宝塚記念 過去10年

優勝馬

日付馬名S性齢騎手斤量馬番馬場状態通過順人気
240623ブローザホーン牡5菅原明良 58 12 11-10-073
230625イクイノックス牡4ルメール 58 5 16-13-091
220626タイトルホルダー牡4横山和生 58 6 02-02-022
210627クロノジェネシス牝5ルメール 56 7 04-03-041
200628クロノジェネシス牝4北村友一 56 16 08-07-012
190623リスグラシュー牝5レーン 56 12 02-02-023
180624ミッキーロケット牡5和田竜二 58 4 05-03-027
170625サトノクラウン牡5M.デム 58 11 06-06-063
160626マリアライト牝5蛯名正義 56 16 11-10-068
150628ラブリーデイ牡5川田将雅 58 16 02-02-026

阪神(芝・右内)2200mでおこなわれる夏のグランプリ。
有馬記念に対抗するレースとして創設された。暑い時期を嫌って回避する陣営も多く、年によっては手薄なメンバー構成になることもある。

25年から暑熱対策として安田記念の翌週に移動した。

人気

人気 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
1番人気 2- 2- 0- 6/ 1020.0%40.0%40.0%3147
2番人気 2- 0- 3- 5/ 1020.0%20.0%50.0%8382
3番人気 3- 0- 0- 7/ 1030.0%30.0%30.0%21990
4番人気 0- 0- 2- 8/ 100.0%0.0%20.0%069
5番人気 0- 2- 1- 7/ 100.0%20.0%30.0%0115
6番人気 1- 1- 1- 7/ 1010.0%20.0%30.0%142110
7番人気 1- 2- 0- 7/ 1010.0%30.0%30.0%131114
8番人気 1- 0- 0- 9/ 1010.0%10.0%10.0%25135
9番人気 0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%0.0%00
10~人気 0- 3- 3- 54/ 600.0%5.0%10.0%090

1番人気は2勝2着2回。前半戦の総決算でG1を何勝もするような名馬が参戦してくるわりには低い。17@キタサンブラックや@15ゴールドシップのように単勝1倍台に支持されながら掲示板を外した馬もいる。
1番人気で勝利した2頭は23@イクイノックス・21@クロノジェネシス。2000メートル以上のG1勝利があった。
2番人気は2勝、3番人気は3勝。いずれも2着は0になっている。
6~8人気が3勝をあげていて、中穴狙いも十分なりたつ。
18@ミッキーロケットと15@ラブリーデイはG1初勝利だった。

二桁人気で馬券になった6頭のうち3頭は馬場がやや重だった。馬場が悪化すると人気薄の出番が増える。

年齢

年齢 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
4歳 3- 2- 6- 27/ 387.9%13.2%28.9%25123
5歳 7- 4- 4- 42/ 5712.3%19.3%26.3%13399
6歳 0- 3- 0- 23/ 260.0%11.5%11.5%045
7歳 0- 1- 0- 20/ 210.0%4.8%4.8%026
8歳 0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%0.0%00

5歳が7勝と他世代を圧倒。4歳が3勝で食らいついている。
基本的には4歳vs5歳の構図で、6歳以上は2着止まりになっている。

牝馬は【4-2-4-15】と大活躍している。牝馬で勝利した4頭は前年のエリザベス女王杯か有馬記念に出走して掲示板に載っていた。

前走レース

前走レース 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
天皇賞春G1 3- 3- 3-30/397.7%15.4%23.1%63101
大阪杯G1 2- 3- 2-19/267.7%19.2%26.9%5074
DSCG1 2- 1- 1- 5/ 922.2%33.3%44.4%3465
鳴尾記念G3 1- 1- 0-16/185.6%11.1%11.1%7845
目黒記念HG2 1- 0- 1-15/175.9%5.9%11.8%14767
QE2G1 1- 0- 0- 6/ 714.3%14.3%14.3%7725
中山牝馬HG3 0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%100.0%0560
ライオG3 0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%100.0%0550
ヴィクトG1 0- 0- 3- 2/ 50.0%0.0%60.0%0464
DTFG1 0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%0.0%00

