エリザベス女王杯 過去10年

優勝馬

日付馬名S性齢騎手斤量馬番馬場状態通過順人気
211114アカイイト牝4幸英明 56 16 13-13-0710
201115ラッキーライラック牝5ルメール 56 18 12-11-031
191110ラッキーライラック牝4スミヨン 56 2 08-08-083
181111リスグラシュー牝4モレイラ 56 12 09-10-093
171112モズカッチャン牝3M.デム 54 5 05-04-045
161113クイーンズリング牝4M.デム 56 3 09-09-073
151115マリアライト牝4蛯名正義 56 12 09-06-066
141116ラキシス牝4川田将雅 56 1 07-07-073
131110メイショウマンボ牝3武幸四郎 54 3 07-08-072
121111レインボーダリア牝5柴田善臣 56 15 11-11-097

秋の牝馬チャンピオンを決める一戦。
1995年までは3歳牝馬三冠の最終戦として京都2400メートルの距離で開催されていた。
1996年に秋華賞が新設されて、古馬牝馬に開放。それと同時に距離も2200メートルに短縮された。

春のヴィクトリアマイルが1600メートルに対して、2200メートルの中距離戦で行われるのが特徴で、コースも東京から京都に変わるため両レースを連覇どころか制覇した馬もいない。

昨年に引き続き、阪神・2200メートル(芝)で行われる。

人気別集計

人気 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
1番人気 1- 3- 2- 4/ 1010.0%40.0%60.0%3383
2番人気 1- 0- 1- 8/ 1010.0%10.0%20.0%3935
3番人気 4- 0- 2- 4/ 1040.0%40.0%60.0%230122
4番人気 0- 0- 1- 9/ 100.0%0.0%10.0%021
5番人気 1- 1- 2- 6/ 1010.0%20.0%40.0%77137
6番人気 1- 1- 1- 7/ 1010.0%20.0%30.0%152117
7番人気 1- 2- 0- 7/ 1010.0%30.0%30.0%230136
8番人気 0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%0.0%00
9番人気 0- 2- 1- 7/ 100.0%20.0%30.0%0201
10~人気 1- 1- 0- 81/ 831.2%2.4%2.4%7828

1番人気は1勝2着3回で連対率は40%。
勝利したのは20@ラッキーライラックのみで、GⅠレースで定量戦なのに驚くほど勝率は低い。
1番人気で敗れた馬の中にはヴィルシーナやラヴズオンリーユーなどGⅠを複数勝っているような名牝もいた。

2番人気も1勝のみと不振で2着が0回とさらに酷い。
データからは1・2番人気は頭では買いづらい。
3番人気が4勝と活躍。連対馬の16頭が7番人気以内で一応のラインとなっているが、昨年は10番人気のアカイイトが勝ったように穴馬の大駆けには注意を払いたい。

昨年、人気馬総崩れで三連単の配当が339万円と大波乱だった影響で、三連単の平均配当は39万円に跳ね上がった。

上位人気(想定)・・・スタニングローズ、ナミュール、デアリングタクト、ジェラルディーナ

年齢別集計

年齢 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
3歳 2- 4- 2- 27/ 355.7%17.1%22.9%3364
4歳 6- 3- 7- 50/ 669.1%13.6%24.2%156101
5歳 2- 2- 1- 48/ 533.8%7.5%9.4%4930
6歳 0- 1- 0- 14/ 150.0%6.7%6.7%022
7歳 0- 0- 0- 3/ 30.0%0.0%0.0%00
8歳 0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%0.0%00

毎年エリザベス女王杯は3歳馬が古馬と初めて対戦するケースが多く、レベルの見極めが馬券を買う上で重要なポイントになる。
3歳で勝利したのは17@モズカッチャン・13@メイショウマンボの2頭で、ラヴズオンリーユーのように上位人気に支持されながら惜敗するケースが多い。
6勝をあげている4歳馬が馬券の中心で、それに3歳と5歳が続くといった構図で、6歳以上は苦戦になっている。

