69回 川崎記念 Jpn1
水曜 川崎11R 2100(ダート・左)
チュウワウィザードが鬼の居ぬ間の地方Jpn1取り--
◎チュウワウィザード:この大外枠さえこなせば連は堅い。
○アナザートゥルース:平安S4着を評価。スタートを決めて。
▲ケイティブレイブ:東京大賞典は息の入る暇がなかった。
△デルマルーヴル:4歳馬の成長力は怖い。地方のマーフィー騎手が。
×オールブラッシュ:3年前の勝ち馬。川崎だと走るので念のため。
川崎競馬場は小回りの特性上、内枠が有利。
データからは5年間で1~3着馬は15頭中14頭がJRA所属。1番人気は5年で3勝2着2回と連対率は100%で信頼度が高い。
本命はチュウワウィザード。これまで14戦して、3着以内に入れなかったのは1回のみ。それ以外はすべて馬券になっている。唯一の4着も前走・チャンピオンズC(G1)でのもので、上位の馬はいずれば中央のG1勝ち馬。序盤のポジション争いでクリソベリルに譲ったことを考えれば悲観するものではなかった。乗り慣れた川田騎手に戻るのもプラス材料。地方競馬は【3-1-0-0】とほぼパーフェクト。昨年のJBCクラシックでは東京大賞典を勝ったオメガパフュームに勝っているようにここでの実績は1枚上。唯一の不安点はこの大外枠だが、まず連は外さないだろう。
対抗はアナザートゥルース。昨年のアンタレスSで勝利して重賞勝ち馬の仲間入りをした。アイルハヴアナザー産駒でしぶとい先行力が持ち味。地方は【0-1-2-0】と勝ててはいないが、浦和記念ではスタートで後手を踏みながら道中上がっていくなかなか強い競馬をしていた。なにより休養前の平安Sでチュウワウィザードやオメガパフュームの4着に入ったのが立派。下級条件では逃げて勝ったように先行力もあり、3番枠と良いところを引いた。
ケイティブレイブは一昨年の勝ち馬。昨年はミツバの2着と敗れた。開腹手術(腸捻転)後の復帰初戦となった浦和記念では58キロを背負ってアナザトゥルースやデルマルーヴルらに3馬身差をつけて楽勝している。人気を集めた東京大賞典で8着と大敗したのは、ゴールドドリームに徹底マークを受けてHペースで飛ばしたのが原因。川崎競馬場は先行力が活きるコースだけに今回はそんなことはないだろう。1番枠と最高の枠を引いたので、スタートから飛ばせば頭も十分ありうる。
デルマルーヴルは前走の名古屋GPでアングライフェン・アナザートゥルースらに勝利した。昨年のJDDではクリソベリルの2着。4歳世代・ダートの2番手という位置づけになる。今回はO・マーフィー騎手に乗り変わる。前走は脚を溜める騎乗がハマった感があるだけに、地方であまり実績のないマーフィー騎手がどうか? という不安がある。実際、2走前の浦和記念では外枠だったとはいえ、O・マーフィー騎手が乗って4着に敗れた。その時と同じようなレース展開が予想される+勝って人気しそうなだけに評価を下げた。
上位4頭で90%は決まると思われるが、念のため3年前の川崎記念の勝ち馬であるオールブラッシュをあげる。スタートがあまり早くないのと、並びの関係上スタート直後にチュウワウィザードに前をカットされそうだが、川崎競馬場は【2-0-1-0】と得意にしている。前走もスタートで後手を踏みながら途中から逃げて押し切ったように、そこまで力は衰えていないみたいなので穴はこれだろう。
馬券はチュウワウィザード・アナザートゥルース・ケイティブレイブの3連複にしました。
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