富士ステークス G3 結果
東京11R 1600(芝)
3歳マイル王・アドマイヤマーズが古馬戦線に殴り込み
◎クリノガウディー:脚質転換の特訓中。スクリーンヒーロー産駒は荒れ馬場で走る。
○ノームコア:ヴィクトリアMでG1制覇。ハービンジャー産駒で晴雨兼用。
▲アドマイヤマーズ:G1・2勝、1600・5戦5勝。57キロを不安視。
△ロジクライ:昨年の勝ち馬。安田記念はスタートで大きくヨレて他馬に迷惑をかけた。
×カテドラル:中京記念は外枠が厳しかった。シュタルケでアーリントンC2着の実績がある。
×ダッシングブレイズ:重馬場で2勝。叩いた変わり身を注意。
×レイエンダ:安定性を欠く成績もC・スミヨン騎乗。
東京は今週も雨模様。上がり33秒台のようなスピード競馬はのぞめない。先週の府中牝馬Sでディープ産駒が壊滅したようにある程度パワーのある馬を選びたい。
本命はスクリーンヒーロー産駒のクリノガウディー。去年の朝日杯では小雨の降る中、アドマイヤマーズの2着に入った。今回はそのアドマイヤマーズと斤量が3キロ差ある。稍重だった中京記念では52キロとはいえ2着。鞍上が重賞未勝利の森裕太騎手だったことを考えるとほぼ勝ちに等しい内容。前走は厩舎の指示で控えたのが裏目に出たが、インが荒れる公算が高い今回は脚質転換の成果が活かされる。
ノームコアは1.30.5のレコードでVMを勝利した。当時はルメール騎手は騎乗停止でレーン騎手が乗っていた。今回は一転してパワーの要求されるレースになるが、ハービンジャー産駒で重馬場は問題ない。マイルは2戦2勝。ルメール騎手は、過去10年で富士Sを4回騎乗して1-3-0-0/4と連対率100%を記録している。むしろハービンジャー産駒は休み明けに凡走する馬が多いのでそちらが心配。
アドマイヤマーズは朝日杯・NHKマイルCとマイルG1を2勝。マイルは5戦5勝。負けたレースも勝ち馬がダノンキングリーだった共同通信杯(1800)、皐月賞(2000)と理由がはっきりしている。そのダノンキングリーが毎日王冠を豪快に差し切って勝利したように能力的に古馬相手に劣るということはない。まともなら勝ち負け。ただし、今回は重馬場のうえ57キロと斤量が増える。過去10年で3歳馬は3-1-3-29/36の成績だが、連対した馬はいずれも54~55だった。56~57の馬は5頭とも馬券圏外に沈んでいる。
ロジクライは去年の勝ち馬。穴人気していた安田記念ではスタートで大きくヨレて、内のアーモンドアイ・ダノンプレミアム・ペルシアンナイトらに大きな迷惑をかけた。武豊騎手も今回は慎重にスタートを切るはず。ハーツクライ産駒は雨馬場に強いので天候はどちらでも問題ない。東京は2-0-1-2/5と好相性。負けた安田記念も勝ち馬から0.5差と僅差だった。
その他、NHKマイルで3着だったカテドラル、一叩きされたダッシングブレイズ、来日したばかりのスミヨン騎手が乗るレイエンダをあげる。とくにダッシングブレイズはサドラーズウェルズ系で渋れば渋るほどプラスのタイプ。まったく人気していないので相手に入れると面白いかも。
馬券はクリノガウディーの単勝にしました。戸崎騎手には毎日王冠@ダノンキングリーのようなレースをしてほしいです。
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