4歳・・・アンドヴァラナウト、ジェラルディーナ

6歳以上・・・ローザノワール

前走レース名別集計

前走レース名 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
アイルラG2 3- 4- 1-16/2412.5%29.2%33.3%312147
秋華賞G1 2- 3- 1-22/287.1%17.9%21.4%4156
府中牝馬G2 2- 1- 2-26/316.5%9.7%16.1%9383
オールカG2 2- 1- 0- 9/1216.7%25.0%25.0%18353
札幌記念G2 1- 0- 1- 1/ 333.3%33.3%66.7%110100
鳴滝特別1000 0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%100.0%0530
新潟記念HG3 0- 0- 1- 2/ 30.0%0.0%33.3%0270
優駿牝馬G1 0- 0- 1- 1/ 20.0%0.0%50.0%070
宝塚記念G1 0- 0- 1- 2/ 30.0%0.0%33.3%080
ヴィクトG1 0- 0- 1- 0/ 10.0%0.0%100.0%0150
1000万下 0- 0- 1- 0/ 10.0%0.0%100.0%0360
京都大賞G2 0- 0- 0-13/130.0%0.0%0.0%00
新潟牝馬 0- 0- 0- 7/ 70.0%0.0%0.0%00

アイルランドTと府中牝馬Sは同じレース(府中牝馬Sに統一)。
昨年もアカイイトが府中牝馬Sから勝利。GⅡ昇格後は毎年のように好走馬が出るようになった。
秋華賞とオールカマー組が続く。
京都大賞典と新潟牝馬S経由で馬券になった馬はいない。

府中牝馬S・・・イズジョーノキセキ、アンドヴァラナウト、クリノプレミアム、アカイイト、ローザノワール

京都大賞典・新潟牝馬・・・ウインマイティ―、ホウオウエミーズ

前入線順位別集計

前入線順位 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
前走1着 2- 3- 3- 36/ 444.5%11.4%18.2%2261
前走2着 2- 3- 1- 18/ 248.3%20.8%25.0%4737
前走3着 3- 0- 3- 14/ 2015.0%15.0%30.0%8290
前走4着 1- 0- 0- 12/ 137.7%7.7%7.7%17629
前走5着 1- 2- 1- 9/ 137.7%23.1%30.8%116109
前走6~9着 1- 2- 2- 31/ 362.8%8.3%13.9%180103
前走10着~ 0- 0- 0- 23/ 230.0%0.0%0.0%00

前走1着から連勝したのは、16@クイーンズリングと13@メイショウマンボの2頭。
必ずしもダメというわけではないが、昨年のアカイトリノムスメも秋華賞1着から7着に敗れた。
スタニングローズとイズジョーノキセキにとっては嫌なデータ。
二桁着順の馬はさすがに厳しい。

二桁着順・・・アカイイト、ライラック、ローザノワール

生産者別集計

生産者 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
ノーザンファーム 5- 3- 8-45/618.2%13.1%26.2%5873
社台ファーム 1- 3- 0-23/273.7%14.8%14.8%2262
目黒牧場 1- 0- 1- 0/ 250.0%50.0%100.0%385205
高昭牧場 1- 0- 0- 4/ 520.0%20.0%20.0%7840
辻牧場 1- 0- 0- 3/ 425.0%25.0%25.0%1622295
大栄牧場 1- 0- 0- 1/ 250.0%50.0%50.0%1150190
小島牧場 0- 3- 0- 0/ 30.0%100.0%100.0%0510
白老ファーム 0- 1- 0- 8/ 90.0%11.1%11.1%072
ダーレー・ジャパン 0- 0- 1- 3/ 40.0%0.0%25.0%090
コスモヴューファーム 0- 0- 0- 5/ 50.0%0.0%0.0%00

ノーザンファーム生産馬が5勝。
毎年有力馬を多数送り込んでくるため回収値は高くないが、馬券になった馬のほとんどは当日6人気以内に支持されていた。

ノーザンファーム生産馬・・・スタニングローズ、ナミュール、アンドヴァラナウト、ルビーカサブランカ、テルツェット、ジェラルディーナ

1・2着馬のGⅠ実績

1着2着
21未出走秋華賞6着
20阪神JF・エリザベス女王杯・大阪杯、他秋華賞4着
19阪神JF1着、桜花賞2着エリザベス女王杯2着
18桜花賞2着・VM2着・阪神JF2着エリザベス女王杯2着
17オークス2着・秋華賞3着秋華賞6着

