安田記念 予想 2020

出馬表・東京11R 安田記念G1 2020年 6月 7日(日) 3回東京2日目 14頭 [15:40発走]
【11R】  第70回安田記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 芝1600m (C)
馬名性齢斤量替 騎手予想コメント
1 1× ダノンプレミアム牡5 58 *レーン豪州帰りも出来落ちの心配なし。D・レーンで勝負気配。
2 2 ダノンキングリー牡4 58 *戸崎圭太復活の戸崎騎手。調教でノームコアを突き放す動きを披露。
3 3  ノームコア牝5 56 横山典弘東京マイルはベストの舞台も、調教でDキングリーに見劣る。
3 4  クルーガー牡8 58 石橋脩8歳馬で多くの物は求めづらい。
4 5 アーモンドアイ牝5 56 ルメール現役最強馬が歴史的記録へ邁進。
4 6 インディチャンプ牡5 58 福永祐一昨年のマイル王が最強馬を迎撃の構え。
5 7× ペルシアンナイト牡6 58 *田辺裕信休み明けは走らないタイプも穴で一考。
5 8  ケイアイノーテック牡5 58 *津村明秀追い込み一手で、よほど前が流れないと厳しい。
6 9 アドマイヤマーズ牡4 58 *川田将雅香港マイルG1制覇。万全の仕上がり。
610 $ミスターメロディ牡5 58 *北村友一今回は関門が多く見送りが妥当。
711× グランアレグリア牝4 56 池添謙一良馬場でスタートが決まればあっと言わせる。
712  セイウンコウセイ牡7 58 内田博幸距離も微妙の上、高速馬場はマイナスのタイプ。
813× ヴァンドギャルド牡4 58 岩田望来陣営がここでも強気。発馬次第のギャンブルホース。
814  ダノンスマッシュ牡5 58 *三浦皇成G1だと凡走が目立ち。

ヴィクトリアマイルを持ったままで楽勝したアーモンドアイが、昨年のリベンジを果たすべく安田記念に参戦。G1・8勝目を挙げて、シンボリルドルフらの芝G1最多勝の記録更新を目指す。迎え撃つのは昨年の勝ち馬でマイル王のインディチャンプを筆頭に、ダノンキングリー、ダノンプレミアムのダノン勢、香港マイルを勝ったアドマイヤマーズとマイルのスペシャリストが揃った。

データからはグランアレグリアが有力となっている。

本命は芝G1・7勝を挙げているアーモンドアイ。前走のVMでは、ほとんど調教のような持ったままで2着以下を突き放して楽勝した。タイムの1.30.6も優秀。ムチを入れたとしても伸びたとは限らないが、能力が抜けているのも事実。昨年はスタートでぶつけられてポジションを下げる不利があって3着と敗れたが、今回はそんなことはないだろう。有馬記念9着から難なく巻き返したように、ここも勝利の最短距離にいる。かなりの高確率でG1・8勝目となるはず。

アドマイヤマーズは香港マイルで世界の強豪を退けて海外G1を制覇した。これでG1は3勝目。1600メートルばかりで5勝をあげているようにマイルのスペシャリスト。スミヨン騎手の好騎乗があったとはいえ、実際にインディチャンプらを負かしたのは大きい。半年ぶりのレースだが調教でダイナミックな動きを披露していた。切れる脚がないので流れに乗って押し切りたい。嫌なのは今年のG1で【0-0-0-7】と絶不調の川田騎手に乗り変わることか。

ダノンキングリーは1番人気に推された大阪杯で、横山典弘騎手が逃げの手に打って出て3着と惜敗した。敗因は目標にされた不利と、距離も微妙に長かった印象。1600は昨年のマイルCSで5着と敗れた以外は2勝をあげている。1800の東京コースで行われた共同通信杯・毎日王冠では、アドマイヤマーズらを下しているようにG1で能力が劣ることはない。調教では寮馬のノームコアを突き放したように今回出走するメンバーの中でも一番上昇気配が感じられた。あとは初めて背負う58キロの斤量を克服すれば勝ち負け。

インディチャンプは昨年の勝ち馬。その後、マイルチャンピオンシップでダノンプレミアムを下して、昨年度のマイル王に選出された。前走のマイラーズCでは先行して後続を突き放したように近走はスタートが上手くなり、前目で折り合えるようになったのも大きい。マイルはこれまで10戦して【7-1-0-2】の好成績。崩れた2戦は道中引っかかった昨年のマイラーズCと前が壁になった香港マイルで、いずれも敗因ははっきりしている。アーモンドアイは別格として、アドマイヤマーズ・ダノンキングリーの2頭より崩れる要素は少ないといえる。

ダノンプレミアムは1枠1番を引いた。今回はD・レーン騎手に乗り変わる。昨年の大敗はスタート直後の大不利によるものでノーカウントでいいだろう。天皇賞・秋同様、スタートを決めてアーモンドアイとの叩き合いに持ち込むのが理想。瞬発力勝負では見劣ると見て評価を下げた。

グランアレグリアは阪神C1着→高松宮記念2着。本来はVMの予定だったが熱発で回避した。アーモンドアイの参戦で引き続き池添騎手が手綱を取る。前走は出足がつかずに後方からの競馬となったが直線だけで猛追した。ディープインパクト産駒らしい軽いスピードの持ち主で、東京の高速馬場はプラスはあってもマイナスとはならない。あとはマイルG1のスペシャリストとの力関係だろう。スタートを決めて先行できれば。

ペルシアンナイトは一昨年のマイルCSの勝ち馬。昨年の安田記念ではアーモンドアイ同様、スタート直後に大きな不利を受けてレースになっていなかった。休み明けは【0-0-0-5】とまったく走っていない。そのせいで不当に人気を落とすようなら穴として狙う価値はある。

ヴァンドギャルドは2走続けてスタートを失敗。直線ではインディチャンプを上回る上がりを計測した。いまだ重賞未勝利と実績は一番格下。ただ、陣営がここでも通用すると強気なので、一応穴候補としてあげる。

問題は展開で、逃げたい馬がまったく見当たらない。セイウンコウセイは1200でも楽に逃げられるスピードの持ち主だが、距離を考えると2番手に控えたいのが本音だろう。そうなると1枠1番と最内を引いたダノンプレミアムがスローの瞬発力勝負を嫌ってハナを切る可能性がある。

正直、アーモンドアイの1着以外を考えるのは時間の無駄。あとはヴァンドギャルドの調教師が強気なのと、同馬の3着力に賭けてみました。

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