブラックや15@ゴールドシップなどのように人気に推されて裏切るケースも多いので注意が必要。12@オルフェーヴル・13・14@ゴールドシップ・18@ミッキーロケットは、いずれも馬券圏外から巻き返した。

4月にある大阪杯組は2勝。いずれも前走で惜敗していて、大阪杯→宝塚記念と連勝した馬はいない。GⅡ時代から続いている不思議な傾向でGⅠ昇格後も変わっていない。昨年もレイパパレが3着に敗れた。

大阪杯が絶好馬場でスピード勝負になりやすいのに対して、宝塚記念は時期的に雨によって馬場が悪化することが多くタフなレースになりやすいのが理由として考えられる。

ついでステップレースの鳴尾記念組で、ドバイ・香港の海外レース組が馬券になっている。

天皇賞(春)・・・タイトルホルダー、ディープボンド、アイアンバローズ、マイネルファンロン、メロディーレーン

大阪杯・・・エフフォーリア、ポタジェ、アリーヴォ、ヒシイグアス、アフリカンゴールド、キングオブコージ、ウインマリリン

それ以外・・・デアリングタクト、グロリアムンディ

  前入線順位別集計

前入線順位 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
前走1着 1- 2- 3- 22/ 283.6%10.7%21.4%5075
前走2着 3- 2- 3- 10/ 1816.7%27.8%44.4%172112
前走3着 1- 1- 1- 11/ 147.1%14.3%21.4%3857
前走4着 1- 1- 0- 10/ 128.3%16.7%16.7%109100
前走5着 1- 0- 0- 12/ 137.7%7.7%7.7%2210
前走6~9着 2- 3- 3- 32/ 405.0%12.5%20.0%29137
前走10着~ 1- 1- 0- 15/ 175.9%11.8%11.8%1848

前走レースの項目でも書いたが、前走1着から連勝した馬は15@ラブリーデイしかいない。前走1着で敗れた馬の中には、1番人気に支持されていた20@サートゥルナーリアや17@キタサンブラック・15@ゴールドシップも含まれていた。

ちなみに前走2着で当日に1番人気に支持された馬は【1-2-1-0】とすべて馬券圏内になっている。

前走2着・・・ディープボンド

前走1着・・・タイトルホルダー、ポタジェ、ステイフーリッシュ、パンサラッサ

生産者別集計

生産者 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
ノーザンファーム 7- 4- 5-48/6410.9%17.2%25.0%11388
出口牧場 2- 0- 0- 1/ 366.7%66.7%66.7%186103
白老ファーム 1- 0- 1- 2/ 425.0%25.0%50.0%80452
下河辺牧場 0- 2- 0- 3/ 50.0%40.0%40.0%0102
北勝ファーム 0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%100.0%0550
ケイアイファーム 0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%100.0%0370
Desert Star Phoenix 0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%100.0%0350
C D Allison C V 0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%100.0%0550
ヤナガワ牧場 0- 0- 1- 3/ 40.0%0.0%25.0%037
村田牧場 0- 0- 1- 1/ 20.0%0.0%50.0%0640
タガミファーム 0- 0- 1- 1/ 20.0%0.0%50.0%0395
矢野牧場 0- 0- 1- 0/ 10.0%0.0%100.0%0230
社台ファーム 0- 0- 0-11/110.0%0.0%0.0%00

ノーザンファーム生産馬が現在7連勝中。毎年、多数の有力馬を送り込んでくる同牧場だが、今年も出走馬には注目したい。

ノーザンファーム生産馬・・・ポタジェ、エフフォーリア、オーソリティ、アリーヴォ、アイアンバローズ、ヒシイグアス、グロリアムンディ

脚質上り別集計

脚質上り 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
平地・逃げ 0- 2- 2- 6/ 100.0%20.0%40.0%0146
平地・先行 7- 3- 3- 27/ 4017.5%25.0%32.5%11087
平地・中団 2- 1- 3- 39/ 454.4%6.7%13.3%75103
平地・後方 1- 3- 2- 39/ 452.2%8.9%13.3%757
平地・マクリ 0- 1- 0- 1/ 20.0%50.0%50.0%0185

例年、馬場が荒れると外差しが決まりやすくなり、高速馬場であれば大阪杯と同じく前に行ける馬が押し切るケースが多い。今年は開幕2週目に行われるため昨年同様に前につけれる馬が有利になりそう。

先行脚質・・・ポタジェ、ディープボンド、オーソリティ、ステイフーリッシュ、ギベオン、アフリカンゴールド、他

馬番別集計

馬番 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
1番 0- 2- 1- 7/100.0%20.0%30.0%0212
2番 0- 1- 3- 6/100.0%10.0%40.0%0171
3番 0- 0- 2- 8/100.0%0.0%20.0%097
4番 1- 1- 0- 8/1010.0%20.0%20.0%13176
5番 0- 1- 0- 9/100.0%10.0%10.0%081
6番 0- 1- 0- 9/100.0%10.0%10.0%064
7番 1- 1- 0- 8/1010.0%20.0%20.0%1828
8番 0- 0- 1- 9/100.0%0.0%10.0%045
9番 0- 1- 0- 9/100.0%10.0%10.0%011
10番 1- 0- 0- 9/1010.0%10.0%10.0%2914
11番 3- 0- 2- 5/1030.0%30.0%50.0%149121
12番 1- 0- 1- 6/ 812.5%12.5%25.0%67182
13番 0- 1- 0- 5/ 60.0%16.7%16.7%091
14番 0- 1- 0- 4/ 50.0%20.0%20.0%074
15番 0- 0- 0- 5/ 50.0%0.0%0.0%00
16番 3- 0- 0- 2/ 560.0%60.0%60.0%868200
17番 0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%0.0%00
18番 0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%0.0%00

阪神2200メートルは、大阪杯からスタート地点が200メートル後ろに下がったコースで行われる。当日のトラックバイアスによって状況が変わるが、良馬場なら内枠が有利になる。昨年は7・1・2の一桁馬番で決着した。

まとめ

勝ち馬の10頭は関西圏でのGⅠorGⅡの勝ち鞍があった。該当馬のうち4・5歳なのはタイトルホルダー・ポタジェ・ディープボンド・デアリングタクトの4頭。このうち前走がヴィクトリアマイルのデアリングタクトは脱落。

前走でGⅠ馬の仲間入りをしたポタジェは前述したように大阪杯1着馬が不振なのと、ディープインパクト産駒は33頭出走して16@マリアライトの1勝のみと苦手にしているデータがある。よって非ノーザンファーム生産馬の中から天皇賞春で2着と敗れたディープボンドを推奨馬にしたい。

天皇賞春を勝利したタイトルホルダーはもし勝利すると06@ディープインパクト以来の連勝達成となる。近年ではキタサンブラックやゴールドシップでさえ失敗しているだけにハードルは低くはない。同馬は逃げ馬というのもやや気になる。

穴は過去5勝をあげているステイゴールド産駒のアフリカンゴールド・マイネルファンロン・ステイフーリッシュの3頭をあげる。中でも京都記念の勝ち馬は宝塚記念で好走するデータがあるのでアフリカンゴールドは要注意。いずれも人気はしないはずなので狙ってみる価値は十分あるはず。

大阪杯で人気を裏切ったエフフォーリアだが、過去にはサトノクラウンが6着から巻き返した例がある。16@ドゥラメンテと似たような戦績をしているので2着ならあるかもしれない。

推奨ディープボンド
減点ありポタジェ
アフリカンゴールド・マイネルファンロン・ステイフーリッシュ

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