天皇賞春からの臨戦が3勝とトップ。前述した17@キタサンブラックや15@ゴールドシップなどのように人気を裏切るケースも多いので注意が必要。13・14@ゴールドシップ・18@ミッキーロケットは、馬券圏外から巻き返した。

大阪杯組は2勝。大阪杯→宝塚記念と連勝した馬はいない。G2時代から続いている不思議な傾向でG1昇格後も変わっていない。
大阪杯が絶好馬場でスピード勝負になりやすいのに対して、宝塚記念は時期的に雨によって馬場が悪化することが多くタフなレースになりやすいのが理由だったが、今年から開催時期が早まり馬場状態の改善が見込まれることから、傾向が変化する可能性が高い。

前走着順

前走着順 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
前走1着 3- 2- 4- 19/ 2810.7%17.9%32.1%7088
前走2着 4- 2- 1- 10/ 1723.5%35.3%41.2%226112
前走3着 1- 0- 1- 12/ 147.1%7.1%14.3%3831
前走4着 1- 1- 0- 12/ 147.1%14.3%14.3%9345
前走5着 0- 0- 0- 13/ 130.0%0.0%0.0%00
前走6~9着 1- 4- 4- 36/ 452.2%11.1%20.0%20132
前走10着~ 0- 1- 0- 17/ 180.0%5.6%5.6%035

前走1着から連勝した馬は23@イクイノックス、22@タイトルホルダー、15@ラブリーデイの3頭。
前走1着で敗れた馬の中には、1番人気に支持されていた20@サートゥルナーリアや17@キタサンブラック・15@ゴールドシップも含まれていた。意外と勝てていない。

1・2着馬の過去1年の重賞実績

1着2着
24天皇賞春3着皐月賞・ダービー2着・菊花賞3着
23天皇賞秋・有馬記念・ドバイSC中山牝馬S
22天皇賞春・菊花賞・日経賞香港C2着
21有馬記念・宝塚記念鳴尾記念
20秋華賞・京都記念・大阪杯2着宝塚記念2着
19エリザベス女王杯・QE2(香港)2着JC2着・天皇賞秋3着
18中日新聞杯2着香港C2着

勝ち馬の5頭は1年以内にG1勝利があった。例外は、24@ブローザホーン・18@ミッキーロケットで、前者は道悪適正、後者は先行有利の馬場で人気の香港馬が騎乗ミスをした。
過去には、宝塚記念がG1初勝利となった馬もチラホラいるが、良馬場であればG1勝利の実績はほしい。

生産者

生産者 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
ノーザンファーム 8- 4- 4-52/6811.8%17.6%23.5%10871
岡田スタツド 2- 0- 0- 3/ 540.0%40.0%40.0%23484
下河辺牧場 0- 2- 0- 2/ 40.0%50.0%50.0%0127
社台ファーム 0- 1- 1-13/150.0%6.7%13.3%050
Desert Star 0- 1- 0- 1/ 20.0%50.0%50.0%0175
北勝ファーム 0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%100.0%0550
C D Allison C V l 0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%100.0%0550
村田牧場 0- 0- 1- 5/ 60.0%0.0%16.7%0213
白老ファーム 0- 0- 1- 4/ 50.0%0.0%20.0%0326
ヤナガワ牧場 0- 0- 1- 3/ 40.0%0.0%25.0%037
タガミファーム 0- 0- 1- 1/ 20.0%0.0%50.0%0395
長谷川牧場 0- 0- 1- 0/ 10.0%0.0%100.0%0240

22年に連勝がストップしたが、ノーザンファーム生産馬が8勝と圧倒。
昨年は、道悪でドゥデュースとジャスティンパレスが人気を裏切る形になったが、良馬場であれば高確率で馬券圏内にくる。

脚質

脚質 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
逃げ 0- 2- 1- 7/ 100.0%20.0%30.0%064
先行 6- 0- 3- 26/ 3517.1%17.1%25.7%12264
中団 4- 3- 5- 45/ 577.0%12.3%21.1%75108
後方 0- 4- 1- 39/ 440.0%9.1%11.4%058
マクリ 0- 1- 0- 3/ 40.0%25.0%25.0%092

