札幌２歳ステークス 過去１０年

札幌開催を締めくくる２歳重賞。主に函館・札幌でデビューした馬たちが出走してくる。１２年以前には１０月に開催されていた。北海道シリーズが短縮されるようになり９月に変更になった。

２０００年の勝ち馬のジャングルポケットはダービー馬になった。その他にも、ロジユニヴァース・アドマイヤムーン・ニシノフラワー・ビワハイジなど、勝ち馬の中から多くのＧ１馬が誕生している。

昨年の１着馬・ソダシは桜花賞を制して、２着馬のユーバーレーベンはオークスを勝利した。

１３年は改修工事により函館競馬場で開催された。

前走クラス	着別度数	勝率	連対率	複勝率	単回値	複回値
新馬	7- 4- 7- 55/ 73	9.6%	15.1%	24.7%	49	75
未勝利	2- 2- 0- 21/ 25	8.0%	16.0%	16.0%	230	50
OPEN非L	1- 4- 3- 21/ 29	3.4%	17.2%	27.6%	33	105
Ｇ３	0- 0- 0- 5/ 5	0.0%	0.0%	0.0%	0	0

勝ち馬の１０頭中９頭が前走で新馬戦か未勝利戦を使われていた。前走ＯＰクラスから勝ったのは、地方馬出身の１６＠トラストのみ。単勝回収値では前走未勝利組が２００円オーバーと高い。

ＯＰ・・・ウェイビー、ドゥアイズ、ジョウショウホープ、フェアエールング

馬券になった３０頭中２３頭が前走で札幌・函館を使われいた。注目は東京でデビューした馬で連対率が６０％と高い。

東京デビュー・・・シャンドゥレール

２歳重賞ということもあり、デビューする段階で人気になるような素質馬の好走率が高い。前走で４人気以下だった馬は減点が必要。

前走1番人気・・・ダイヤモンドハンズ、ブラストウェーブ

前走4人気以下・・・アースビート、レッドソリッド、トーセンウォルト、アンテロ―ス、ジョウショウホープ

前走騎手	着別度数	勝率	連対率	複勝率	単回値	複回値
◆同騎手	9- 7- 7-64/87	10.3%	18.4%	26.4%	112	94
◆乗替り	1- 3- 3-38/45	2.2%	8.9%	15.6%	11	36

札幌２歳Ｓは土曜日に組まれていることもあり継続騎乗の馬が多い。乗り替わりで勝利したのは１３・レッドリヴェールのみ。同馬はデビュー戦で短期免許の外国人騎手（ウィリアム騎手）が乗っていた。乗り替わりはマイナスと見て間違いない。

乗り替わり・・・ブラストウェーブ、アースビート、ジョウショウホープ、アスクメークシェア、フェアエールング

前走逃げて勝利した馬で、逃げられずにモロさを見せるパターンが多い。キャリアの浅い2歳戦だけに前走で逃げていた馬は割引たい。

前走逃げ・・・アースビート、レッドソリッド、フェアエールング、ビキニボーイ

レースが行われる札幌・芝１８００メートルはフルゲートが１４頭になっている。内の１～６番から勝ち馬が６頭出ている一方、外の１１番が連対率５５％と高い。必ずしも外枠が不利というわけではない。

まとめ

前走１番人気に支持されていた馬はダイヤモンドハンズとブラストウェーブの２頭。前者は福永騎手が継続騎乗に対して、後者は川田騎手に乗り替わる。データ的には前者を上位にみたい。

前走で上がり３Ｆ・１位の馬は【８－４－５－４７】のデータがあり、東京デビューシャンドゥレールを次点に。同馬はデビュー戦で２人気だったのがマイナスなぐらい。

穴は単勝回収値の高い未勝利組から上がり１位を記録しているドゥーラを指名。すでに同コースを経験済みなので確実に差してくれそうなのと、１番人気の信頼度がイマイチなので頭で狙ってみるのも面白そう。