2021年 G1レースの傾向

12月10日現在、チャンピオンズカップ終了時点での集計(合計20レース)

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G1 優勝馬

レース名馬名性齢騎手人気通過順
チャンピG1 テーオーケインズ牡4松山弘平1 05-06-06
JCG1 コントレイル牡4福永祐一1 07-08-08
マイルチG1 グランアレグリア牝5ルメール1   12-08
エリザベG1 アカイイト牝4幸英明10 13-13-07
天皇賞秋G1 エフフォーリア牡3横山武史3 06-06-06
菊花賞G1 タイトルホルダー牡3横山武史4 01-01-01
秋華賞G1 アカイトリノムスメ牝3戸崎圭太4 05-05-04
スプリンG1 ピクシーナイト牡3福永祐一3   03-02
宝塚記念G1 クロノジェネシス牝5ルメール1 04-03-04
安田記念G1 ダノンキングリー牡5川田将雅8   08-08
東京優駿G1 シャフリヤール牡3福永祐一4 07-11-09
優駿牝馬G1 ユーバーレーベン牝3M.デム3 13-10-08
ヴィクトG1 グランアレグリア牝5ルメール1   09-10
NHKマG1$シュネルマイスター牡3ルメール2   09-09
天皇賞春G1 ワールドプレミア牡5福永祐一3 07-07-04
皐月賞G1 エフフォーリア牡3横山武史2 04-04-04
桜花賞G1 ソダシ牝3吉田隼人2   03-03
大阪杯G1 レイパパレ牝4川田将雅4 01-01-01
高松宮記G1 ダノンスマッシュ牡6川田将雅2   10-09
フェブラG1$カフェファラオ牡4ルメール1   03-03
集計期間:2021. 2.21 ~ 2021.12. 5

現在、チャンピオンズカップまで終了しているが、今年の国内G1を2勝している馬はエフフォーリア(皐月賞・天皇賞秋)しかいない。

今年、初G1勝利(国内)を飾った馬は、フェブラリーSのカフェファラオにはじまって13頭と例年より多い。

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人気別集計

人気 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
1番人気 6- 6- 2- 6/ 2030.0%60.0%70.0%6588
2番人気 4- 4- 3- 9/ 2020.0%40.0%55.0%8586
3番人気 4- 3- 2- 11/ 2020.0%35.0%45.0%11483
4番人気 4- 0- 2- 14/ 2020.0%20.0%30.0%20474
5番人気 0- 0- 2- 18/ 200.0%0.0%10.0%025
6番人気 0- 1- 2- 17/ 200.0%5.0%15.0%064
7番人気 0- 3- 0- 17/ 200.0%15.0%15.0%066
8番人気 1- 1- 2- 16/ 205.0%10.0%20.0%23897
9番人気 0- 1- 2- 17/ 200.0%5.0%15.0%093
10~人気 1- 1- 3-144/1490.7%1.3%3.4%4345

ここまで1番人気は6勝となっている。ちなみに昨年(2020)は、有馬記念までで1番人気が16勝(勝率66%)をあげた。昨年は1番人気が勝ちすぎたのもあるが、単勝回収値が65円なので平均よりも低いといえる。

勝ち馬の20頭中18頭が4番人気以内。

連対馬40頭中31頭が4番人気以内(占有率77%)。

マイルCS~チャンピオンズカップまで、現在1番人気が三連勝中。

最低人気での勝利は、エリザベス女王杯のアカイイト(10人気)で、単勝は6490円。

5番人気は連対0で不振。

3着に人気薄が入っている。

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配当

レース名単勝配当枠連馬連馬単3連複3連単
チャンピG133060061011001765052660
JCG11605305306705101780
マイルチG117027037054019605460
エリザベG164902610518701375002827103393960
天皇賞秋G13404003908503502040
菊花賞G18001600242052201461079560
秋華賞G1890133022504890419026410
スプリンG15307008901910905038610
宝塚記念G1180303027803930220013340
安田記念G147607202950120908860110420
東京優駿G11170102010103360880058980
優駿牝馬G1890179018804690109190532180
ヴィクトG1130133036204630846028750
NHKマG1370288036904960354021180
天皇賞春G15204709402220204011490
皐月賞G13701150430055102000082320
桜花賞G13605206701280266010400
大阪杯G112201636019080376107240106210
高松宮記G16007101010217022009770
フェブラG13309806620930024940101710

