マーキュリーカップ 回顧

マーキュリーカップ

 中継を見ていたところ外差しの馬場。内の砂が厚く、外が伸びていた印象。
 パドックではノーブルサターン・テルペリオンがともに-12k。栗東(滋賀)~岩手への輸送なので、これぐらいの馬体減はしょうがないところ。ロードゴラッソが馬体に張りがあり一番よく見えた。
 レースでは1番枠のグリムがやや立ち後れる。オーナーから指示のあったコパノチャーリーが押して先頭へ。テルペリオンが2番手で、あっさりと隊列が決まって落ち着き欠けたところ、外からロードゴラッソが競って3頭で並走状態へ。
 武豊騎手のグリムはそれを見て4番手に下げた。ノーブルサターンがさらにそれを見る形。
 終始3頭が競って、早くも上位5頭が他の地方勢を大きく引き離す展開。
 直線に入ると満を持して3頭の外に出したグリムが力強く抜け出す。
 ロードゴラッソがムチを入れて必死に追いすがるも思ったほど伸びず、逆に内に閉じ込めていたテルペリオンにジリジリと離される。そこへ淡々と4頭の後ろを追走していたノーブルサターンが漁夫の利とばかりにテルペリオンとロードゴラッソを抜いて、ゴールへ。
 グリム・ノーブルサターン・テルペリオンとJRA勢で上位独占となった。

グリム・・・スタートはやや立ち後れるも外差し馬場を読んで冷静に4番手に。武騎手の腕が光った。G1の強豪相手では厳しそうだが、地方のG2ぐらいならこれからも好勝負できそう。
ノーブルサターン・・・前3頭のケンカに巻き込まれることなく、5番手追走。結果、これが良かった。
テルペリオン・・・-12k。パドックでは元気がないように見えた。レースでは外のロードゴラッソに終始ケンカを売られて、一歩も引かずにやり合った。
ロードゴラッソ・・・藤岡佑の下手騎乗が一番目立った。この馬が競ったおかげでペースアップ。逃げた3頭は厳しくなり、最後には足が完全に上がっていた。普通に乗っていれば2着はあったはず。

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