菊花賞 過去10年

優勝馬

日付馬名S性齢騎手斤量馬番馬場状態通過順人気
221023アスクビクターモア牡3田辺裕信 57 14 02-02-012
211024タイトルホルダー牡3横山武史 57 3 01-01-014
201025コントレイル牡3福永祐一 57 3 07-05-041
191020ワールドプレミア牡3武豊 57 5 06-08-063
181021フィエールマン牡3ルメール 57 12 07-05-067
171022キセキ牡3M.デム 57 13 14-12-071
161023サトノダイヤモンド牡3ルメール 57 3 08-09-051
151025キタサンブラック牡3北村宏司 57 4 05-10-085
141026トーホウジャッカル牡3酒井学 57 2 05-05-023
131020エピファネイア牡3福永祐一 57 3 03-02-021

牡馬三冠の最終戦。
京都(芝・外右)3000mで行われる長距離戦でスタミナが要求されるというのは昔の話で、馬場が高速化した現在ではいかに道中で折り合って体力を温存し、直線で瞬発力を発揮できるかが問われる。
昨年は2番人気のアスクビクターモアが先行で押し切ってタイトルを獲得した。

3年ぶりに京都競馬場で開催される。

人気

人気 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
1番人気 4- 0- 2- 4/ 1040.0%40.0%60.0%9584
2番人気 1- 2- 0- 7/ 1010.0%30.0%30.0%4149
3番人気 2- 1- 1- 6/ 1020.0%30.0%40.0%13498
4番人気 1- 2- 1- 6/ 1010.0%30.0%40.0%80124
5番人気 1- 1- 1- 7/ 1010.0%20.0%30.0%134102
6番人気 0- 0- 2- 8/ 100.0%0.0%20.0%091
7番人気 1- 1- 1- 7/ 1010.0%20.0%30.0%145126
8番人気 0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%10.0%039
9番人気 0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%10.0%050
10~人気 0- 1- 2- 87/ 900.0%1.1%3.3%027

1番人気は4勝2着0回。連対率は40%と信頼度はイマイチ。勝利した4頭中3頭はダービーで掲示板に載っていた。例外は17@キセキ。
2番人気は1勝。こちらも信頼度は高いとはいえない。
昨年のガイアフォースのように血統的にスタミナがありそうに思われながら期待に応えらないケースが散見される。

連対馬の15頭が5番人気以内になっていて、ここが一応のラインとなる。
二桁人気の馬で3頭が馬券圏内に入っているが、これは17年のどしゃ降りの極悪馬場の時に10番人気と13番人気の馬が2・3着に入ったことがあり、良馬場であればそこまでおかしな馬が突っ込んでくる例は少ない。

上位人気(想定)・・・ソールオリエンス、タスティエーラ、サトノグランツ、ドゥレッツァ、ハーツコンチェルト

前走レース

前走レース名 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
神戸新聞G2 6- 5- 4-51/669.1%16.7%22.7%3449
セントラG2 3- 3- 1-43/506.0%12.0%14.0%5151
ラジオNIHG3 1- 0- 0- 1/ 250.0%50.0%50.0%725225
札幌記念G2 0- 1- 0- 2/ 30.0%33.3%33.3%0166
小牧特別・2勝 0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%100.0%0350
阿賀野川1000 0- 0- 2- 0/ 20.0%0.0%100.0%0855
兵庫特H1000 0- 0- 1- 3/ 40.0%0.0%25.0%077
木曽川特・2勝 0- 0- 1- 0/ 10.0%0.0%100.0%0480
支笏湖特1000 0- 0- 1- 0/ 10.0%0.0%100.0%0520
新潟記念HG3 0- 0- 0- 3/ 30.0%0.0%0.0%00

連対馬の20頭中17頭が神戸新聞杯・セントライト記念に出走していた。
ラジオNIKKEI賞以来で勝利した18@フィエールマンは例外的な存在。
オークスからの直行組が強い秋華賞とちがい、ダービーから直行で菊花賞を勝った馬はいない。

