きさらぎ賞 東京新聞杯 予想

60回 きさらぎ賞 G3
日曜 東京11R 京都1800(芝)

春の訪れを待ち望む、小頭数の2歳重賞戦。

◎グランレイ:低評価を覆す朝日杯3着の末脚を信頼。

○アルジャンナ:東京スポーツ杯で2歳最優秀牡馬の2着。

▲ストーンリッジ:調教でエポカドーロに先着。

△ギベルティ:中山新馬戦を逃げて楽勝。

×サイモンルモンド:初芝も3着なら。

過去にはサトノダイヤモンドやネオユニヴァースが勝ったレース。
今年は8頭と少々寂しい顔ぶれ。その中でもG1・朝日杯で3着となったグランレイと、東京2歳スポーツ杯でコントレイルの2着となったアルジャンナが実績では抜けた存在か。
データからはキャリア2~4戦の馬が有力となっている。

本命は朝日杯で単勝220倍ながらも3着に入ったグランレイ。その朝日杯では超のつくハイペースで後方待機がハマった感は否めないが、後方でじっくりと脚を溜めるタイプなのでいまの馬場が荒れた京都は合いそう。なにより2戦目の京都・未勝利戦を勝ち上がった時のレースが素晴らしかった。単勝で。

アルジャンナは東京スポーツ杯で2着になった。勝ち馬のコントレイルは、その後ホープフルS・G1も勝って3戦3勝で2歳最優秀牡馬に選出された。3着のラインベックが若駒Sで3着になったように1勝クラスを突破する能力はある。3ヶ月ぶりのレースとなるが、メンバー的にも2着は外せない。

ストーンリッジは11月のデビュー戦で2番手を追走すると余裕を持って抜け出して完勝した。ノーザンファーム生産のディープインパクト産駒ですでに完成されている。上がり目という点では乏しいが、調教では一昨年の皐月賞馬エポカドーロに先着したように万全の仕上がり。新馬戦同様2番手につけて直線で抜け出す競馬をするはず。

ギベルティは中山1600のデビュー戦を逃げて楽勝した。オルフェーヴル産駒でパワーのいる馬場は向いていそう。なにより鞍上の武豊騎手がサトノゴールドではなくこちらを選んだ事実が大きい。小頭数でペースが落ち着きそうなのもプラス。

その他、ダートの未勝利戦を勝ち上がったばかりのサイモンルモンドを上げる。

馬券はグランレイの単勝にしました。朝日杯でも大穴候補と推奨していたので。

70回 東京新聞杯 G3
日曜 東京11R 1600(芝)

冬の東京マイルにスピード自慢が大集合!

◎レッドヴェイロン:血統的に得意の東京マイル。良馬場が理想。

○ヴァンドギャルド:4歳と3連勝の勢いは侮れない。

▲プリモシーン:休み明けを苦にしないタイプ。56キロ克服が鍵。

△サトノアーサー:前走は道悪競馬でスピードを削がれた。良馬場で見直し。

×シャドウディーヴァ:東京は【1-3-1-1】の好成績。重賞でも見劣りなし。

×クリノガウディー:横山典弘騎手に乗り代わり。陣営が差しを示唆。

×ケイデンスコール:NHKマイルC・2着。叩いて変わり身を警戒。

とにかく前残りが目立つ東京・芝コース。一昨年にはリスグラシューが勝っている。同馬はその後、宝塚記念・コックスP・有馬記念と連勝して年度代表馬に選ばれた。スピードはもちろんだが、東京コースの適性も必要。
データからは内枠・前走負けたとしても0.6秒差以内の馬が有力となっている。

レッドヴェイロンは1年近い休養を挟んで3勝クラス・キャピタルS2着と調子を上げてきた。2走前の紅葉Sでは1.32.0で勝利。前走のキャピタルSは不得手の不良馬場の上、直線では前が壁になり外に持ち出すロスがあった。3歳時にはNHKマイルでタイム差なしの3着になったように東京マイルはベストの条件。兄クラレントは1・3着、姉のレッドオルガは昨年の2着馬。エリモピクシーの血を信じる。

ヴァンドギャルドは条件戦を3連勝と勢いがある。ディープインパクト産駒で東京の軽い芝はスピードを活かすのに打って付けの舞台。2歳時には東京スポーツ杯でタイム差なしの3着と、昇級戦でも見劣りすることはない。マイル戦は4戦して3勝。福永騎手は昨年はインディチャンプで同じく2枠2番で勝っていて縁起が良い。

プリモシーンは昨春にはマイル重賞で2・2・3着と好走した。府中牝馬Sでは15着と大敗したが、マイルCSでは0.9差の11着と立て直している。休み明けは【2-1-0-2】と苦にしないタイプ。今回はM・デムーロと乗り変わる。1枠1番と良いところを引いた。あとは初めて背負う56キロがどうか。

サトノアーサーは長期休養明けとなったポートアイランドSで2着と重賞勝ち馬の能力を遺憾なく発揮した。キャピタルSでは不良馬場が響いた格好。実力負けではないだろう。休養前の毎日王冠では並み居るG1常連組を相手に6着と、良馬場なら能力上位。ルメール騎手がレッドヴェイロンを選んだ分だけ評価を下げた。

その他、リスグラシューと同じハーツクライ産駒の牝馬で東京コースで末脚が活きそうなシャドウディーヴァ、アドマイヤマーズらと好勝負していたクリノガウディーは横山典弘騎手に乗り変わる。あとロードカナロア産駒で一叩きされて変わり身のありそうなケイデンスコールをあげる。

馬券はレッドヴェイロンにしました。素直にルメール騎手です。

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