札幌2歳ステークス 2019

 札幌2歳ステークス G3
 札幌 11R 1800(芝)

◎ゴルコンダ:13年ぶりにレコード更新。今回も逃げ切り濃厚。
○ダーリントンホール:デビュー戦で能力の違いを示す。同厩舎の2頭出し
▲レザネフォール:着差はわずかもレースセンス高い
△ヨハネスボーイ:初芝で前が壁になるも力強く差をつめる
×ディアセオリー:福島から転戦。上昇の余地は大きそう
×エイリアス:ペースが早くなるようなら出番はある

 ゴルコンダは札幌の2歳戦1800でのコースレコードを更新。3コーナーでは他の馬たちが早くも手を動かし始める中、この馬だけ持ったままで回っていた。直線では鞍上が何度も振り返る余裕。着差も1.8秒と大差をつけた。他の馬とはあきらかに心肺能力が違う。鞍上は引き続きルーメルで、今回も無理に抑えずにスタミナ勝負に持ち込むはず。通常は2~3頭は出走させてくるノーザンファームがこの馬だけを出走させたのは、自信のあらわれと考える。
 対抗はゴドルフィンが送り込んできたダーリントンホール。奇しくも本命馬と同じ木村哲也厩舎の一頭。同じ札幌の1800を1.49.8という好タイムで勝ち上がってきた。勝ちっぷりも余裕があったので、もしかすると同厩舎の一騎打ちになるかも。516kと上積みが見込めそう。欠点があるとすれば前半やや行きたがるところがあるぐらい。
 レザネフォールのデビュー戦は一旦は最後方を追走して、緩い流れとみるや抑えきれない手応えで先行集団に並びかけてクビ差抜け出した。追ってからは思ったほど伸びなかったが、レースセンスの高さが光っていた。勝ちタイムは1.53.3と劣るが、折り合いに心配のないタイプでいいポジションを取れそう。
 門別所属のヨハネスボーイは初芝ながら前走のクローバー賞で2着に入った。同レースは4着馬が未勝利のようにレースレベルはけして高くはなかった。ただし、レースでは直線で前が壁になりながらも一番外に出して勝ち馬に3/4馬身まで迫った。ヨハネスブルグ産駒ながら距離が伸びても良さそうなタイプで、ペースが早くなって他の馬がバテるようなら2・3着には十分入れる。
 ディアセオリーは福島の新馬戦で1.50.8の好タイム。その時の2着馬は次走できっちり勝ち上がっており、レースレベルは低くなかった。あまり人気がないようなので買っても面白いと思う。
 エイリアスはデビュー戦で1番枠から内をついて勝った。やや反応が鈍そうなタイプで距離が伸びてどうかという不安はあるが、ロードカナロア産駒で一応の警戒は必要。

 馬券はゴルコンダの1着固定で。
 2着はたぶんダーリントンホールだとは思うけど、同厩舎の1・2になるかどうか……。
 それよりはヨハネスボーイを2・3着に入れて印のついたところに流すと良さそう。

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