昨年の勝ち馬・アカイイトはGⅠ出走歴すらなかった。
それ以外はGⅠ出走歴あったものの、意外と勝てていない馬が多い。
過去5年だとGⅠ馬で連対したのは19・20年と連覇を達成したラッキーライラック。

脚質上り別集計

脚質上り 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
平地・逃げ 0- 2- 0- 8/ 100.0%20.0%20.0%090
平地・先行 2- 5- 1- 28/ 365.6%19.4%22.2%3088
平地・中団 8- 3- 8- 59/ 7810.3%14.1%24.4%16682
平地・後方 0- 0- 1- 46/ 470.0%0.0%2.1%07
平地・マクリ 0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%0.0%00

阪神・2200(芝)は宝塚記念が行われるコースでもある。
基本的には大阪杯などと同じように内の先行タイプが有利になるはずのだが、2年連続で外をまくった馬が勝利している。
逃げて馬券になったのは、3年連続で2着になったクロコスミア。同馬はデータクラッシャーとして有名だった。
差しタイプが8勝になっているように決め手のある馬を頭に選びたい。

差し・・・アカイイト、デアリングタクト、ナミュール、ピンハイ、他多数

馬番別集計

馬番 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
1番 0- 7- 4- 25/ 360.0%19.4%30.6%089
2番 3- 4- 4- 25/ 368.3%19.4%30.6%151103
3番 3- 7- 2- 25/ 378.1%27.0%32.4%3284
4番 9- 1- 0- 27/ 3724.3%27.0%27.0%8840
5番 3- 3- 2- 29/ 378.1%16.2%21.6%23681
6番 4- 1- 4- 28/ 3710.8%13.5%24.3%4430
7番 3- 2- 6- 25/ 368.3%13.9%30.6%370179
8番 2- 4- 2- 25/ 336.1%18.2%24.2%1260
9番 3- 0- 3- 22/ 2810.7%10.7%21.4%6841
10番 0- 3- 0- 21/ 240.0%12.5%12.5%053
11番 2- 1- 2- 19/ 248.3%12.5%20.8%28588
12番 0- 0- 2- 18/ 200.0%0.0%10.0%078
13番 0- 1- 3- 11/ 150.0%6.7%26.7%0101
14番 1- 3- 0- 8/ 128.3%33.3%33.3%127190
15番 1- 0- 1- 9/ 119.1%9.1%18.2%4831
16番 2- 0- 2- 6/ 1020.0%20.0%40.0%690205
17番 0- 0- 0- 9/ 90.0%0.0%0.0%00
18番 1- 0- 0- 6/ 714.3%14.3%14.3%4721

過去3年の、阪神・2200(芝)の馬番別成績。
スタートして500メートル近く距離があるため枠順はあまり関係ないように思われるが、実際には内枠の成績が良い。
と、書いたら2年連続でまさかの外枠の馬が勝利。
今年も阪神開催であることを考えると外枠が有利と考えを改めたい。

外枠・・・ウインマリリン、アカイイト、ライラック、テルツェット、ウインマイティ―、ジェラルディーナ

まとめ

秋華賞を勝利したスタニングローズが1番人気になりそう。
エリザベス女王杯はとにかく府中牝馬S組から買うのが正解。
中でも3着だったアンドヴァラナウトは4歳・ノーザンファーム生産馬とデータを見事にクリア。GⅠ未勝利馬であることも都合がいい。
キングカメハメハ産駒は【0-0-4-8】と勝てていないことが気がかりだが、京都ではなく阪神開催なのが良い方向に出るかもしれない。願わくば当日に440キロの馬体重はキープしていてほしい。

3歳からは秋華賞馬で2着だったナミュールをチョイス。スタニングローズと同馬は厩舎も生産もローテも同じでほとんど差はない。秋華賞馬がコロコロと負けている点から、無理に1番人気の馬を買う必要はないだろう。

穴は外枠に入った馬の中から札幌記念で3着だったウインマリリンが良さそう。札幌記念の1・2着馬は次走の天皇賞(秋)で2・4着と好走。
過去にはラッキーライラックが札幌記念を経由して勝利しているようにローテ的にも問題ない。
昨年の勝ち馬のアカイイトは前走10着というのがどうしても引っかかる。

推奨アンドヴァラナウト
減点ありナミュール
ウインマリリン

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