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降級制度廃止にともなう3歳馬の傾向と対策

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 今年から降級制度が廃止され、9月以降の3歳未勝利戦も廃止されました。
 それによって3歳馬の成績がどう変わったか調べてみました。比較として昨年同時期の3歳馬の成績を取り上げます。

条件:三歳・三歳・1勝クラス~G1
時期:2019/01/01 ~ 10/22

2019・3歳上・芝・3歳クラス別成績
2018・3歳上・芝・3歳クラス別成績

 1勝クラスでは昨年の同時期では93勝だったのに対して、すでに120勝をあげています。2勝クラスも31勝に対して43勝です。
 降級制度の廃止が発表された当初よりいわれていた通り、3歳馬が勝ち上がりやすくなっているのがわかります。
 注意点としては秋以降の未勝利戦が廃止されたことにより、3歳未勝利馬が1勝クラスに流れてきて勝率は昨年から2%ほどしかかわらないことです。すでに勝ち上がっていた馬に限るともう少し数字は良くなります。
 面白いのは1勝クラスよりも2勝クラスのほうが勝率・単勝回収率ともに優秀なことです。

 こちらは2勝クラスの前走クラス別成績です。
 1勝クラスから昇級戦直後の馬の3頭に1頭が勝ち上がっています。連対率も40%です。
 前走2勝クラスで負けていた馬の勝率6%連対率16%とは雲泥の差です。
 前走がOP特別だと29%、G3だと25%、G2だと16%、G1だと0と、前走のクラスが上がるにつれ勝率が下がっています。もし重賞で通用するような能力の持ち主であればわざわざ賞金の安い下級条件に挑戦しません。つまり陣営が、重賞だとちょっと厳しいので下級条件で走らせてみるかと判断したことがうかがえます。

 話は戻って、3勝クラスは現時点で4勝しかあげられていません。去年は降級馬がいて5勝なので成績が下がっています。
 連対率も去年が41%に対して今年はここまで24%なのでかなり悪いです。一部で囁かれていますがもしかすると今年の3歳馬はレベルがあまり高くないのかもしれません。
 ちなみに3勝クラスで連対した6頭は上位6人気までの馬です。
 古馬との対戦で重賞を買ったのは、中京記念@グルーヴィット、毎日王冠@ダノンキングリーの2頭です。スプリンターズSに出走した5頭はハッピーアワーの7着が最高着順でした。
 重賞での単勝回収率は20円を切っていて、頭では買えないことがわかります。
 ただし、この時期はまだ古馬と対戦する重賞が少ないため2勝という数字はだいたい平均です。去年もこの時期は2勝でした。例年、11月~12月にかけて3歳馬が古馬をやぶるケースが出てくるので注意です。

 結論:

 1勝クラスより2勝クラスのほうが成績が優秀。3勝クラスだと上位人気の馬を狙う。

 2勝クラスは昇級戦直後の馬が狙い目。

 前走重賞を走っていた馬が下級条件に出走してきた場合は疑ったほうが良い。

 いまのところ重賞では頭は厳しい。

 以上です。

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