競馬日記 41

今週、この話題に触れないわけにはいかない。
藤田菜七子騎手が引退した。
その経緯については、詳しくは書かないけど、過去の違反(スマホの不正利用)をJRAが一旦隠蔽していたものの、週刊誌にスッパ抜かれて蒸し返された格好。JRAが再度の制裁を示唆して、激おこで引退届を提出したとか。
菜七子騎手は、厳重注意処分を受けてからは、違反せずに守ってたみたい。
恐ろしいことに内部通報者(騎手仲間か厩舎関係者)が週刊誌に情報を売った。
厩舎関係者は、家族みたいなものなので、週刊誌に売るとは思えない。となると、嫉妬した騎手仲間が売った可能性が高い。じゃないと、通信データを入手できないですから。
(藤田菜七子騎手だけ特別扱いを受けて、お咎めなしだったのが理由? レース中などにスマホをロッカーに置いてる間に、データを抜いた?? 最近も、レース中の騎手仲間の財布からお金を盗んで謹慎処分になってる騎手がいる)

でもね、問題点はそこじゃないんです。
そもそも、スマホを持ち込んでなにが悪いの? という点なんです。
調整ルームに通信機器の持ち込みが禁止なのは、競馬関係者なら、みんな知ってる。
ルールは、ルールだから~。それをわかってて騎手になったんだから守らないとダメでしょ。といってる人がいるけど、よーく考えてほしい。
目的は、『八百長の防止』なんですよ。
スマホの持ち込み禁止は、そのための手段です。
ところがいつのまにか、スマホの持ち込み禁止が目的になっている。
日本人がよく陥る罠で、手段と目的がいつのまにかすり替わってるんです。
例えば、いい学校への進学も、大企業への就職も、結婚も、本人が幸せに(人生が豊かに)なるための手段なんです。
それがいつのまにか、進学や就職や結婚が目的にすり替わっている。
幸せになれればいいけど、逆に不幸になる人もいる。
それじゃ、元の木阿弥です。
大学に進学しなくても、大企業に就職しなくても、独身でも、幸せになる方法はたくさんあります。
(有名な話だと、太平洋戦争は、本来中国大陸での日本の権益確保が目的であり、戦争はそのための手段だったのに、いつのまにか戦争に勝つことが目的にすり替わって、日本全体が不幸な道を進んだ)

話をもとに戻すと、スマホを持ち込んでも別にいいんです。
八百長さえしなければ。
世界基準だと、騎手はみんなスマホでSNSやってるし、連絡もしてます。
というか、八百長をしようと思えばスマホがなくても簡単にできます。いまは想定表が月曜に出ているので、調整ルームに入る前の月~木曜に飲み屋で打ち合わせすればいい。(この点がすごく矛盾している。JRAが本当に八百長を防ぎたいのであれば、1年中騎手を監視しないといけない)
スマホを禁止したところで意味がない。
日本だけです、スマホを制限してる国は。
講習をしっかりして、八百長はダメですよーって周知徹底して、もし八百長をしたら永久追放(+刑務所行き)。
MLBのピート・ローズがいい例です。アメリカはその辺が厳しい。
なぜ欧米人に出来て、日本人にはできないって考えるのかが不思議。
日本人って、そんなルールを守れない民族ですか?
JRAは騎手をもっと信じるべきです。
大人ですよ? 子供じゃないです。

そして、一番大事なこと。
ルールは、時代に合わせてアップデートしなければいけない。
ルールのために人があるんじゃない。人のためにルールがあるんです。
これは、サッカーも野球も社会も同じです。
あらゆるオリンピック競技は、毎年ルールが改訂されます。
あれが合理的で、正しい。

JRAは、そのことを学習した方がいい。
藤田菜七子騎手、うまいとは思わなかったけど、真面目そうないいコだったのにね。
ほんと残念です。
過去には引退した騎手が復帰した例もあるので、菜七子の復活もあるかも?

秋華賞 G1

◎ステレンボッシュ・・・調教イマイチだが、桜花賞馬の底力に期待
〇ランスオブクイーン・・・オークス5着の内容がいい
▲チェルヴィニア・・・オークス馬。ルメール騎手が自信ある発言
△コガネノソラ・・・調教一番。強敵に再挑戦
×アドマイヤベル・・・オッズ的に買ってみても良さそう
×タガノエルピーダ・・・距離が若干長い気がしないでもない
×セキトバイースト・・・念のため逃げ残り警戒

秋華賞の過去データ

桜花賞馬vsオークス馬。
どうやらオークス馬のチェルヴィニアが一番人気になりそう。
ライバルのステレンボッシュの調教がイマイチ。しかも、外枠。たしかに買いづらい。
データでは、推奨馬にステレンボッシュとなっているが、追記のところで書いてあるように1番人気がチェルヴィニアの場合は入れ替え。
ルメールもお得意の「勝つ自信があります」発言。
でもね、そんな信じてないんです。というのも、桜花賞での大敗があるように、ハービンジャー産駒って連続で好走するイメージがない。ナミュールやブラストワンピースがいい例。強い競馬をしたあとにコロッと負けるイメージ。実際、ハービンジャー産駒で、国内のG1を2勝以上した馬はいない。

狙ってみたいのはランスオブクイーン。未勝利を勝ち上がったばかりでオークスで5着と好走。しかも、差し競馬を早めに先頭に立って直線の半ばまで粘っていた。普通なら勝ち負け候補。ところが前走で2勝クラスを取りこぼし。さらに調教もイマイチで強くは買いづらい。
調教でいえばコガネノソラが一番よく見えたが丹内騎手が落馬負傷により、坂井騎手に乗り替わり。まあ、前日なので予習はバッチリでしょう。あとは能力が足りるかどうか。オークスで穴人気しながら12着と敗れているのがね。

セキトバイーストは確実に逃げるので押さえておきたい一頭。調教も良かった。大外枠じゃなければ・・・。
タガノエルピーダは朝日杯3着と実力は確かだが、若干距離が長いかも。内々で足を溜めて、ズバッと抜け出す器用さが必要。
アドマイヤベルはオッズ的に狙ってみてもいいかな~という感じ。BS11の解説者も推してたし。

クイーンズウォークは川田騎手がインタビューで、開口一番調子がイマイチと発言。その言葉を信じる。
あとボンドガールも調教があまりよく見えなかった。ダイワメジャー産駒だし、無理をして買う必要はなさそう。来たら白根。
ミアネーロは、津村騎手が内で詰まりそうな気がする。それに、このオッズじゃ手が出しづらいよ。もしミアネーロが来る流れならチェルヴィニアもいっしょに抜け出してそう。

今年は、まだG1が当たってない。回収率もとんでもないことになってます。
一発逆転を狙って馬単を買ってみました。
調教がイマイチなのに目をつむって、ステレンボッシュの底力に賭けてみる。あとは国枝先生、おねがいします・・・!!

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