神戸新聞杯・・・サトノグランツ、サヴォーナ、ファントムシーフ、ハーツコンチェルト、ショウナンバシット、マイネルラウレア、シーズンリッチ、ナイトインロンドン

セントライト記念・・・ソールオリエンス、ウインオーディン

日本ダービー直行・・・タスティエーラ

前入線順

前入線順位 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
前走1着 4- 1- 7- 46/ 586.9%8.6%20.7%3178
前走2着 3- 4- 2- 14/ 2313.0%30.4%39.1%10099
前走3着 2- 4- 0- 15/ 219.5%28.6%28.6%6383
前走4着 0- 0- 0- 11/ 110.0%0.0%0.0%00
前走5着 0- 0- 1- 14/ 150.0%0.0%6.7%028
前走6~9着 0- 1- 0- 31/ 320.0%3.1%3.1%024
前走10着~ 1- 0- 0- 19/ 205.0%5.0%5.0%4014

連対馬の18頭が前走で3着以内に入っていた。
例外は21@タイトルホルダーと17@クリンチャー(2着)のみ。
前者はセントライト記念で騎乗ミスをして、後者はぐちゃぐちゃの泥んこ馬場だった。
G1レースでもあり、特段の理由がなければ前走4着以下の馬は大幅な割引が必要。

前走4着以下・・・ハーツコンチェルト、ウインオーディン、ダノントルネード、シーズンリッチ、マイネルラウレア、ナイトインロンドン、ショウナンバシット、パスクオトマニカ

前走人気

前走人気 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
前走1人気 6- 1- 4- 29/ 4015.0%17.5%27.5%7977
前走2人気 1- 2- 4- 22/ 293.4%10.3%24.1%15107
前走3人気 1- 1- 1- 17/ 205.0%10.0%15.0%3225
前走4人気 0- 3- 0- 15/ 180.0%16.7%16.7%086
前走5人気 0- 1- 1- 11/ 130.0%7.7%15.4%041
前走6~9人 2- 2- 0- 36/ 405.0%10.0%10.0%5032
前走10人~ 0- 0- 0- 20/ 200.0%0.0%0.0%00

前走1番人気だった馬が6勝と活躍。
逆に前走で10人気以下で馬券になった馬はいない。

前走1番人気・・・ソールオリエンス、ハーツコンチェルト、ドゥレッツァ

前走二桁人気・・・ウインオーディン、サヴォーナ

前走3F上がり順位

前走脚質 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
3F 1位 4- 4- 3- 41/ 527.7%15.4%21.2%6267
3F 2位 4- 1- 4- 13/ 2218.2%22.7%40.9%41103
3F 3位 0- 2- 2- 16/ 200.0%10.0%20.0%064
3F ~5位 0- 2- 0- 25/ 270.0%7.4%7.4%018
3F 6位~ 2- 1- 1- 55/ 593.4%5.1%6.8%3643

冒頭にも書いたが近年の菊花賞はスタミナよりも瞬発力が求められる。
今年は京都コースに戻るのでこの傾向が復活する可能性が高い。
前走で速い上がりを記録していた馬を選びたい。

前走3F上がり1位・・・ドゥレッツァ

騎手

騎手 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
ルメール 5- 2- 3- 4/1435.7%50.0%71.4%190146
和田竜二 3- 5- 0-12/2015.0%40.0%40.0%174167
岩田望来 3- 0- 1-11/1520.0%20.0%26.7%11769
田辺裕信 2- 2- 0-10/1414.3%28.6%28.6%84117
福永祐一 2- 1- 1-10/1414.3%21.4%28.6%4581
岩田康誠 2- 1- 0- 9/1216.7%25.0%25.0%6342
西村淳也 2- 0- 0- 2/ 450.0%50.0%50.0%16782
川田将雅 1- 2- 3-10/166.3%18.8%37.5%1953
戸崎圭太 1- 1- 4- 8/147.1%14.3%42.9%15121
武豊 1- 1- 2-13/175.9%11.8%23.5%3868
北村友一 1- 1- 1- 5/ 812.5%25.0%37.5%47205
横山武史 1- 1- 0- 8/1010.0%20.0%20.0%8059
横山典弘 1- 0- 2- 9/128.3%8.3%25.0%115128
松山弘平 1- 0- 2- 9/128.3%8.3%25.0%1760
鮫島克駿 1- 0- 1- 8/1010.0%10.0%20.0%648159