馬連で万馬券になったのは大阪杯とエリザベス女王杯の2回。

三連単で10万円超えは5回になっている。

エリザベス女王杯の三連単は339万円で、これはG1における三連単で6位の記録(たぶん)。1位は2015年・ヴィクトリアマイルで出た2070万円。

各種平均配当

単勝複勝枠連馬連馬単三連複三連単
1030円338円1950円5394円12221円26558円234361円

三連単の平均配当が高いのは、大荒れになったエリザベス女王杯の影響が大きい。

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騎手別集計

騎手 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
ルメール 5- 7- 1- 6/1926.3%63.2%68.4%62100
福永祐一 4- 1- 5- 9/1921.1%26.3%52.6%125116
横山武史 3- 2- 1- 8/1421.4%35.7%42.9%10777
川田将雅 3- 0- 4-12/1915.8%15.8%36.8%34697
吉田隼人 1- 1- 3- 7/128.3%16.7%41.7%30219
戸崎圭太 1- 1- 2-11/156.7%13.3%26.7%5954
松山弘平 1- 1- 0-11/137.7%15.4%15.4%2560
M.デム 1- 0- 0-13/147.1%7.1%7.1%6317
幸英明 1- 0- 0- 8/ 911.1%11.1%11.1%721131
池添謙一 0- 2- 0-13/150.0%13.3%13.3%049
坂井瑠星 0- 1- 1- 2/ 40.0%25.0%50.0%0375
鮫島克駿 0- 1- 0- 7/ 80.0%12.5%12.5%063
和田竜二 0- 1- 0-13/140.0%7.1%7.1%010
田辺裕信 0- 1- 0-11/120.0%8.3%8.3%040
浜中俊 0- 1- 0- 5/ 60.0%16.7%16.7%023
横山典弘 0- 0- 2- 6/ 80.0%0.0%25.0%0151
藤懸貴志 0- 0- 1- 0/ 10.0%0.0%100.0%02820
松若風馬 0- 0- 0- 7/ 70.0%0.0%0.0%00
岩田望来 0- 0- 0-10/100.0%0.0%0.0%00
武豊 0- 0- 0-14/140.0%0.0%0.0%00

ルメール騎手が5勝(フェブラリーS・NHKマイル・ヴィクトリアマイル・宝塚記念・マイルCS)でトップだが単勝回収値は62円と低い。

福永騎手は単勝・複勝ともに回収値が100円を超えている。

横山武史騎手が3勝(皐月賞・天皇賞秋・菊花賞)をあげて大活躍している。

ルメール・福永騎手で決着は2回(スプリンターズS・JC)。

坂井瑠星騎手が複勝率50%と穴をあけている。

藤懸騎手の記録は、オークス@ハギノピリナの3着によるもの。

武豊騎手は今年のG1ではまだ馬券に絡んでいない。

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調教師別集計

調教師 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
(美)藤沢和雄 2- 1- 1- 2/ 633.3%50.0%66.7%5073
(美)手塚貴久 2- 1- 1- 8/1216.7%25.0%33.3%10565
(美)鹿戸雄一 2- 1- 0- 3/ 633.3%50.0%50.0%11868
(美)国枝栄 1- 2- 2- 5/1010.0%30.0%50.0%8999
(栗)矢作芳人 1- 2- 1- 7/119.1%27.3%36.4%1461
(栗)斉藤崇史 1- 1- 1- 7/1010.0%20.0%30.0%18124
(栗)友道康夫 1- 1- 0-20/224.5%9.1%9.1%2343
(美)栗田徹 1- 1- 0- 4/ 616.7%33.3%33.3%133130
(栗)須貝尚介 1- 0- 2- 6/ 911.1%11.1%33.3%40118
(栗)高野友和 1- 0- 2- 5/ 812.5%12.5%37.5%152398
(栗)音無秀孝 1- 0- 1-10/128.3%8.3%16.7%4432
(栗)安田隆行 1- 0- 1- 5/ 714.3%14.3%28.6%8572
(栗)藤原英昭 1- 0- 1- 3/ 520.0%20.0%40.0%23478
(美)堀宣行 1- 0- 0- 5/ 616.7%16.7%16.7%5530
(栗)中竹和也 1- 0- 0- 5/ 616.7%16.7%16.7%1081196
(栗)高柳大輔 1- 0- 0- 2/ 333.3%33.3%33.3%11046
(美)萩原清 1- 0- 0- 0/ 1100.0%100.0%100.0%4760710
(栗)大久保龍 0- 2- 0- 4/ 60.0%33.3%33.3%050
(栗)松下武士 0- 2- 0- 1/ 30.0%66.7%66.7%0100
(美)木村哲也 0- 1- 1- 3/ 50.0%20.0%40.0%098

