桜花賞 過去10年

優勝馬

日付馬名S性齢騎手斤量馬番馬場状態通過順人気
220410スターズオンアース牝3川田将雅 55 8   10-097
210411ソダシ牝3吉田隼人 55 4   03-032
200412デアリングタクト牝3松山弘平 55 9   13-122
190407グランアレグリア牝3ルメール 55 8   03-012
180408アーモンドアイ牝3ルメール 55 13   15-162
170409レーヌミノル牝3池添謙一 55 10   04-048
160410ジュエラー牝3M.デム 55 13   16-173
150412レッツゴードンキ牝3岩田康誠 55 6   01-015
140413ハープスター牝3川田将雅 55 18   18-181
130407アユサン牝3C.デム 55 7   09-107

阪神競馬場(芝)1600mでおこなわれる、三歳牝馬クラシックの一冠目。
2400mのオークスよりもスピードの絶対値が求められ、繁殖牝馬としての価値が高まる。
例年、好メンバーが集まりやすく、数多くの名牝がここをステップに一流馬へと羽ばたいた。
昨年はスターズオンアースが直線で寄られる不利を跳ね返して栄冠を掴んだ。

人気別集計

人気 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
1番人気 1- 3- 1- 5/ 1010.0%40.0%50.0%1263
2番人気 4- 3- 0- 3/ 1040.0%70.0%70.0%151127
3番人気 1- 2- 2- 5/ 1010.0%30.0%50.0%50104
4番人気 0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%0.0%00
5番人気 1- 0- 1- 8/ 1010.0%10.0%20.0%10253
6番人気 0- 0- 2- 8/ 100.0%0.0%20.0%0121
7番人気 2- 2- 0- 6/ 1020.0%40.0%40.0%325183
8番人気 1- 0- 2- 7/ 1010.0%10.0%30.0%408158
9番人気 0- 0- 1- 9/ 100.0%0.0%10.0%073
10~人気 0- 0- 1- 87/ 880.0%0.0%1.1%021

1番人気で勝利したのは14@ハープスターのみ。
GⅠレースの中でもエリザベス女王杯と並んで1番人気の信頼度が低いレースになっている。
単勝1倍台の馬が5頭いて4頭が負けているので過信は禁物といえる。

一方、2番人気が4勝2着3回と逆転。この中にはデアリングタクト・アーモンドアイ・グランアレグリアらも含まれる。
3番人気も複勝率50%で1番人気とトントン。
4番人気がなぜかまったく馬券になれていない。
5~8人気が4勝をあげていて、データからは中穴狙いがオススメ。

三連単の平均は12万円。10番人気以下で馬券になったのは1頭のみと極端な人気薄は厳しい。

1番人気・・・リバティアイランド

前走レース名別集計

前走レース名 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
チューリG3 4- 4- 4-15/2714.8%29.6%44.4%127198
阪神ジュG1 1- 2- 0- 3/ 616.7%50.0%50.0%6073
フィリーG2 1- 0- 2-46/492.0%2.0%6.1%8334
クイーンG3 1- 0- 1-17/195.3%5.3%10.5%7629
エルフィ(L) 1- 0- 0- 2/ 333.3%33.3%33.3%14063
フューチG1 1- 0- 0- 1/ 250.0%50.0%50.0%17085
シンザンG3 1- 0- 0- 1/ 250.0%50.0%50.0%19570
チューリG2 0- 4- 2-15/210.0%19.0%28.6%084
フェアリG3 0- 0- 1- 4/ 50.0%0.0%20.0%070
フラワーG3 0- 0- 0- 8/ 80.0%0.0%0.0%00
すみれS 0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%0.0%00
アネモネ 0- 0- 0-15/150.0%0.0%0.0%00
アネモネ(L) 0- 0- 0- 7/ 70.0%0.0%0.0%00

GⅢ時代と別集計になっているが、同じコースで行われるチューリップ賞組が4勝2着8回と他の前哨戦を圧倒している。
ただし、近年は間隔を開けたステップが主流となり、GⅡ昇格後は勝てていない。

ソダシ・デアリングタクト・グランアレグリア・アーモンドアイと非トライアルレースの馬たちが連勝している点には注意したい。
とくに2歳GⅠの阪神JF組は連対率50%と活躍している。

フィリーズレビューから勝利したのは17@レーヌミノルのみ。昨年はスターズオンアースがクイーンCから勝利したがこちらもデータからは不振。
アネモネステークス・フラワーCは消し材料となる。

