記録尽くしの2020を締めくくる、カレンブーケドール
【11R】 第65回有馬記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 芝2500m (A)
枠 | 番 | 印 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 替 騎手 | 予想コメント |
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1 | 1 | バビット | 牡3 | 55 | 内田博幸 | 絶好枠を引くも、今回も2番手からの競馬になりそう。 | |
1 | 2 | × | ブラストワンピース | 牡5 | 57 | *横山武史 | 出足がなく馬群に囲まれる恐れあり。 |
2 | 3 | クレッシェンドラヴ | 牡6 | 57 | *坂井瑠星 | スタミナタイプで速い上がりの決着は不安。 | |
2 | 4 | × | ラヴズオンリーユー | 牝4 | 55 | M.デム | 馬群を捌ければ、瞬発力は差はない。 |
3 | 5 | ワールドプレミア | 牡4 | 57 | 武豊 | 最強メンバーの揃ったJCで6着は底力のあらわれ。 | |
3 | 6 | × | キセキ | 牡6 | 57 | 浜中俊 | JC8着もスタートが決まればおそらく逃げる。 |
4 | 7 | △ | ラッキーライラック | 牝5 | 55 | *福永祐一 | 同期のアーモンドアイに続く有終の美へ抜かりはない。 |
4 | 8 | ペルシアンナイト | 牡6 | 57 | 大野拓弥 | 差し脚が活きる展開なら距離延長は対応可能。 | |
5 | 9 | ○ | クロノジェネシス | 牝4 | 55 | 北村友一 | ファン投票1位。春冬グランプリ連覇へ万全の仕上がり。 |
5 | 10 | ◎ | カレンブーケドール | 牝4 | 55 | *池添謙一 | 歴史的一戦で三冠馬3頭に続く4着はG1級の証! |
6 | 11 | 消 | モズベッロ | 牡4 | 57 | *田辺裕信 | 半年ぶりでいきなりG1は厳しい。 |
6 | 12 | オーソリティ | 牡3 | 55 | *川田将雅 | 相手強化。思ったほど上積みがない。 | |
7 | 13 | ▲ | フィエールマン | 牡5 | 57 | *ルメール | 天皇賞(秋)はスタートで不利があり勝ちに等しい内容。 |
7 | 14 | × | サラキア | 牝5 | 55 | *松山弘平 | 充実期を迎えてG1常連相手でも侮れない。 |
8 | 15 | 消 | オセアグレイト | 牡4 | 57 | 横山典弘 | G1の強豪相手では力不足。 |
8 | 16 | 消 | ユーキャンスマイル | 牡5 | 57 | 岩田康誠 | 幾分持ち直したかもしれないが、ハードル高い。 |
年末の大一番・有馬記念にG1馬8頭が参戦。年の瀬の名物G1にふさわしい好メンバーとなった。人気ではファン投票1位&宝塚記念を5馬身差で圧勝したクロノジェネシス、天皇賞(秋)で勝ちに等しい競馬だったフィエールマン、エリザベス女王杯連覇を含むG1・4勝のラッキーライラックの三つ巴の様相。歴史的一戦となったジャパンカップで三冠馬3頭に迫る4着に入ったカレンブーケドールも差はない。
データからは前走1番人気に支持されたラッキーライラックが推奨馬になっている。
カレンブーケドールのJCは、スタート直後に寮馬のアーモンドアイに進路を譲って差しに回った。慣れない競馬を強いられながらも直線では外目を追われて4着に入った価値は高い。いまだ2勝馬で重賞未勝利と勝ち味に遅いのが難点だが、津村騎手から有馬記念4勝の池添騎手に乗り変わるのはプラス材料。クロノジェネシス・フィエールマンが差しタイプなのに対して、本来先行脚質であるのも展開利が見込める。
クロノジェネシスは昨年の秋華賞でG1馬の仲間入りを果たすと、2月の京都記念で同世代のカレンブーケドールを再度撃破。大阪杯2着後に挑んだ宝塚記念では直前の降雨により馬場が荒れたこともあり、G1常連牡馬を相手に6馬身差の圧勝劇を演じてみせた。パゴ産駒でタイムのかかる馬場になるとべらぼうに強い。休み明けで臨んだ天皇賞(秋)では、スタート直後に不利を受けてポジションを下げたのが痛かった。まともならアーモンドアイを差し切っていた可能性が高い。近年の混合G1における牝馬の活躍は周知の事実。まともなら勝ち負けが濃厚だが、北村騎手が有馬記念初騎乗という点だけ割り引いた。
フィエールマンは、これまで菊花賞・天皇賞(春)のG1を3勝。半年ぶりの実戦となった天皇賞(秋)ではクロノジェネシスと同じくスタート直後に不利を受けて後方からの競馬となった。アーモンドアイとの着差を考えると勝ちに等しい内容。瞬発力タイプで小回りコースの中山は得意とはいえないが、昨年のレースでは凱旋門賞大敗直後ながら4着に入った。それに比べると今年の臨戦過程には余裕があり好感が持てる。なにより絶好調のルメール騎手に手綱が戻るのは大きい。
ラッキーライラックは、前走・エリザベス女王杯では大外枠から脚を溜める競馬をして見事連覇を達成した。G1はこれまで阪神JF・大阪杯・エリザベス女王杯など4勝。同期にG1・9勝のアーモンドアイがいることを考えれば立派の一言。ルメール騎手から福永騎手に乗り変わるが、素直なタイプで大きなマイナスとはならないだろう。距離がさらに伸びる今回は前走同様中団から差しに回る。ライバルと呼ぶには相手が強すぎたが、レベルの高い5歳牝馬世代の一角として無様なレースはできない。
充実期を迎えたサラキアは、前走のエリザベス女王杯は北村騎手のアクセルを踏むのが遅かった。今回は松山騎手に乗り変わるが外枠でなければ本命に選びたかった。
その他、陣営が2番手からとコメントしているが、なんだかんだで今回も暴走気味にハナを切るのではないかと思われるキセキ、オークスでは本命馬に勝利していて4番枠を引いたラヴズオンリーユー、内枠で包まれる可能性が高いが一昨年の勝ち馬のブラストワンピースを念のためにあげる。
単勝 | 10 |
馬連 | 10-9・13・7・14 |
三連単 | 軸1頭マルチ 軸 10 相手 9・13・7・14・6・4・2 (126点) |
個人的に思い入れのあるサラキアを本命にしようかと思いましたが、外枠に入ったのでカレンブーケドールにしました。今年は馬券的にはまったくいいところがないので、有馬記念もハズレて終わりそうな匂いがプンプンしています。
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