美浦所属の厩舎が上位に並んでいる。

複数の馬で勝利しているのは手塚厩舎のみ(オークス@ユーバーレーベン・NHKマイル@シュネルマイスター)。

友道厩舎が22頭と最多出走となっているが、馬券に絡めたのは2回のみ。

ブリーダーズC・ディスタフを勝利するなど絶好調の矢作厩舎だが、意外にも国内のG1はジャパンカップのコントレイルのみ。

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種牡馬別集計

種牡馬 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
ディープインパクト 8- 5- 6-56/7510.7%17.3%25.3%12055
エピファネイア 2- 2- 2- 9/1513.3%26.7%40.0%47127
キズナ 1- 4- 2-12/195.3%26.3%36.8%341297
Kingman 1- 1- 1- 1/ 425.0%50.0%75.0%92132
ドゥラメンテ 1- 1- 0- 2/ 425.0%50.0%50.0%200195
バゴ 1- 0- 2- 1/ 425.0%25.0%75.0%45260
ロードカナロア 1- 0- 0-16/175.9%5.9%5.9%3512
ゴールドシップ 1- 0- 0- 5/ 616.7%16.7%16.7%14841
モーリス 1- 0- 0- 4/ 520.0%20.0%20.0%10640
クロフネ 1- 0- 0- 3/ 425.0%25.0%25.0%9035
American Pharoah 1- 0- 0- 2/ 333.3%33.3%33.3%11060
シニスターミニスター 1- 0- 0- 1/ 250.0%50.0%50.0%16570
キングカメハメハ 0- 2- 1-18/210.0%9.5%14.3%042
ダイワメジャー 0- 2- 0- 5/ 70.0%28.6%28.6%042
オルフェーヴル 0- 1- 0- 9/100.0%10.0%10.0%014
ディープブリランテ 0- 1- 0- 6/ 70.0%14.3%14.3%060
No Nay Never 0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%100.0%0350
ステイゴールド 0- 0- 1- 3/ 40.0%0.0%25.0%047
ジャスタウェイ 0- 0- 1- 5/ 60.0%0.0%16.7%050

ディープインパクト産駒が8勝(大阪杯・天皇賞春・VM・ダービー・安田記念・秋華賞・マイルCS・JC)をあげている。うちVMと安田記念はワンツー。

キズナ産駒がエリザベス女王杯でワンツーを決めた。

キングマンのデータはすべてシュネルマイスターによるもの。

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生産者別集計

生産者 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
ノーザンファーム 11- 11- 12-105/1397.9%15.8%24.5%4254
岡田スタツド 1- 1- 1- 6/ 911.1%22.2%33.3%88214
ノースヒルズ 1- 1- 1- 2/ 520.0%40.0%60.0%3266
Northern Farm 1- 1- 1- 0/ 333.3%66.7%100.0%123176
ケイアイファーム 1- 0- 0- 5/ 616.7%16.7%16.7%10035
ヤナガワ牧場 1- 0- 0- 3/ 425.0%25.0%25.0%8235
三嶋牧場 1- 0- 0- 7/ 812.5%12.5%12.5%59588
ビッグレッドファーム 1- 0- 0- 2/ 333.3%33.3%33.3%29683
Paul P. Pompa 1- 0- 0- 1/ 250.0%50.0%50.0%16590
辻牧場 1- 0- 0- 0/ 1100.0%100.0%100.0%64901180
社台ファーム 0- 2- 2- 26/ 300.0%6.7%13.3%057
村田牧場 0- 2- 0- 4/ 60.0%33.3%33.3%095
社台・白老 0- 1- 0- 5/ 60.0%16.7%16.7%0108
Desert Star 0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%100.0%0350
大島牧場 0- 0- 1- 0/ 10.0%0.0%100.0%0400
村下明博 0- 0- 1- 0/ 10.0%0.0%100.0%02820
Hinkle Farms 0- 0- 1- 0/ 10.0%0.0%100.0%0770