阪神JF・・・リバティアイランド、シンリョクカ、ラヴェル

チューリップ賞・・・モズメイメイ、コナコースト、ペリファーニア、キタウイング、ドゥーラ

アネモネS・・・トーセンローリエ、コンクシェル

フラワーC・・・エミュー

キャリア別集計

キャリア 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
2戦 1- 0- 0- 7/ 812.5%12.5%12.5%5223
3戦 3- 5- 2- 20/ 3010.0%26.7%33.3%41107
4戦 3- 3- 5- 34/ 456.7%13.3%24.4%5060
5戦 2- 2- 2- 39/ 454.4%8.9%13.3%5481
6戦 1- 0- 1- 25/ 273.7%3.7%7.4%15132
7戦 0- 0- 0- 16/ 160.0%0.0%0.0%00
8戦 0- 0- 0- 3/ 30.0%0.0%0.0%00

わずかキャリア2戦で勝利した20@デアリングタクト。この年はコロナの影響で無観客かつ極悪の不良馬場。過去37年さかのぼってもキャリア2戦で勝利したのは同馬だけなので、いかに例外的存在かわかる。
馬券になった馬の多くがキャリア3~5戦で、7戦を超えると消し材料となる。

キャリア3・4戦・・・リバティアイランド、ハーパー、モズメイメイ、コナコースト、シングザットソング、ラヴェル

前走人気別集計

前走人気 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
前走1人気 7- 4- 4- 25/ 4017.5%27.5%37.5%181106
前走2人気 1- 3- 1- 30/ 352.9%11.4%14.3%2929
前走3人気 1- 1- 1- 23/ 263.8%7.7%11.5%1629
前走4人気 0- 1- 2- 10/ 130.0%7.7%23.1%0109
前走5人気 1- 1- 1- 17/ 205.0%10.0%15.0%9068
前走6~9人 0- 0- 1- 27/ 280.0%0.0%3.6%066
前走10人~ 0- 0- 0- 16/ 160.0%0.0%0.0%00

勝ち馬の多くが前走で3人気以内に支持されていた。唯一の例外は13@アユサンで、同馬はレース前日に騎乗予定だった丸山騎手が落馬負傷でC・デムーロ騎手に急遽乗り替わっていた。
理想は前走1番人気の馬で、6番人気以下だった馬は消しとなる。

前走1番人気・・・リバティアイランド、ブトンドール、ドゥーラ、トーセンローリエ

6番人気以下・・・シンリョクカ、ハーパー、モズメイメイ、コンクシェル、コナコースト、ジューンオレンジ、ムーンプローブ

前入線順位別集計

前入線順位 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
前走1着 4- 3- 3- 50/ 606.7%11.7%16.7%2129
前走2着 3- 2- 3- 32/ 407.5%12.5%20.0%15077
前走3着 3- 2- 1- 16/ 2213.6%22.7%27.3%14365
前走4着 0- 0- 0- 7/ 70.0%0.0%0.0%00
前走5着 0- 1- 0- 6/ 70.0%14.3%14.3%031
前走6~9着 0- 1- 3- 21/ 250.0%4.0%16.0%0141
前走10着~ 0- 1- 0- 16/ 170.0%5.9%5.9%035

勝ち馬の10頭すべてが前走で3着以内だった。
単勝を狙う場合には、ぜひクリアしていてほしい。

前走3着以内・・・リバティアイランド、シンリョクカ、ハーパー、ドゥアイズ、シングザットソング、モズメイメイ、エミュー、トーセンローリエ、他

1・2着馬の阪神JF成績

1着2着
224人気・3着
211人気・1着2人気・2着
204人気・1着
19
182人気・1着
173人気・3着2人気・2着
16
152人気・2着
141人気・2着5人気・1着
134人気・7着

前年の阪神JFで3着以内だった馬の好走率が高い。19@グランアレグリアにしても、同条件の朝日杯に出走していたので、コース経験という意味でも好走していた馬を重視したい。

阪神JF3着以内・・・リバティアイランド、シンリョクカ、ドゥアイズ

馬体重別集計

馬体重 着別度数 勝率連対率複勝率単回値
400~419kg 0- 1- 1- 15/ 170.0%5.9%11.8%0
420~439kg 0- 3- 3- 32/ 380.0%7.9%15.8%0
440~459kg 0- 1- 1- 45/ 470.0%2.1%4.3%0
460~479kg 8- 2- 3- 39/ 5215.4%19.2%25.0%157
480~499kg 2- 3- 2- 11/ 1811.1%27.8%38.9%127
500~519kg 0- 0- 0- 5/ 50.0%0.0%0.0%0
520~539kg 0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%0.0%0

超高速馬場になるほど、スピード能力が求められて筋肉量の多い大型馬が有利となる。
先週の大阪杯も500キロを超える大型馬2頭(ジャックドール・ダノンザキッド)が1・3着だった。
近年の桜花賞もこの傾向が強く、勝ち馬はすべて460キロ以上になっている。
459キロ以下の馬は減点対象。

