共同通信杯 過去10年

優勝馬

日付馬名S性齢騎手斤量馬番馬場状態通過順人気
220213ダノンベルーガ牡3松山弘平 56 10 06-06-053
210214エフフォーリア牡3横山武史 56 7 02-04-034
200216ダーリントンホール牡3ルメール 56 6 04-04-033
190210ダノンキングリー牡3戸崎圭太 56 1 03-04-043
180211オウケンムーン牡3北村宏司 56 6 03-05-056
170212スワーヴリチャード牡3四位洋文 56 1 04-06-062
160214ディーマジェスティ牡3蛯名正義 56 4 07-08-076
150215リアルスティール牡3福永祐一 56 1 06-04-043
140224イスラボニータ牡3蛯名正義 57 7 04-03-041
130210メイケイペガスター牡3横山典弘 56 8 03-02-024

ダービーを目指す素質馬が東京コースを経験するために出走してくる。
皐月賞の有力なステップレースで、94年には朝日杯から連勝したナリタブライアンが三冠を達成。他にも90年のアイネスフウジンや01年のジャングルポケットなど、後のダービー馬だけでなくG1馬を多数輩出している超出世レース。

ただし、近年は共同通信杯の1着馬がダービーで人気になりながら勝ちきれないジンクスができつつある。
(ゴールドシップ・リアルスティール・エフフォーリア・ダノンベルーガなど)

人気別集計

人気 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
1番人気 1- 3- 1- 5/ 1010.0%40.0%50.0%2263
2番人気 1- 1- 3- 5/ 1010.0%20.0%50.0%3195
3番人気 4- 2- 1- 3/ 1040.0%60.0%70.0%202154
4番人気 2- 1- 2- 5/ 1020.0%30.0%50.0%124115
5番人気 0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%10.0%045
6番人気 2- 1- 0- 7/ 1020.0%30.0%30.0%362127
7番人気 0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%10.0%063
8番人気 0- 0- 1- 8/ 90.0%0.0%11.1%048
9番人気 0- 0- 1- 8/ 90.0%0.0%11.1%083
10~人気 0- 0- 1- 19/ 200.0%0.0%5.0%086

毎年のようにGⅠ馬を輩出しているレースでありながら1番人気の信頼度は思ったより低い。
これは2歳戦で活躍するような仕上がりの早いタイプが徐々に下降曲線を描くのに対して、クラシックを目標にする素質馬が上昇のカーブを描いて、この時期にクロスすることが理由として考えられる。
(もしくはダービーを勝つような馬はまだ完成途上)

勝負圏内は6番人気までで、2着まで広げても7番人気以内の馬になっている。それ以下の人気薄だと3着まで。
単勝を狙うなら3・4・6人気辺りが美味しい。

三連単の平均配当は88000円で、18年には6人気のオウケンムーンが勝利して、3着に10人気のエイムアンドエンドが入って56万円の高配当となった。

同じ週にクイーンカップがあるため牝馬が出走してくることはほとんどない。

上位人気(想定)・・・ダノンザタイガー、レイべリング、タスティエーラ、ファントムシーフ、タッチウッド

前走クラス別集計

前走クラス 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
新馬 2- 2- 2- 6/1216.7%33.3%50.0%83149
未勝利 0- 0- 0- 9/ 90.0%0.0%0.0%00
1勝 4- 2- 1-21/2814.3%21.4%25.0%10963
OPEN非L 1- 1- 0- 2/ 425.0%50.0%50.0%14090
OPEN(L) 0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%0.0%00
G3 2- 1- 7-24/345.9%8.8%29.4%15121
G2 1- 0- 0- 5/ 616.7%16.7%16.7%37695
G1 0- 4- 0- 6/100.0%40.0%40.0%089

目につくのは前走GⅠ組が勝てていないこと。この中には朝日杯の勝ち馬で1番人気に支持されていた19@アドマイヤマーズも含まれる。GⅠで好勝負をしていたとしても過信は禁物といえる。

昨年は新馬戦を勝利したばかりのダノンベルーガが1着になったが、その前は前走1勝クラスの馬が4連勝していた。

前走1勝クラス・・・コレペティトール、シーズンリッチ

前走GⅠ・・・レイべリング、ファントムシーフ、キョウエイブリッサ

前入線順位別集計

前入線順位 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
前走1着 6- 4- 4- 25/ 3915.4%25.6%35.9%9481
前走2着 1- 2- 0- 8/ 119.1%27.3%27.3%2854
前走3着 2- 1- 3- 4/ 1020.0%30.0%60.0%116120
前走4着 0- 1- 1- 4/ 60.0%16.7%33.3%0150
前走5着 0- 1- 0- 6/ 70.0%14.3%14.3%022
前走6~9着 0- 1- 1- 22/ 240.0%4.2%8.3%050
前走10着~ 0- 0- 1- 9/ 100.0%0.0%10.0%0172

連対馬の17頭は前走で3着以内だった。
大敗からの巻き返しがないわけではないが、軸馬は3着以内の馬から選びたい。

前走3着以内・・・レイべリング、ダノンザタイガー、コレペティトール、タッチウッド、タスティエーラ、ウインオーディン

前走平地距離別集計

前走平地距離 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
1600m 1- 4- 2- 20/ 273.7%18.5%25.9%1565
1800m 3- 4- 2- 13/ 2213.6%31.8%40.9%5195
2000m 6- 2- 6- 40/ 5411.1%14.8%25.9%108105