過去5年の芝3000m以上のレースでの騎手別成績。
和田騎手の連対8回のうち5回はディープボンドによるものなので注意が必要。
川田騎手は3000m以上の重賞レースで【1-3-4-35】(唯一の勝利は10・菊花賞@ビッグウィーク)と、長距離戦は不得意という有名なデータがある。

ルメール騎手・・・ドゥレッツァ

川田騎手・・・サトノグランツ

脚質

脚質上り 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
平地・逃げ 1- 0- 1- 10/ 128.3%8.3%16.7%6650
平地・先行 4- 4- 4- 32/ 449.1%18.2%27.3%3192
平地・中団 5- 5- 4- 60/ 746.8%13.5%18.9%5564
平地・後方 0- 0- 1- 48/ 490.0%0.0%2.0%07
平地・マクリ 0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%100.0%0290

逃げ切ったのはタイトルホルダーのみ。同馬はその後に天皇賞(春)連覇した。
基本的に逃げ馬は不利で、先行・差しタイプが中心となる。

逃げ・・・リビアングラス

馬番

馬番 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
1番 0- 0- 0-10/100.0%0.0%0.0%00
2番 1- 0- 0- 9/1010.0%10.0%10.0%6928
3番 4- 0- 0- 6/1040.0%40.0%40.0%13064
4番 1- 3- 0- 6/1010.0%40.0%40.0%134170
5番 1- 0- 0- 9/1010.0%10.0%10.0%6518
6番 0- 0- 0-10/100.0%0.0%0.0%00
7番 0- 0- 1- 9/100.0%0.0%10.0%060
8番 0- 0- 0-10/100.0%0.0%0.0%00
9番 0- 2- 0- 8/100.0%20.0%20.0%051
10番 0- 0- 3- 7/100.0%0.0%30.0%0119
11番 0- 2- 1- 7/100.0%20.0%30.0%0115
12番 1- 0- 0- 9/1010.0%10.0%10.0%14545
13番 1- 0- 2- 7/1010.0%10.0%30.0%4576
14番 1- 2- 1- 6/1010.0%30.0%40.0%41195
15番 0- 0- 0-10/100.0%0.0%0.0%00
16番 0- 0- 0-10/100.0%0.0%0.0%00
17番 0- 0- 2- 8/100.0%0.0%20.0%049
18番 0- 1- 0- 9/100.0%10.0%10.0%021

阪神開催を含む馬番別成績。
京都(芝)3000mはスタートしてすぐに最初のコーナーがあり、内枠有利が定説。
ダッシュ力のある先行タイプなら外枠でも問題ないが、そうでないと外々を回されて距離ロスが大きくなる。

外枠・・・ファントムシーフ、ショウナンバシット、ドゥレッツァ

まとめ

上位人気になりそうな馬のうち、ハーツコンチェルトは前走着順、ドゥレッツァは大外枠が減点。
ドゥレッツァはルメール騎手で他のデータはクリアしていただけにかなり惜しい。
ダービー馬のタスティエーラは枠順などは問題ないものの、ダービー直行というのが引っかかる。能力で押し切る可能性はあるが、データからは強くは推せない。
残るのはソールオリエンス・サトノグランツ。
能力でいえば皐月賞馬のソールオリエンスだろうが、14番枠というのが若干気になる。あと昨年の同じキタサンブラック産駒のガイアフォースの例もある。走ってみたら3000mは長かったというパターンもありそう。
それよりは神戸新聞杯の勝ち馬で11番枠のサトノグランツを上位に見たい。
川田騎手は長距離戦が不得意だが、友道厩舎は過去5年の芝3000m以上のレースで【4-3-1-19】の好成績をあげている。

穴は札幌記念で2着だったトップナイフ。16年には9番人気だったレインボーラインが札幌記念3着から2着に入った。

推奨サトノグランツ
減点ありソールオリエンス
トップナイフ

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