【11R】 第63回宝塚記念
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝・内 2200m 18頭立
着 | 印 | 馬名S | 通過順位 | 結果コメント |
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1 | ▲ | タイトルホルダー | 02-02-02-02 | 抜群のスタートを切って、パンサラッサにハナを譲る余裕まであった。Hペースを楽々追走。後続に寄せ付けない横綱競馬であっさりとGⅠ・3勝目をあげた。歴代名馬級の強さ。 |
2 | ○ | ヒシイグアス | 06-06-06-05 | スタート後にスッと内につけて脚を溜める。勝負どころでは抜群の手ごたえで上がっていくが、今日は勝ち馬が強すぎた。 |
3 | × | デアリングタクト | 10-10-08-08 | スタート後に外の馬が寄ってきてポジションを下げる。直線は外をしぶとく伸びて4着馬を競り落とした。三冠牝馬の意地は示した。 |
4 | △ | ディープボンド | 03-03-03-03 | 押して押してポジションを取る。有馬記念と違って枠が外だった分脚を使った。国内でGⅠを勝つのは厳しそう。 |
5 | × | マイネルファンロン | 08-08-06-05 | パドックで馬が自信満々に歩いていた。直線では追い負けしたがGⅠの強豪相手に正攻法で5着に食い込んだ。雨が降っていれば馬券圏内だったはず。 |
6 | エフフォーリア | 09-08-08-10 | パドックではとくに入れ込むわけでもなくいつも通りの姿。レースでは騎手がうながしても進んで行かなかった。馬が走る気を失っている。 | |
7 | ウインマリリン | 04-05-05-04 | +14は体調が戻ってきた証だったか。大阪杯とはいきっぷりが違っていた。 | |
8 | パンサラッサ | 01-01-01-01 | スタートで半馬身ほど遅れる。あれですべてが終わった。距離も2000まで。 | |
9 | ステイフーリッシュ | 11-10-11-11 | スタート後に騎手が激しく手綱をしごいても進んで行かず。調子がイマイチだったか。 | |
10 | 消 | ギベオン | 06-06-08-08 | 馬の調子は良かった。中京ならまだやれそう。 |
11 | ポタジェ | 12-12-11-11 | パドックの歩容に覇気がなかった。 | |
12 | 消 | グロリアムンディ | 14-14-13-13 | この高速タイムでは・・・。 |
13 | 消 | メロディーレーン | 12-13-13-15 | 速い馬場についていけず。 |
14 | × | アリーヴォ | 17-17-17-17 | 直線でもまったく伸びず。 |
15 | 消 | アイアンバローズ | 15-15-13-15 | 先行すらできなかった。 |
16 | アフリカンゴールド | 04-03-03-05 | 自分の競馬はしていた。 | |
17 | ◎ | キングオブコージ | 15-15-16-14 | 直線で追わず。故障発生か? |
返 | × | オーソリティ | レース前に除外。 |
通過 33.9-46.0-57.6-69.7 上り 72.1-60.0-48.1-36.3 平均 1F:11.79 / 3F:35.37
単勝 6 \420
複勝 6 \180 / 10 \250 / 7 \240
枠連 3-5 \2520 (14)
馬連 06-10 \2060 (8)
ワイド 06-10 \780 (10)/ 06-07 \710 (8)/ 07-10 \840 (11)
馬単 06-10 \3420 (12)
3連複 06-07-10 \5150 (18/680)
3連単 06-10-07 \25220 (86/4080)
先行争いが激しくなると思っていたら、パンサラッサが半馬身ほど出遅れて押して押してなんとかハナへ。あの時点でパンサラッサの目は消えていた。
タイトルホルダーは2番手でも馬が気負うこともなくピッタリと折り合っていた。むしろ外枠だった天皇賞・春よりも楽に競馬をしているように見えた。阪神・芝コースは前残りの馬場だったこともあり、想像以上の完勝。2.09.7のレコードのおまけつきだった。それにしても強い。GⅠ・3勝すべてが阪神コースになっているように、新たな阪神の鬼といえる。中距離GⅠのタイトルを手に入れて、早逝した父・ドゥラメンテの貴重な血を伝えることになる。この後は、フランスの凱旋門賞挑戦が噂されているが、鞍上はどうなるのか不明。
2着には大阪杯4着からヒシイグアスが巻き返した。D・レーン騎手は内目のポジションを確保するなどほぼ完璧なレースぶり。今日は相手が悪かったとしかいいようがない。6歳と残された時間は少ないがノーザンファーム生産馬のため使い分けで天皇賞(秋)には出走できずに、香港遠征をして悲願のGⅠ獲りに挑むことになる。
デアリングタクトは最後にグイッと伸びて3着を確保。GⅠの牡馬相手に三冠牝馬の力を示した。同世代のレイパパレとの比較がとかく言われがちだが、今日の内容ならレイパパレよりも上で間違いない。秋が楽しみになった。
本命のキングオブコージは直線で横山典弘騎手が追わずに大差のシンガリ負け。故障発生かも。
1番人気のエフフォーリアは見せ場もなく6着に敗退。ダービーでは行きたがるぐらいの勢いでジョッキーが制御するのに苦労していた馬が、今日はブリンカーをつけてジョッキーがうながしてもほとんど反応しないなど、馬が走る気をなくしていた。下手をするとこのまま引退の可能性もある。
馬券ははずれましたが、1~5着が印を打った馬で決着。14番人気のマイネルファンロンが惜しい5着。1番人気のエフフォーリアを無印にするなど、予想的にはいい線をついてたと思います。
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