朝日杯ＦＳ　反省会　２０２１

2021年12月19日(日)　6回阪神6日　天候 : 晴 　馬場状態 : 良
【11Ｒ】　第73回朝日杯フューチュリティＳ
２歳・オープン・Ｇ１(馬齢)　(牡・牝)(国際)(指定)　芝・外 1600m　15頭立

着	印	馬名S	通過順位	結果コメント
１		ドウデュース	08-07	出たなりで中団にポジションを取る。道中は馬がリラックスして走っていた。鞍上のＧＯサインにしっかり反応して、２着馬を競り落とした。距離は２０００～２４００がベストだろう。
２	◎	セリフォス	05-05	わずかだがスタートが遅れる。ポジションを取ろうと鞍上がうながすと反応が良すぎて、そこから力み通しだった。負けはしたが能力は勝ち馬よりも上だろう。
３	○	ダノンスコーピオン	08-09	抜群のスタートを切ったが、鞍上が手綱を引いてポジションを下げる。勝負所で次々とかぶされて仕掛けが遅れた。最後の伸びを見ると、松山騎手の判断ミスが痛かった。
４		アルナシーム	12-12	スタートで立ち遅れる。前走のように暴走せずにインでしっかりと折り合っていた。荒れた内目を走らされており、今日の走りができるなら次走は好勝負だろう。
５	▲	ジオグリフ	14-13	後方からレースを進める。直線入り口で内に切れ込んで外に飛び跳ねる。最後は伸びているので、まだ見限れない。距離は２０００ぐらいが良さそう。
６	×	トウシンマカオ	03-03	好スタートから３番手につけて見せ場を作った。最後は距離を感じた。
７	×	ドーブネ	12-09	スタート後、控える。スムーズに走れていたので、力は出し切ったように見えたが。
８	×	プルパレイ	03-03	敗因は距離と見ていいだろう。
９	消	トゥードジボン	02-02	ペースを考えると善戦した。
10		スプリットザシー	10-09	このメンバーに入ると馬体の小ささが目立っていた。
11	×	ヴィアドロローサ	10-13	追い出されてもさっぱり伸びず。単純に力不足だったか。
12	△	オタルエバー	05-05	道中で口を割って行きたがっていた。現状、逃げないとダメかも。
13	消	セッカチケーン	05-07	直線も最後まで真面目に走っていた。
14		カジュフェイス	01-01	ロケットスタートでハナを切ると、直線まで見せ場をたっぷり作った。
15	消	シンリミテス	15-15	ついていけず。

LAP　12.6-10.6-11.1-11.9-12.1-11.9-11.2-12.1
通過　34.3-46.2-58.3-70.2　　上り　70.3-59.2-47.3-35.2　　平均　1F:11.69 / 3F:35.06
単勝　 ９ \780
複勝　 ９ \200 / ４ \120 / ７ \230
枠連　 3-5 \690 (2)
馬連　 04-09 \1060 (3)
ワイド 04-09 \420 (3)/ 07-09 \1070 (11)/ 04-07 \410 (2)
馬単　 09-04 \3000 (9)
３連複 04-07-09 \2350 (5/455)
３連単 09-04-07 \14840 (37/2730)

パドックで気合満点に歩いているセリフォスを見て、これは大丈夫そうだなと思っていたらスタートでやや遅れて、Ｃ・デムーロ騎手が先週の二の轍を踏むまいとポジションを取りに手綱を動かしたら、馬が思いのほか反応してしまい終始力んで走っていた。あれでよく２着に粘ったなというのが正直な感想。並みの馬なら馬群に沈んでいてもおかしくなかった。今後も１６００なら信頼できる。

勝ったドウデュースは、武豊騎手が道中で手綱をぷらーんとさせているなど、対照的なレース運び。馬場が荒れていて外々を回るレース展開だったのも１８００を勝ち上がっていたハーツクライ産駒にとって有利な状況だったか。この様子なら２０００メートルのホープフルＳに出走していても勝ち負けだったはず。いまになって考えてみると、ノーザンファームが両方取るための使い分けだったか。距離は間違いなく伸びたほうがいいはずなので、来年の皐月賞・ダービーの有力候補。

惜しかったのはダノンスコーピオンで、松山騎手はあそこまで下げる必要があったのかどうか？　目標になるのを嫌ったのだろうが、あれなら３～４番手から直線で外に進路を取って抜け出せば勝てていたかも。直線では進路を失って仕掛けが遅れるなど、騎乗ミスといっても良い内容だった。

ジオグリフは調教を見て感じた嫌な予感が的中した。馬群が広がる展開もマイナスだった。

武豊騎手が悲願の朝日杯ＦＳを制覇。Ｇ１完全制覇に王手となった。

馬券は一応的中。まあ、１４８４０円なので、あんまり儲かってないですけど。来週の有馬記念への軍資金は確保できました。