【11R】 第50回高松宮記念
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 芝1200m (B)
枠 | 番 | 印 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 替 騎手 | 予想コメント |
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1 | 1 | △ | ステルヴィオ | 牡5 | 57 | 丸山元気 | 気配上向き絶好。スタートで失敗すればドボン。 |
1 | 2 | アウィルアウェイ | 牝4 | 55 | 松山弘平 | 前走と相手も馬場状況もまったく違う。 | |
2 | 3 | × | ダイアトニック | 牡5 | 57 | 北村友一 | この距離短縮はプラス。枠も良いところを引いた。 |
2 | 4 | ティーハーフ | 牡10 | 57 | 国分優作 | さすがに10歳でこのメンバーは厳しい。 | |
3 | 5 | ラブカンプー | 牝5 | 55 | 酒井学 | 最近は直線で走るのをやめる傾向があり。 | |
3 | 6 | ○ | ダノンスマッシュ | 牡5 | 57 | 川田将雅 | 川田騎手が継続騎乗でライバルに肉薄。 |
4 | 7 | グルーヴィット | 牡4 | 57 | 岩田康誠 | G1では役不足の感。 | |
4 | 8 | グランアレグリア | 牝4 | 55 | 池添謙一 | 休み明けは3戦3勝。道悪競馬はマイナスだろう。 | |
5 | 9 | ◎ | タワーオブロンドン | 牡5 | 57 | 福永祐一 | 休み明けを叩かれてG1馬が順調に浮上。不動の本命馬。 |
5 | 10 | アイラブテーラー | 牝4 | 55 | 武豊 | 7戦5勝の勢いはG1でも侮れない物があり。 | |
6 | 11 | ▲ | クリノガウディー | 牡4 | 57 | 和田竜二 | 道悪競馬に強いスクリーンヒーロー産駒の力に期待。 |
6 | 12 | × | セイウンコウセイ | 牡7 | 57 | 幸英明 | 3年前の勝ち馬。タイムのかかる競馬には滅法強い。 |
7 | 13 | ダイメイプリンセス | 牝7 | 55 | 秋山真一 | 理想はインが荒れた外差し馬場。 | |
7 | 14 | × | モズアスコット | 牡6 | 57 | M.デム | 調教は依然好調。芝G1に実績があり軽視禁物。 |
7 | 15 | ナックビーナス | 牝7 | 55 | 田辺裕信 | 外からハナを叩かれる心配あり。 | |
8 | 16 | モズスーパーフレア | 牝5 | 55 | 松若風馬 | 坂路で49秒台。逃げ濃厚もこの外枠が。 | |
8 | 17 | シヴァージ | 牡5 | 57 | 藤岡佑介 | 実績見劣る。 | |
8 | 18 | ノームコア | 牝5 | 55 | 横山典弘 | G1馬も試練の大外枠。 |
昨年の勝ち馬ミスターメロディーが開催中止となったドバイに遠征した以外は、現時点で1200のベストと思われる好メンバーが揃った。注意点としては今年は開幕週(訂正※先週の競馬がなかっただけでした)の馬場で行われることと、当日の天候は雨で重もしくは不良が予想されること。例年の傾向があまり当てにならないことに頭に入れておきたい。
タワーオブロンドンは前走のオーシャンステークスが約半年ぶりのレース。58キロと勝ち馬よりも2キロ重い斤量を背負いながらも3着に入った。520キロとやや余裕残しの馬体だった上、元来レースを使いつつ調子を上げてくるタイプで、今回はほぼ100%の出来で出走してくると見て良いだろう。主戦のルメール騎手が2週間の隔離状態にあるため福永騎手に乗り変わるが、同騎手は高松宮記念で2勝をあげており心配の必要はない。血統的に道悪競馬でも、それほどマイナスにはならないはず。枠的にもまず勝ち負けだろう。
ダノンスマッシュは前走のオーシャンSでライバルのタワーオブロンドンに勝利した。レースで2キロ恩恵があり、さらにこちらは香港以来の3ヶ月ぶりと有利な状況が重なっていた。昨年のスプリンターズSでは1番人気に推されながら、勝負所でタワーオブロンドンに外を被されて仕掛けが遅れる面があった。今回はそれを考えて早め早めの競馬を心がけるだろう。唯一の心配な点は、いつもスタートで1~2馬身ほど遅れること。内と外に早い馬が揃っただけにガッチャンコ(左右から進路を閉じられて手綱を引く)を食らう場面が出てくるかもしれない。道悪競馬についてはスピードタイプだけに未知数。ライバルより一歩先に仕掛けてG1制覇を狙いたい。
クリノガウディーは前走の阪急杯で7着と敗れたものの、着差は0.4差とわずかだった。今回は森祐太朗騎手(重賞未勝利)から和田騎手に乗り変わる。スクリーンヒーロー産駒は不良馬場を得意としており、当日の馬場状況によっては大駆けする可能性がある。朝日杯ではグランアレグリアを差し切っておりG1で通用する能力はある。やや行きたがる気性で距離短縮はプラスのはず。ほとんど人気しないはずなので大穴として推奨。
ロードカナロア産駒のステルヴィオは一昨年のマイルCSの勝ち馬。前走では9ヶ月ぶりとなったレースを出遅れながら直線だけで鋭く差し込んできた。スピード能力はここでも十分通用する。調教では前を行く馬の後ろにつけると、直線だけでサッと交わしたように絶好の動きを見せていた。能力的にも一変の注意が必要。あとはこの1番枠がどうか。前走同様スタートでポジションを下げるようだと馬群を捌くのに苦労する。
その他、ダノンスマッシュと同じ安田隆行厩舎のダイアトニック、時計のかかる馬場だと鬼のように強いセイウンコウセイ、今年のフェブラリーSの覇者・モズアスコットをあげる。とくにダイアトニックは良い枠を引いただけに、昨年のミスターメロディー同様に最短距離を回って抜け出してくる可能性がある。
なお、坂路で49秒台と調教が抜群のモズスーパーフレアと暮れの阪神Cで5馬身差の楽勝をしたグランアレグリアは、道悪競馬がマイナスではないかと読んで軽視しました。
タワーオブロンドンとクリノガウディーの3連単にしました。データから3着には二桁人気の馬がたびたび来ているので。あとはどうせなら滝のように雨が降ってほしいです。
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