【11R】 第81回優駿牝馬
3歳・オープン・G1(定量)(牝)(国際)(指定) 芝2400m (B)
枠 | 番 | 印 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 替 騎手 | 予想コメント |
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1 | 1 | デゼル | 牝3 | 55 | レーン | スイートピーSを上がり32.5の鬼脚で楽勝。 | |
1 | 2 | △ | クラヴァシュドール | 牝3 | 55 | M.デム | 馬群に怯まなければ好勝負可能。 |
2 | 3 | ○ | アブレイズ | 牝3 | 55 | 藤井勘一 | 2番手追走で展開利を見込む。 |
2 | 4 | ◎ | デアリングタクト | 牝3 | 55 | 松山弘平 | 怪物級の末脚で牝馬二冠に王手! |
3 | 5 | ホウオウピースフル | 牝3 | 55 | *内田博幸 | フローラSは内容ある2着も乗り代わりはマイナス。 | |
3 | 6 | リアアメリア | 牝3 | 55 | 川田将雅 | 良馬場で巻き返す余地あり。 | |
4 | 7 | ウインマイティー | 牝3 | 55 | *和田竜二 | 距離延長はプラスだとしても。 | |
4 | 8 | ▲ | スマイルカナ | 牝3 | 55 | 柴田大知 | 単騎逃げが濃厚で再び注意が必要。 |
5 | 9 | インターミッション | 牝3 | 55 | 石川裕紀 | 上がり目は薄いだろう。 | |
5 | 10 | ミヤマザクラ | 牝3 | 55 | *武豊 | クイーンC勝ちが光る。距離延長もプラス。 | |
6 | 11 | × | リリーピュアハート | 牝3 | 55 | 福永祐一 | 抽選突破の勢い。福永騎手がこちらを選んだ。 |
6 | 12 | × | マジックキャッスル | 牝3 | 55 | 浜中俊 | 桜花賞の敗因は道悪に尽きる。 |
7 | 13 | × | ウーマンズハート | 牝3 | 55 | 藤岡康太 | 新馬戦で繰り出した上がりは驚異的で。 |
7 | 14 | フィオリキアリ | 牝3 | 55 | *田中勝春 | 乗り代わりもマイナス。 | |
7 | 15 | チェーンオブラブ | 牝3 | 55 | 石橋脩 | 思ったほど成長が感じられない。 | |
8 | 16 | ウインマリリン | 牝3 | 55 | *横山典弘 | 横山親子によるリレーも瞬発力勝負は疑問の口。 | |
8 | 17 | マルターズディオサ | 牝3 | 55 | 田辺裕信 | チューリップ賞勝ち馬。人気が下がりすぎの感あり。 | |
8 | 18 | × | サンクテュエール | 牝3 | 55 | ルメール | 大外枠もルメール騎手で一応の警戒。 |
無敗で桜花賞を制したデアリングタクトは、オークスも勝てば63年ぶりの快挙となる。対するは2戦2勝でスイートピーSを楽勝したデゼル。道悪の桜花賞で負けた馬たちも良馬場で逆転を狙っている。中でもハーツクライ産駒のクラヴァシュドールは血統的にも距離延長は歓迎だろう。抽選を突破したリリーピュアハートは福永騎手がミヤマザクラを断ってまで選んだ。
データからは桜花賞を制したデアリグタクトが最有力となっている。
本命はそのデアリングタクト。極悪馬場で行われた桜花賞では、ほぼほぼ前に行った2頭で決まりかと思われた位置から、外に持ち出すとあっという間に差し切った。道悪が得意というのもあったのだろうが、最後の決め手は怪物級と呼ぶのにふさわしい迫力があった。あの感じだと心肺能力も高そう。問題は初の長距離輸送と、1戦ごとにイレ込みがきつくなりつつある点。道中で行きたがるシーンがあれば思わぬ大敗もありえる。
対抗は2戦2勝でフラワーCを勝ったアブレイズ。その前走では外枠から2番手につけると1000メートル59秒の流れでそのまま押し切った。2着のレッドルレーヴはその後フローラSで一旦先頭に立ち(7着)、3着のシーズンズギフトはNZTで2着と、レベルは低くはなかった。新馬戦で2000をこなしたように距離延長は問題ないはず。なによりいまの東京は内有利で、2番手につけてインをうまく立ち回れば大金星の可能性もある。
スマイルカナは桜花賞で強気に逃げて3着に粘り通した。2着だったレシステンシアはNHKマイルで2着。勝ったデアリングタクトは別として、他のメンバーには先着しているのだから実力が劣るということはない。問題は2400という距離とオークスでは逃げ馬が不振だけに強気にはなれないが、メンバーを見渡したところ他に逃げたい馬が見当たらない。再度の単騎逃げが見込まれる。
4番手はハーツクライ産駒のクラヴァシュドール。桜花賞ではスタート後にポジションを取りながらも道中で隣の馬に怯んで下がってしまった(レース後、デムーロ談)。あれがなければ2~3着はあったかも。ハーツクライ産駒は東京コースに良積が多く、距離延長も問題ない。2番枠と良い枠を引いたので、馬ごみに怯まなければ馬券圏内は堅そう。嫌なのは1勝馬のわりに人気しすぎということぐらい。
リリーピュアハートは東京・2400に勝ち鞍があるのと、福永騎手がミヤマザクラを断ってまで選んだ。
マジックキャッスルはクイーンC2着の上がりと良馬場で巻き返し可能。
ウーマンズハートは新馬戦で32秒の最速上がりを記録しているのと、人気を落としすぎなので穴として買える。
サンクテュエールは大外枠がマイナスだが、ディープインパクト産駒でノーザンファーム生産、さらにルメール騎手が騎乗と一応押さえておいたほうが良さそう。
問題のデゼルだが、デアリングタクトを本命にしてデゼルは買えないということで無印にしました。中2週で再び東京輸送、追い込み脚質で1枠1番というのもあまりプラスではないと思います。
馬券は展開利を見込んでアブレイズの単勝にしました。ドスローならなくはないと思います。あと全馬の調教を見ましたが、目立って良かったという馬はいませんでした。
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