459キロ以下・・・ライトクオンタム、シンリョクカ、エミュー、ドゥアイズ、モズメイメイ、キタノウイング、シングザットソング、トーセンローリエ、ジューンオレンジ

調教師分類別集計

調教師分類 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
美浦 4- 1- 4- 55/ 646.3%7.8%14.1%6242
栗東 6- 9- 6- 93/1145.3%13.2%18.4%5769

最近は美浦所属馬も普通に勝てているが、過去10年で美浦所属のワンツーで決まったことはない。
若干だが栗東所属馬が連対率・複勝率で上回っている。

脚質上り別集計

脚質上り 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
平地・逃げ 1- 0- 1- 8/ 1010.0%10.0%20.0%10299
平地・先行 3- 3- 1- 31/ 387.9%15.8%18.4%12544
平地・中団 3- 3- 7- 66/ 793.8%7.6%16.5%4657
平地・後方 3- 4- 1- 43/ 515.9%13.7%15.7%1967

逃げて勝利したのは15@レッツゴードンキ。この年は1.36.0とかなり時計がかかっていた。
近年は開幕終盤になってもエアレーションなどの影響で上がりが速くなる傾向にあり、良馬場であれば先行馬がやや有利になっている。

先行・・・ドゥアイズ、ペリファーニア、ハーパー、シングザットソング、ペリファーニア、トーセンローリエ、他

馬番別集計

馬番 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
1番 0- 1- 2- 7/100.0%10.0%30.0%0126
2番 0- 0- 1- 8/ 90.0%0.0%11.1%038
3番 0- 0- 1- 8/ 90.0%0.0%11.1%081
4番 1- 0- 1- 8/1010.0%10.0%20.0%3634
5番 0- 0- 0-10/100.0%0.0%0.0%00
6番 1- 2- 0- 7/1010.0%30.0%30.0%10272
7番 1- 1- 0- 8/1010.0%20.0%20.0%180107
8番 2- 0- 0- 8/1020.0%20.0%20.0%17953
9番 1- 0- 2- 7/1010.0%10.0%30.0%42219
10番 1- 0- 2- 7/1010.0%10.0%30.0%408156
11番 0- 0- 0-10/100.0%0.0%0.0%00
12番 0- 2- 0- 8/100.0%20.0%20.0%043
13番 2- 0- 0- 8/1020.0%20.0%20.0%8938
14番 0- 1- 1- 8/100.0%10.0%20.0%031
15番 0- 0- 0-10/100.0%0.0%0.0%00
16番 0- 1- 0- 9/100.0%10.0%10.0%040
17番 0- 1- 0- 9/100.0%10.0%10.0%017
18番 1- 1- 0- 8/1010.0%20.0%20.0%1224

阪神・1600mは向かい正面からスタートして、ゆったりとしたカーブの外回りコースで行われる。
直線が450mほどありまんべんなく連対馬が出ている。
しいていうなら4~13の真ん中ぐらいから勝ち馬が出ている傾向がある。

4~13番・・・ドゥアイズ、ハーパー、モズメイメイ、コンクシェル、キタノウイング、コナコースト、エミュー、シンリョクカ、シングザットソング、ドゥーラ

まとめ

リバティアイランドは、血統面を含めあらゆるデータをクリア。
順当に推奨馬に、といいたいところだが、そう単純な話ではない。
桜花賞は上記のG1レース別1番人気の信頼度データでも書いてあるように、エリザベス女王杯と並んで1番人気がもっとも苦戦しているG1レースであり、同馬はおそらく単勝1倍台の圧倒的支持を集めると想定されるが、川田騎手は過去にG1レースで単勝1倍台が5回あって14@ハープスタ(桜花賞)の1勝のみになっている。
さらに3番枠は過去37年で【0-1-3-32】と勝てていないのもどうか。
(2番枠も37年で未勝利)

推奨馬はチューリップ賞2着のコナコースト。
同馬の減点材料は前走で6人気だったこと。当日の馬体重次第では460キロの条件をクリアする可能性がある。
根拠は薄いがそろそろチューリップ賞から勝ち馬が出てもいいような気がする。

穴はチューリップ賞で15着に敗れたドゥーラが良さそう。チューリップ賞で1番人気だった馬は【2-3-1-3】というデータがあり、同馬が該当する。

ライトクオンタムとシンリョクカはキャリア2戦と馬体重の項目で引っかかる。
とくにライトクオンタムは2番枠が未勝利なのにくわえて、前走レースの出走頭数が9頭以下の場合は未勝利のデータもあり、四重苦になっている。

ハーパーとドゥアイズについては大きな減点はないが、昨年スターズオンアースがクイーンC経由で勝利しており、2年連続はないような気がするのと、データが示す通りなんだかんだいって同コースのチューリップ賞組を上位に取った。

推奨コナコースト
減点ありリバティアイランド
ドゥーラ

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