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70回 ダイヤモンドステークス G3
土曜 東京11R 3400(芝・ハンデ)
有力4歳馬を抑えてレノヴァールが初重賞制覇へ
◎レノヴァール:長距離のハーツクライ産駒。
○タガノディアマンテ:万葉Sを3馬身差の楽勝。
▲メイショウテンゲン:ステイヤーズSは外に張り出される不利。
△タイセイトレイル:日経新春杯は余裕残しの馬体で4着。
×オセアグレイト:オルフェーヴル産駒の成長力は魅力。
×ロサグラウカ:計量を利してマイペースで逃げられれば。
×ポポカテペトル:3歳時に菊花賞3着の実績あり。
×リッジマン:ステイヤーズS勝ち・ダイヤモンドS2着。
本命はレノヴァール。ハーツクライ産駒は長距離に強いと定評がある。前走の万葉Sは馬体に余裕があったうえ、道中は行きたがって四位騎手が手綱を引っ張って下げるシーンが何度もあった。一叩きされた今回は馬体も締まるだろう。横山典弘騎手に乗り変わって前進が見込める。
タガノディアマンテは万葉Sを3馬身差の楽勝した。クラシック路線でことごとく外枠に当たりながら見せ場は作っていたように能力はある。オルフェーヴル産駒で成長力があり、レースぶりに心境がうかがえる。なによりひさしぶりに良い枠が引けた。川田騎手が継続騎乗で前進はあっても後退はない。
メイショウテンゲンはステイヤーズSでチェスナットコートが外に膨らんだ煽りを受けて大きく外に張り出す不利があった。あれがなければ勝ち負けだったろう。問題は融通の利かない脚質で、いまの東京Dコースが不利に働く可能性があること。弥生賞を勝っているように重賞級の能力はある。あとは流れが速くなる助けがあれば。
タイセイトレイルはレノヴァールと同じハーツクライ産駒。ジャパンカップでは15着と大敗したが、日経新春杯では4着と掲示板を確保した。理想の馬体重は480キロ台。輸送の今回はいくらか絞れるはず。乗り慣れた中谷騎手に戻ってある程度先行して、直線では一足先に抜け出す競馬をするはず。
その他、3勝クラスを2馬身差で突破したオセアグレイト、単騎逃げが濃厚のロサグラウカ、菊花賞で3着の実績があるポポカテペトル、ステイヤーズS1着・ダイヤモンドS2着のリッジマンをあげる。
予定通りレノヴァールの単勝にしました。
55回 京都牝馬ステークス G3
土曜 京都11R 1400(芝)
適距離に戻ってビーチサンバが躍動
◎ビーチサンバ:距離短縮で本領発揮。
○シゲルピンクダイヤ:外差し馬場で展開がハマる可能性大。
▲ドナウデルタ:1400で4勝。勢いならコレ。
△リバティハイツ:京都1400はベスト。
×アルーシャ:馬群を捌ければ上位争い。
×リナーテ:坂路で迫力のある動きを披露。
×サウンドキアラ:京都金杯勝ちも一転して大外枠。
×ノーワン:前が早くなるようなら2~3着に。
ビーチサンバは前走秋華賞で果敢にハナを切って5着と見せ場を作った。クロフネ産駒で本来は1400~1600がベストの馬。距離短縮の今回は同馬のスピードが活きるはず。調教も見た限りは仕上がっていた。問題は開催が進んで芝コースの内側が荒れていることか。
シゲルピンクダイヤは桜花賞で2着。勝ち馬はグランアレグリアなのだからここでは大いばりができる。秋華賞は展開がハマって3着となったが、ダイワメジャー産駒で1600が適距離だろう。いまの京都は内が荒れており外差しが利くので、差しタイプの同馬には向くはず。2年近く続いている和田騎手の重賞連敗ストップのチャンス到来。
ロードカナロア産駒のドナウデルタは条件クラスを3連勝とメンバー中もっとも勢いがある。1400の距離は【4-1-0-0】。3歳時にはチューリップ賞でシゲルピンクダイヤとタイム差なしの4着と好走しているように、元々重賞で通用するだけの能力はあった。北村騎手は先週の京都記念をクロノジェネシスで勝っており、2週連続の重賞勝利がかかっている。
リバティハイツは昨年のこのレースで4番人気に押されながら9着と敗れた。その後、同じコースで行われた安土城ステークスでタイム差なしの2着と激走した。勝ち馬ダイアトニックは京都1400の鬼と言われるほど無類の強さを誇っている。3歳時にはG2を勝っているように展開さえ向けばG3ぐらいはいつでも勝てる能力の持ち主。
その他、ルメール騎手が乗るアルーシャ、調教の動きがなかなか良かったリナーテ、京都金杯の勝ち馬のサウンドキアラ、追い込みタイプのノーワンをあげる。
データだと内より外のがいいっぽいのでドナウデルタの単勝にしてみました。
54回 小倉大賞典 G3
日曜 小倉11R 1800(芝・ハンデ)
カデナが3歳以来の重賞制覇へ!
◎カデナ:前走は上がり最速も展開不向き。
○ヴェロックス:確勝を期して小倉に参戦。
▲アンノートル:タフな流れになれば浮上の余地あり。
△エメラルファイト:前走の負けは不可解も1800のG2勝ちは魅力。
×ジナンボー:ジャパンカップは大敗も外枠が厳しかった。
×テリトーリアル:中山金杯で3着。1800はベストの距離。
×レイホーロマンス:混戦になれば計量を利して浮上。
×アロハリリー:小倉は【2-1-0-0】の好成績。
カデナは前走の金杯で上がり最速を記録しながらも展開不向きで11着と敗れた。小倉記念ではメールドグラースと好勝負。新潟記念ではユーキャンスマイル・ジナンボーらと接戦。3歳時には弥生賞を勝つなど、地力の高さは折り紙付きだ。
ヴェロックスは皐月賞2着・ダービー3着・菊花賞3着といずれも馬券圏内に好走した。有馬記念では14番枠という外枠もあり古馬の壁に跳ね返された格好だが8着と地力を見せた。いまだ重賞未勝利。今後のローテーションのためにも賞金を加算しておきたい思惑もあるだろう。川田騎手が勝ちに行く競馬をすると思われる。ジャスタウェイ産駒で相手なりのタイプという気がしないでもない。
アンノートルは中山金杯で展開が向かずに9着。35.0と一脚は使っていた。前々走のディッセンバーSでは先行して5着になったように自在性も高い。アイルハヴアナザー産駒でタフな流れが理想。
エメラルファイトは3歳時にスプリングCを勝利。倒したメンバーの中にはロジャーバローズやクリノガウディーなど、重賞で勝ち負けする馬が含まれていた。前走では勝ち馬と同じポジションでレースを進めながら、直線はあっさりと突き放された内容には不満だが、ここも思ったほど人気しそうにないのでもう一度狙いたい。
その他、ジャパンカップで大外枠が厳しかったジナンボー、中山金杯で3着だったテリトーリアル、51キロのレイホーロマンス、小倉と相性のいいアロハリリーをあげる。
鮫島克騎手が重賞未勝利だったのに気づいてテリトーリアルに変えました。ヴェロックスの1.4倍は買えないです。
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