馬券になった30頭すべてが前走で1600~2000メートルの距離を使われていた。
連対率でいえば前走1800メートルが31%と高いが、単勝回収値でいえば前走2000メートル組が優位になっている。

前走1600メートルから勝利したのは19@ダノンキングリーのみ。
減点というわけではないが、人気に支持されながら取りこぼしが多いことを留意しておきたい。

面白いのは前走2000メートルで当日に1番人気に支持された4頭がすべて馬券圏外に沈んでいる

前走2000メートル・・・タッチウッド、ファントムシーフ、シュタールヴィント、シーズンリッチ、シルバースペード、ロードプレイヤー

生産者別集計

生産者 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
ノーザンファーム 5- 8- 6-21/4012.5%32.5%47.5%83105
白老ファーム 2- 0- 0- 6/ 825.0%25.0%25.0%9738
服部牧場 1- 0- 0- 1/ 250.0%50.0%50.0%1130285
三嶋牧場 1- 0- 0- 0/ 1100.0%100.0%100.0%420160
Canning Bloodstock 1- 0- 0- 0/ 1100.0%100.0%100.0%600310
瀬戸牧場 0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%100.0%0310
桜井牧場 0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%100.0%0460
追分ファーム 0- 0- 1- 3/ 40.0%0.0%25.0%0430
ビッグレッドファーム 0- 0- 1- 1/ 20.0%0.0%50.0%0375
辻牧場 0- 0- 1- 0/ 10.0%0.0%100.0%0270
ヴェルサイユファーム 0- 0- 1- 0/ 10.0%0.0%100.0%0440
社台ファーム 0- 0- 0- 8/ 80.0%0.0%0.0%00

もはや恒例だがノーザンファーム生産馬の成績が良い。
19年の勝ち馬のダノンキングリーは三島牧場の生産だがノーザンファーム天栄で調教を受けていた。
ダービーを目標とする同牧場にとって共同通信杯は戦略的レースになっているので必ず馬券に組み入れたい。

ノーザンファーム生産馬・・・ダノンザタイガー、タスティエーラ、シーズンリッチ

前走脚質別集計

前走脚質 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
3F 1位 8- 2- 3- 26/ 3920.5%25.6%33.3%12665
3F 2位 0- 3- 1- 10/ 140.0%21.4%28.6%083
3F 3位 0- 2- 2- 6/ 100.0%20.0%40.0%0106
3F ~5位 1- 1- 2- 9/ 137.7%15.4%30.8%1673
3F 6位~ 0- 2- 2- 24/ 280.0%7.1%14.3%0115

前走で上がり3F1位を計測した馬が8勝をあげている。
現在7年連続勝利中。

該当馬・・・タッチウッド、ロードプレイヤー、コレペティトール

脚質上り別集計

脚質上り 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
平地・逃げ 0- 2- 1- 9/ 120.0%16.7%25.0%084
平地・先行 6- 3- 6- 17/ 3218.8%28.1%46.9%96159
平地・中団 3- 5- 2- 22/ 329.4%25.0%31.3%6480
平地・後方 1- 0- 1- 29/ 313.2%3.2%6.5%7227
平地・マクリ 0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%0.0%00

東京・芝のDコースで開催されることに加えて、将来を考えて折り合い重視の馬が多く、毎年のようにスローペースの瞬発力勝負になる。そのため前に行ける馬が有利で、追い込み馬は不発に終わるケースが多い。21年のダービー馬シャフリヤールも上がり33.4秒の鬼脚を使いながら届かずに3着に敗れた。

先行脚質・・・タッチウッド、ファントムシーフ、タスティエーラ

馬番別集計

馬番 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
1番 3- 1- 0- 6/1030.0%40.0%40.0%13475
2番 0- 2- 0- 8/100.0%20.0%20.0%062
3番 0- 0- 0-10/100.0%0.0%0.0%00
4番 1- 1- 3- 5/1010.0%20.0%50.0%226327
5番 0- 1- 1- 8/100.0%10.0%20.0%029
6番 2- 0- 2- 6/1020.0%20.0%40.0%19697
7番 2- 1- 1- 6/1020.0%30.0%40.0%9081
8番 1- 2- 1- 5/ 911.1%33.3%44.4%62120
9番 0- 2- 0- 7/ 90.0%22.2%22.2%0120
10番 1- 0- 1- 6/ 812.5%12.5%25.0%4856
11番 0- 0- 1- 5/ 60.0%0.0%16.7%035
12番 0- 0- 0- 4/ 40.0%0.0%0.0%00
13番 0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%0.0%00
14番 0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%0.0%00

勝ち馬9頭が8番以内の馬番から出ている。
とくに1枠1番は連対率40%と高い。

1枠1番・・・ダノンザタイガー

まとめ

個人的にはPOG指名馬のダノンザタイガーを推奨馬にしたいところだが、前走で上がり2位だったというのが気になる。共同通信杯1着馬はダービーを勝てないデータからも、ここは2着ぐらいで通過してほしい。

推奨馬は昨年のダノンベルーガと似たようなローテーのタスティエーラ。
この馬も前走で上がり2位だったが、堀厩舎は共同通信杯で【1-3-1-1】の好成績でまさにデータに合致。

穴は、京都2歳Sで上がり3F・1位を記録したロードプレイヤーが良さそう。展開次第では逆転までありうる。

レイべリングについては2・3着ならあるかなといった評価。同馬まで入れると1~3人気のガチガチになるのでやめた。まだルメール騎手のファントムシーフのほうが脚質的にもチャンスがありそう。

推奨タスティエーラ
減点ありダノンザタイガー
ロードプレイヤー

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