梅雨の時期もあり、馬場が荒れて外差しが決まりやすい傾向にあったが、馬場のいい状態であれば大阪杯同様、先行有利になる。

馬番

馬番 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
1番 0- 2- 1- 6/ 90.0%22.2%33.3%0235
2番 0- 1- 2- 7/100.0%10.0%30.0%0148
3番 0- 0- 2- 8/100.0%0.0%20.0%050
4番 1- 0- 0- 9/1010.0%10.0%10.0%13139
5番 1- 0- 0- 9/1010.0%10.0%10.0%1311
6番 1- 2- 0- 7/1010.0%30.0%30.0%42138
7番 1- 0- 1- 8/1010.0%10.0%20.0%1835
8番 0- 0- 1- 9/100.0%0.0%10.0%045
9番 0- 2- 1- 7/100.0%20.0%30.0%068
10番 0- 1- 0- 9/100.0%10.0%10.0%025
11番 1- 0- 1- 8/1010.0%10.0%20.0%9074
12番 2- 0- 1- 6/ 922.2%22.2%33.3%143188
13番 0- 1- 0- 7/ 80.0%12.5%12.5%068
14番 0- 1- 0- 5/ 60.0%16.7%16.7%061
15番 0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%0.0%00
16番 3- 0- 0- 3/ 650.0%50.0%50.0%723166
17番 0- 0- 0- 4/ 40.0%0.0%0.0%00
18番 0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%0.0%00

京都開催を含む馬番成績。
宝塚記念といえば、G1レースで唯一外枠有利で知られていた。実際、16番枠が3勝をあげるなど二桁馬番が活躍。
今年から開催時期が早まって馬場状態の改善が見込まれるため内枠有利になる可能性が高い。

まとめ

何度も触れているように、今年から暑熱対策で開催時期が早くなった。
これにより馬場状態の改善が見込まれる。つまり大阪杯と条件がほぼ同じになり、距離が200mちがうだけのレースになってしまった。
いうなれば、ダービーが中山2200mでおこなわれるようなもの。理想は大阪杯と天皇賞秋を入れ替えることだが、そうなると天皇賞が連続でおこなわれることになるので不可能。
(そもそも天皇賞が年2回あるのが謎だが)
天皇賞秋とジャパンカップに似たケースだが、前者はワンターンに対して、後者はスタンド前からの発走で一周ぐるっと回ってくるという違いがある。
それでも連勝した馬がチラホラいるように、今後、大阪杯→宝塚記念と連勝する馬が必ず出てくる。
例年ならべラジオオペラは、大阪杯のデータに引っかかっていたのだが、この理由からはずせなくなった。
昨年も、かならずしも得意と言えない道悪で3着に入っているのだから、消す理由はないに等しい。

問題は同馬が非ノーザンファーム生産馬であるということ。オークス・安田記念と社台F生産馬が勝利したように、外厩に力をいれるようになって、いよいよ本家が復調してきた気配だが、それでもノーザンファーム有利の傾向は覆せていないのが実情。
今年のノーザンファーム生産馬で年齢の項目に合致するのは、レガレイラ・アーバンシック・ドゥレッツァの3頭。
このうち5歳で先行脚質のドゥレッツァを推奨馬にしたい。
安田記念の上位3頭はいずれも前走が海外レースだった。宝塚記念の開催が早くなったことにより、海外レースからの転戦が容易になったといえる。
穴は同じ理由で、ノーザンファーム生産馬のローシャムパークをあげる。人気的にもちょうどいい6~8人気ぐらいになりそう。

牝馬のレガレイラは有馬記念以来であること、そこで1着だったことから人気を裏切るパターンにあてはまる。同馬自身、休み明けをあまり得意としていないので危ないのではないか。
アーバンシックは実力的に来ても不思議はないが、前走日経賞というのがマイナス。

推奨ドゥレッツァ
減点ありべラジオオペラ
ローシャムパーク

コメント

  1. ぶち より:

    わしもジェラルディーナや!
    議長、一緒に逝こうや(^o^)

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