議長のいいわけ 小倉記念・関屋記念 2020

今週もはじまりました、議長のいいわけ部屋。

待っていたぞ。

え、めずらしい。いつもすごく嫌そうな顔をしてるのに。

今週は予想の調子が良かったからな。

まずは小倉記念からおねがいします。

私の買っていたサトノガーネットは惜しい2着だった。

ゴール前ですごい脚で伸びていましたね。

勝った馬が内で詰まっていたら間違いなく1着だったろう。
開幕週で前が厳しくなるという流れの読みも私の予想通りだった。

そういえば逃げ馬が好きな議長がミスディレクションを無印でしたね。

いいところに気がついたな。
実績のないミスディレクションが4番人気になっているのを見て、みんな甘いなと思っていた。
開幕週=前有利という考えが浅はかすぎる。
騎手心理を読めば開幕週の重賞はペースが一気に上がって力のない逃げ馬は直線で沈む必然の理だ。
案の定、スタート直後に出ムチが入っていてミスディレクションの芽は消えていた。

なるほど。でも、議長の本命だったサトノルークスは11着のような。

それについては反省している。
実は予想を考える段階で、はじめはノーブルマーズを本命にしようとしていて、次にサトノガーネットにして、最終的に菊花賞2着の実績を重視してサトノルークスにした。

つまり予想段階でかなり悩んでいたわけですね。

結果論だが、ヴェロックスの二の舞だったな。

なんですか、そのお馬さん。

菊花賞3着馬で、今年の小倉大賞典で川田騎手が乗って単勝1.4倍の圧倒的1番人気で9着に大敗した。

うわあー、たしかに似てるかも。

最近、川田騎手が重賞をまったく勝てていなくて、その点も予想段階でかなり不安ではあった。

勝ち馬についてはどうなんですか? 議長は無印だったけど。

過去10年というコラムを読んでもらえばわかるが--。

もう1人の議長が書いているとかいうコラムですね。

議長(B)だ。

はいはい。それで?

穴候補としてアールスターが挙がっていたように気になってはいた。
予想段階で長岡騎手がどうしても引っかかって印を打てなかった。
重賞未勝利どころか、今年の芝レースすら未勝利だったからな。私のポリシー的にも1着で買うのは不可能に近かった。
ただ、今日の長岡騎手の騎乗は完璧だったな。苦労人なので心情的には応援している。

次は関屋記念についてお願いします。

こちらは本命にも推したトロワゼトワルが2着だった。
1着も▲のサトノアーサーだ。

おおおー、パチパチパチ。

いっておくがトロワゼトワルは8番人気だった。
直線の半ばまで単勝が当たったんじゃないかと思っていた。

こっちは逃げ馬を本命に指名してたんですね。

これも騎手心理だが、新潟は直線が長いのでジョッキーの仕掛けが遅くなって逃げ馬が残ることがある。
小倉記念と違い、関屋記念は枠順発表を見る前からトロワゼトワルを本命にするつもりだった。

レース前から自信があったんですね。

自信があったというより、トロワゼトワルの前走はあきらかに逃げ馬に不利な極端な外差し馬場だったからな。実力より人気が下がるので買い時だったのは間違いない。
同じことがサトノアーサーにもいえた。

そういえばエプソムカップはすごい不良馬場でしたね。

それと外枠ということで人気が下がっていたのもある。
逃げ馬の外枠というのはスタートさえ決まればそれほど不利ではない。

3着のアンドラステも×印でしたね。

ここのところ岩田望来騎手がそろそろ重賞を勝つのではないかと買い続けてきて裏切られて、さすがに学習した。
道中で少しだけ行きたがって首を上げていた分、最後の伸びが足りなかった。

2番人気だったプリモシーンは15着でしたね。

新潟競馬場の芝コースがいつもほど高速馬場でなかったのが響いたのだろう。
上がり1位のサトノアーサーが33.7秒だが、例年なら32秒台が出ていてもおかしくない。

唯はクリノガウディーが18着なのに驚きました。

直線でズブズブだったな。
能力が高いのは間違いないが、一方調子なので1200がいいかもしれない。
あと雨が降って渋った馬場のほうがいいだろう。
厩舎も試行錯誤で迷っているようだが、クリノガウディーのような馬は忘れた頃に穴を開けるので注意が必要だ。

議長と同じですね。

どうせ、忘れた頃に馬券が当たるといいたいのだろう。

バレちゃいました?

開幕週の逃げ馬ぐらい見え見えだ。

とういうわけで、今週は以上です。

来週は夏の大一番の札幌記念があるぞ。

はーい。来週も今週みたいな惜しい予想をおねがいしますね。

一言多いやつだな。

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