お隣さん馬券術

以前、キャプテンがよく口にする計算馬券について調べていて、ふと思ったことがある。

やけに隣の馬が来てるな

隣の馬が来れば、あとは1番の馬が来れば計算馬券が成立する。

計算馬券よりも隣の馬の馬券を買えば、もっと効率がいいのでは?

そこで調べてみた。

過去1年の重賞レース(障害を除く)全126レース。
(2024.1.14 ~ 2025.1.5)
本当は3年間集計したほうがいいのだけど、めんどくさいので1年。

隣り合った馬番が2着以内に来たレースは

レース名1着2着馬連
AJCC11チャックネイト(3)12ボッケリーニ(2)1,160
共同通信杯8ジャスティンミラノ(4)9ジャンタルマンタル(1,050
ダイヤモンドS9テーオーロイヤル(2)8サリエラ(530
小倉大賞典12エピファニー(3)11ロングラン(4)2,240
中山記念8マテンロウスカイ(7)7ドーブネ(10)17,350
金鯱賞4プログノーシス(2)3ドゥレッツァ(280
高松宮記念2マッドクール(6)3ナムラクレア(2)2,110
アーリントンC3ディスペランツァ(2アレンジャー(15)24,930
皐月賞13ジャスティンミラノ(2)12コスモキュランダ(7)3,550
エルムS9ペイシャエス(5)10ドゥラエレーデ(2,020
関屋記念15トゥードジボン(3)14ディオ(8)3,740
札幌2歳S2マジックサンズ(3)1アルマヴェローチェ(6)4,070
セントウルS17トウシンマカオ(2)18ママコチャ(4)2,050
オールカマー4レーベンスティール(3アウスヴァール(10)3,470
シリウスS1ハギノアレグリアス(5)2オメガギネス(1,590
アルテミスS2ブラウンラチェット(3)1ミストレス(7)4,380
アルゼンチン共和国3ハヤヤッコ(10)4クロミナンス(6,660
デイリー杯2歳S5ランフォーヴァウ(6ドラゴンブースト(3)390
平均81,5704,531

18レースが隣り合った馬で決着した。
当然だが頭数が少ないほど、出現率が高くなる。

平均頭数は15頭。
隣り合った馬で1・2着する確率は12.44%。
(ChatGPTより)

126x0.1244=15.67 なので、平均より若干だが出現率が高いのがわかる。
これはトラックバイアスの影響が考えられる。
つまり内有利の場合は、内枠の馬で、外有利の場合は外枠の馬で決着する確率が高くなりやすい。

馬連の平均配当は4531円。
これは全重賞の平均配当5177円より低い。
15頭立ての場合、馬連は105通りなので、回収値は43%ぐらいになる。

この中で、隣り合った馬番の組み合わせは(1・2)(2・3)(3・4)(4・5)(5・6)(7・8)・・・(14・15)の14通り。

126x1400=176,400円
回収:81,570円
回収率46%

注目して欲しいのは、1番人気が馬券になったレース。
半数の9レースが該当する。
回収40,920円
平均配当は4546円

当然だが、1番人気馬の隣になる馬連は2通りしかない。
126x200 = 25,200円

回収率は、驚異の162%!!

ただし、これはアーリントンカップで15人気のアレンジャーが2着に入って馬連が24,930円と大荒れとなり、平均を引き上げているため。
実際には、これよりもかなり低いはず。

推論:

1番人気の馬がドウデュースのような追い込み馬なら、隣の馬が来るかどうかは完全に偶然だが、8月のエルムSがわかりやすい。
1番人気のドゥラエレーデを目標に、スタート直後から後ろをついて進むだけでいいので、進路が確実に開ける。あとは展開が向けば、2頭とも馬券圏内に来る確率がアップする。当然、隣なので目標にしやすいという利点もある。

まとめ

重賞レースで、1番人気と隣の馬の馬連を1年間買い続ければ、的中率は6%で、回収率は100%前後になる(はず)。

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