毎年のことだが、ノーザンファームが12勝と圧倒的な成績をあげている。(シュネルマイスターがNorthern Farmとして別集計)

ノーザンファームによるワンツーは6回(桜花賞・ダービー・NHKマイル・スプリンターズS・秋華賞・マイルCS)、うち5回がワンツースリーになっている。

桜花賞は1着から7着までがノーザンファーム生産馬。

日本ダービーは1着から5着までがノーザンファーム生産馬。

マイルチャンピオンシップは1着から6着までがノーザンファーム生産馬。

日本ダービーは出走馬17頭中12頭がノーザンファーム生産馬。

ノーザンファーム生産馬が2着以内に入らなかったのは、大波乱になったエリザベス女王杯のみ。(=それ以外のG1レースでは1頭は2着以内に入っている)※クラヴェルの3着が最高着順。

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脚質上り別集計

脚質上り 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
平地・逃げ 2- 2- 0- 17/ 219.5%19.0%19.0%9664
平地・先行 7- 3- 6- 56/ 729.7%13.9%22.2%4452
平地・中団 11- 12- 13-101/1378.0%16.8%26.3%112106
平地・後方 0- 3- 0- 92/ 950.0%3.2%3.2%04
平地・マクリ 0- 0- 1- 2/ 30.0%0.0%33.3%036

逃げて勝利したのは大阪杯@レイパパレ・菊花賞@タイトルホルダーの2頭。

差し馬が単勝・複勝ともに回収値が100円を超えている。

追い込みで2着に入った3頭は上位人気馬(桜花賞@サトノレイナス・安田記念@グランアレグリア・チャンピオンズC@チュウワウィザード)で、人気薄はまったく決まっていない。

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馬番別集計

馬番 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
1番 1- 4- 2- 13/ 205.0%25.0%35.0%26107
2番 1- 0- 3- 16/ 205.0%5.0%20.0%870
3番 2- 1- 2- 15/ 2010.0%15.0%25.0%5659
4番 2- 0- 1- 17/ 2010.0%10.0%15.0%4423
5番 1- 2- 0- 17/ 205.0%15.0%15.0%1744
6番 2- 0- 0- 18/ 2010.0%10.0%10.0%2312
7番 2- 2- 2- 14/ 2010.0%20.0%30.0%2756
8番 1- 1- 2- 16/ 205.0%10.0%20.0%61199
9番 1- 0- 3- 16/ 205.0%5.0%20.0%4439
10番 1- 2- 0- 17/ 205.0%15.0%15.0%5855
11番 1- 0- 3- 16/ 205.0%5.0%20.0%238144
12番 2- 2- 0- 16/ 2010.0%20.0%20.0%5334
13番 0- 2- 2- 16/ 200.0%10.0%20.0%059
14番 1- 1- 0- 16/ 185.6%11.1%11.1%3322
15番 1- 0- 0- 16/ 175.9%5.9%5.9%218
16番 1- 1- 0- 15/ 175.9%11.8%11.8%38177
17番 0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%0.0%00
18番 0- 2- 0- 5/ 70.0%28.6%28.6%048

1~9の勝ち馬は12頭、10~18は8頭。

今年は馬番に偏りは見られない。ここまで綺麗に分散しているのは逆にめずらしい。

16番から勝利したのはエリザベス女王杯のアカイイト。

まとめ

  • 1番人気が思ったほど勝てていない
  • 勝ち馬のほとんどは4番人気以内
  • 連対馬の77%が4番人気以内
  • 穴を狙うなら三連単で3着に人気薄を入れる
  • ルメール騎手の連対率は63%
  • 複数のG1を勝利してるのはエフフォーリアのみ
  • ディープインパクト産駒が8勝
  • ノーザンファーム生産馬が今年も絶好調
  • 追い込みはほとんど決まらない
  • 基本内有利だが、馬番に偏りはない
  • G1だと友道厩舎が罠になっている

以上です。

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